トンネル

656 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/12/26 08:38
1/2

トンネルで不思議なできごとに出遭った。そんな話をよく聞くのだが、実は私にもそんな経験があ
る。この時期になると思い出すのだ。ちょうど冬休みに入った日のこと。小六だった。

そのトンネルは高速道路の下をまっすぐ横切る細くて短いトンネルだった。左右一車線ずつ、片側
にしか歩行者用の区切りがない、そんなところだった。今はアスファルト舗装されているが、この
当時はまだ舗装もされていなかった。場所は伏せた方がいいと思うので書かないが、ある県の農村
部とだけ申し上げておく。とにかく田舎のトンネルだ。

その日私は友人宅に行くためにそのトンネルを通った。まだ午後の一時過ぎだった。子供の足でも
数十秒で通りぬけられるくらいの短いトンネル。むこう側の出口がトンネルの外からだって見える、
そんなトンネルに入った途端だった。目の前が急に真っ暗になった。見えるはずの向こう側が見え
ない。なにが起きたのかわからなかったが、とにかくおかしいぞ、と思った。それでとにかく一度
外に出ようとふりむいたら、そこにはあるはずがない壁が。ちょうどトンネルの横壁と同じような
コンクリートの壁があった。入ったばかりの入り口が壁で全部塞がっていた。

怖くなり外に出ようとトンネルの反対側出口に向かって走ったが、いくら走っても外に出なかった。
先にも書いたがそもそも出口が見えない。いつもなら、あっという間に出られるはずなのに。そこ
でもう一度反対にもどると、やはり壁に突き当たって出られなかった。ちょうどながーい袋小路に
押し込められたような感じだった。

657 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/12/26 08:40
2/2

当然パニックを起こして「うわー」とか「おおー」とか叫んでいたと思う。壁も叩いたり蹴ったり
した。しかし壁に変化などあろうはずもなかった。しかたなくもう一度向こうに出ようと歩き始め
た。依然として出口は見えないままだったが、しばらくして妙な音がしているのに気づいた。横壁
の向こうから車の走る音がしていた。普通に道路を歩いている時にしている車の音。舗装していな
い道を走るジャリジャリという音。

そのときにわかった。「壁の向こう側にほんとのトンネルがあるんだ」って。じゃあ今いるここは、
と考えても答えは出なかった(というよりもいまだに答えが出ない)が、とにかくここはあのトン
ネルではない、それだけは確かのようだった。そこで横壁をさわりながら前に進んでいった。横壁
のどこかからトンネルに帰るのではないかと思ったのだ。聞こえるからにはつながっているところ
がある、と思うしかなかった。

ちょうどパントマイムでよくやってる「壁」って奴。あれのような恰好で壁を触りながら進んでい
ったら、突然、ほんとうに突然明るいところに出た。あたりを見ると20mくらいうしろにトンネ
ルの入り口が見えた。道端に立っていた。いつもの見慣れた場所。「こちら」に戻ってきたらしかっ
た。戻ることのできた理由はわからない。このあと急いで友人宅へ行き、これこれこうだ、と説明
したのだが、当然信じてもらえなかった。無理やりトンネルまで連れてきたが変わったところはな
く、「うそばっかりいってるんじゃない」と言いながらトンネルに入っていった友人も、なんのこと
もなくトンネルを通りぬけてまた普通に戻ってきた。

話はこれだけですが、ひとつだけ今でもどうなっただろう、と思うことがある。あの時私はひとつし
かない歩行者用の区切りに沿って中に入り、そのあともこの区切りの中で奥にいったり、戻ったり
壁を触ったりしていた。もし、あそこで区切りの向こう側、つまり奥に向かってではなく車道に
むかって横にずっと歩いていたら、むこうはどうなっていたのか、それがわからないのだ。壁があ
ったのか空間が続いていたのか。

