- 274 本当にあった怖い名無し [sage] 2011/08/31(水) 06:12:53.10 ID:sYVUw26w0 Be:
- 上京して間もなくの頃、実家に帰ろうとしたら大雨になってバスが沈む夢を見た。
バスの窓にハコ乗りして、外を見て私はわーっと取り乱して叫んだ。
「○○○(地名)が沈んじょう!」
その年の夏、大きな台風が来て、実家から少し離れた場所は大きな水害にあった。
家屋が浸水したのは、夢で叫んだ場所だった。
大学生バイトの頃、職場に同い年の女の子がいた。沖縄生まれの、彫りの深い美人だった。
ある時、なんの前触れもなく彼女の夢を見た。
狭い風呂の洗い場に立って「足が濡れて、上がれないの」そう言って泣いていた。
それから間もなく、彼女が大宮のソープランドで働いていることが分かった。
また別のアルバイトで、とても仲良くしていた女の子がいた。福島の子で、おっとりした子可愛い子だった。
バイトが楽しくて楽しくてしようがない。そんな折、夢を見た。
巨大化した私が金魚すくいでもらうようなビニール袋を持っていて、中では彼女が大きなサメと一緒に泳いでいた。
その半月後、彼女はバイトをやめて大学もやめた。水族館のインストラクターになるといって、いわきに帰っていった。
サメと泳いでいた子と同じ職場の社員で、元水商売の姉さんがいた。
とっても気の良い人で、カラオケが上手な人だった。私は彼女がとても好きだった。
彼女は昔、同僚のミスで階段から転げ落ちて以来、日常生活でも杖を持ち歩いていた。
歩くには支障ないけれど、走ることも階段を昇り降りすることも困難だった。
ある時、夢に彼女を見た。どこかのキッチンのコンロから、青い火が上がっている。
その火はとてもいい匂いがして、火柱になっているのにちっとも怖くない。
私は隣にいた彼女に「痛いところは燃やしたらいいやん」と言った。
彼女は黙ったままスタスタと火に歩み寄ると、ガス台に登って火に脚をくべた。
それからすぐ、彼女は自動車事故に遭い、鈍くなっていた脚を失った。
今日見た夢で、脚を失った彼女がクマみたいな男性の肩に乗っかっていた。
そのお腹は大きくなっていて、彼女は幸せそうにまどろんでいた。
嬉しくて、泣きながら目が覚めて、興奮しながらこれを書いてる。
長文すまん。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。