- 521 本当にあった怖い名無し [] 2011/08/11(木) 17:18:02.36 ID:vYZAOs7T0 Be:
- 何年か前の夏も近い頃の話です
朝ふと目が覚めたのですがまだとても眠く、目を閉じたままベッドの上に寝転がっていました。
しかし、瞼越しに入ってくる日の光は明るくどうにも二度寝も出来ないでいました。
そんな時ふと違和感を感じました。
その直後の事です、「バサバサッ」と音を立てて身体に軽いシーツのような物が覆い被さるのを感じました。
そしてその後すぐ、足元の方から頭の方にかけて、シーツ越しに私を叩きながら通過していくのです。
感覚としては、小学生ぐらいの大きさの手が沢山、10位でしょうか。
その手には何か攻撃するような意思を感じたのですが、シーツがそれを優しく防いでくれていました。
手が通りすぎた後、完全に目を冷ましていた私は慌てて身を起こしたのですが、シーツも、私を叩いた存在もなにもありませんでした。
後にも先にも、たった一度の不思議な体験でした。
ちなみに時間は朝の四時頃、まだ太陽も上っていませんでした。