田んぼにて

213 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/11/15 09:11
昔のことなんですけど変な体験しました
15年位前の小学校の夏休みのことです
私と友達とで夏休みの宿題のだめ昆虫採集してたんです
私の家のすぐそばが田んぼだったのでそこでトンボとかバッタを取ってたんですよ
ずっと虫取りに夢中になってたので気づかなかったのですが友達がボーッと立ってるんですよ
どうしたのかと思い近寄ってみると何かを見つめてるようだったんですよ
私もその方向見ましたが田んぼ以外何もありませんでした
気を取り直して虫取りを始めようと思ったんですが友達がおかしいんですよ
なんだかボーッっとして気の抜けた感じでした
夏休みの間中そんな感じだったと思います

この前その友達と飲んだときその事を思い出して聞いてみたんですよ
友達が言うには
「農作業してた人の体が急に伸びたり縮んだ。その後は覚えてない」
とのことです

これって心霊現象なんですかね?

壁男

137 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/11/10 11:06
仕事が終わってアパートに帰ってみると、居間の壁から毛が生えていた。
床から2mくらいの高さの壁面、掛け時計の横に黒い毛の束。
真ん中にはつむじのようなものがあって、まるでカツラを貼り付けたように見える。
定規でかき分けてみると、毛はやはり壁から生えているようだった。
軽く引っ張ってみたが、抜ける気配はない。とりあえずシャワーを浴びるため浴室へ。

居間に戻ると、さっきより毛の束が盛り上がっているように見えた。
近づいてみると、毛の根元に頭皮が確認できた。僅かに生え際のようなものも見える。
どうやら、壁から頭が生えてきているようだ。
テレビでも見て気を紛らわそうと思ったが、やはり気になってしょうがない。
やがて、額から眉毛、目、耳、鼻が壁を抜けて姿を見せはじめた。
顔の上半分の風貌からは30~40代の男という印象を受ける。
と、そこで一つの疑問が浮かんだ。
壁を挟んだ隣の部屋はどうなっているのだろう?隣人は確か学生っぽい男だ。
早速隣のドアを叩いた。返事はない。どうやら留守のようだ。

部屋に戻ってテレビを見ながらビールを飲んだ。壁からは男が生え続けている。
寝る頃には腰の辺りまで見えていた。床と水平の角度を保ち、壁から突きだしている。
身動き一つしないので、剥製のように見えた。そういえば、ここまでのところ裸だ。
これから先の光景は、予想するだにあまり愉快なものではなさそうなので、
キッチンで寝ることにした。布団にもぐりこんでも、気になってなかなか眠れなかった。
夜中に一度だけ引き戸を開けて覗いてみると、全裸の男が直立不動で空中に浮かんでいた。

朝になって居間へ入ると、反対側の壁から男の下半身だけが生えていた。
なぜか、完全勃起したチンコが壁に引っかかって斜め後ろを向いていた。
それが気になって見守るうちに、チンコはどんどん水平に近づいたかと思うと、
突然、ぷるんっという風にスイングして壁を突き抜けた。
妙におかしかったのだが、ずっと見守っていたせいで会社に遅刻してしまった。

手裏剣

900 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/10/25 18:31
子供の時夕立で雷が落ちたあと
学校の校庭の銀杏の木に必ず銀色の手裏剣が刺さっていた。
これが雷なんだとずっと信じてた。
あれはいったいなんだったんだろう。

夕焼け

856 名前:1/2投稿日:03/10/24 06:02
受験生の頃のお話。

高校生の時、私の学校からは「政治経済」で大学を受験する人が
いなくて、政治経済の先生とマンツーマンで勉強していた。
その頃私は、放課後に志望大学の過去問のテキストを持って、
先生へ質問に行くのが日課になっていた。

ある日、たまたま同じ準備室にいた日本史と世界史の先生が不在で
二人きりになった。
丁度このくらいの季節で、日が沈む前の夕焼けがすごい色をして
室内を照らしていた。

「──あれ?」

私は、不思議な事に気付いた。
普通、放課後でも部活動をやっている人が必ずいるはずで
ブラスバンドも毎日演奏しているはずなのに、
私達のいる部屋は無音だった。

それも数分なら分かるが、たっぷり30分は誰も廊下を歩かない(走らない)。
誰の声もしない。何の音楽も聞こえない。
私は変だと思い、ちょっと外を見てこようと思ったが、先生に教えてもらっている
最中に席を立つのもどうかと思い遠慮していた。
が、先生も変だと思ったのか外を気にしている様子だ。




857 名前:2/2投稿日:03/10/24 06:02

「先生…何か変じゃありませんか?」
「ん…そうだな」
「ちょっと私、見てきます」

ようやく私は立ち上がり、そろそろと部屋の引き戸を開けた。

──瞬間、うわんッと音が戻ってきた。

「えっ!?」

びっくりした私は、廊下を歩いていた生徒に変な顔をされた。
振り返って先生と目を合わせると、先生も驚いていた。

この部屋は、ただの社会科準備室で防音も何もしていないし、
何故?と思った。
でも結局先生も私も理由は分からずじまいだった。

ただ、あの日の異様な夕焼けだけが印象に残っている。
そして、これは全く関係無いが、先生と私は今月結婚式を挙げた。

ダッシュ

838 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/10/23 12:44
たいした話じゃないかもしれないけど、一応書きます。

中学生の頃、文化祭かなんかの準備で学校の教室に残っていた放課後のこと

自分の作業も一段落したので、息抜きしようと1人で教室(2階だった)を出て廊下へ。
何気なく階段を降りて1階へ行くと、そんなに遅い時間でもないのになぜか誰もいない(というか、いないことをなぜか確信してた)
その時になんとなく「今ここを走ったらすごく早く走れる気がする」と、どういうわけか急に思ったので、
廊下の端から端まで(結構長くて50メートルぐらいあった)思いっきりダッシュしたら、自分でも思った以上のスピードが出た
元々、足は遅いわけでもなく比較的速い方だったが、たぶん普通にダッシュする時の2倍以上の速さを感じた
まぁ基本的に廊下は走っちゃいけないし、誰も目撃者はいなかったけど、なぜかその廊下に違和感があったのを記憶している。
その後、普通に階段を昇り、自分の教室へ。再び作業に戻りました。

しかしそれ以降、同じ場所や他の場所でダッシュを試みてもそんなスピード感は得られず……
体育の授業などでタイムを計っても、いたって普通のタイムでした。

あれは何だったんだろう?
なんとなくあの日、あの時の廊下は異空間だったのではないかと勝手に思ってます。
ただの自己暗示かもしれないけどね。
長文スマソ

歴史の授業

429 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/09/27 03:04
高校の日本史の授業中での謎な話。
その日、私は歴史の授業がたるくって、ネムネム状態だった。
でもノート取らなきゃこの先生すぐ黒板消すしなーと思って、眠気と戦っていた。
そして、ハッと気づくと何秒間か寝ていたらしい事に気づいた。
ノートには、あのうつうつしてる時特有のへろへろ文字が。
で、やっべー寝てたとか思って、ノートの続きを取ろうとしたら、ノートを見て驚いた。
黒板に書かれてる内容と全く違う。
詳しくは覚えてないんだけど、戦国時代の辺りで、教科書に載ってるのと全く違う
歴史が自分のノートに書かれてた。もう1つの歴史、って感じで。
勿論寝てたので手が勝手に字を書くワケないし、そういう夢も見ていなかった。
その内容がなんか、あまりにも気味が悪かったので即行消した。

事実はそうではない。今の時代には少し違って伝わっている・・・云々って感じの。
今思えば、そのまま残しておけばよかったと思う。笑い話の種にはなったろう。


460 名前:429投稿日:03/09/29 05:04
>>452>>458
なんせ10年も前の話なんで本当にうろ覚えで申し訳ないんですけど。
確か、徳川家康か豊臣秀吉辺りの授業だったと思います。

○○(誰か不明)の策により失脚した××(これも忘れた)だが、実際は△△(これも以下略)によるものであった。
だがこれは公にはされておらず、後世の今の世には××の策という、風評を信じられたものになっている。
この事件により人知れずこの世を去っていった者、都を追われた者も少なくない。
この細かな違いが今の世に影響を及ぼしているかは定かではないが、また少し違った歴史になっていたことは確かであろう。

てな感じだったと思います。ほんっとにうろ覚えなんですすいません・・・。
歴史弱いのもあって昔の人の名前とか弱いんです・・・。でも、戦国時代の辺りだっていうのは自信があります。

「人間」

346 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/09/23 16:28
だいぶ前の出来事です。
友達に借りたテープに録音されていたラジオ番組を聞き終わり、いちいち停止ボタン押すの面倒だからと、
テープが再生し終わって停止するまで放っておこうと思ったんです。
しばらく無音だったんですが、突然波が打ち寄せる音と共に、抑揚のない男の人の声で


「海に浮かんでいるものでしりとりをしてみよう」


と言う声が聞こえてきました。
僕が
「?」
と思っていると、小さな女の子の声で



「人間」



とつぶやくのが聞こえたと思った瞬間、
バチーン!
と停止ボタンが跳ね上がりました。
あの時ほどビビったことは無かったですよ、って不思議なことを話すつもりが恐怖体験話してますね、僕(汗)。
まあ、これが僕が生きてきた中で一番不思議でビビった出来事です。
ちなみにテープは、この時伸びてしまって二度と聞けなくなりました。
このこと友達に話すと
「借りたテープ駄目にした言い訳だろ」
って言われますがマジ体験なんですよねぇ・・・。

地下1000階

61 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/09/08 17:43
幼稚園の頃の夢で、自分の住んでいるマンションのエレベーターに兄と乗った。
自分が住んでいるのは7階。しかし一向に着く気配がない。不思議に思った自分は
兄に「何でまだ着けへんねやろ?」と聞いた。すると、たった4歳しか離れていない
兄が子供とは思えないような低い声で、私の方を一切見ず「1000階やからまだ着けへん
に決まってるやろ」と言った。

と、ここまでだとただの変な夢で終わるんだけど、そのあとがどうも不可解だった。

気持ち悪い夢見た~と思いつつ、家族で朝食を食べていると兄が突然「変な夢見た」と。
夢の内容はというと、兄は父と自分の住んでいるマンションのエレベータに乗った。
自分が住んでいるのは7階。7階から乗ったはずなのになかなか1階に着かない。
不思議に思った兄は父に「何でまだ着けへんねやろ?」と聞いた。すると、父は
異常に低い声で「地下1000階に行ってんねんからまだ着けへんに決まってるやろ」
と言った。兄は降りるにつれ徐々にエレベーター内が熱くなるのを感じたらしい。

同じ日に、妙にそっくりな夢を見たのがどうも不可解。たまに思い出しては兄と
一体何やったんやろ~と不思議がってます。

洞穴

49 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/09/08 10:17
こゆのもいいだすかね?

小学校低学年の頃、近所の裏山に友達10人くらいで遊びにいったのね
防空壕とか洞穴とかがあって、探検♪って感じで

んで懐中電灯とかもって洞穴に探検に入ったんだども、
恐がりな奴が一人入らなかったの

で、そいつを無理矢理連れてったんだども、中で泣き叫ぶのね

しょうがないから一旦外に出て、そいつを入り口で待たせて、オラ達は
もう少し探検しちょったんね

10分くらいかな、みんなで出てきたら、そいつの姿が無いの

あれぇ?帰っちゃったのかなぁ?って思って、そいつの家にいったの
そしたらそいつの家、空家になってた

今考えると、引っ越ししたにしても時間的に辻褄合わなくて変だし、
翌日学校行っても、そいつの存在は無くなってるし・・・

でも小さい頃はそういう不条理も、そんなモンかって受け入れてたけど・・・

変だよね?
探検に行った10人みんな今でも覚えてる出来事

6つの建物

802 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/08/28 05:05
小学生の頃なんだけど。漏れの家の斜め後ろの山が古くからある墓地なんだけど、
日当たりがよくって、公園みたいな感覚でたまに行って遊んでたんだけど、
そこに社っていうのか祠っていうのかわからないけど神社みたいな様式の小さな
建物があるんだよ。そこは墓地の外れで、木が茂っていてそこは山の中って感じの
所だったんだけど、ある日初めてそこから奥へ続く獣道みたいな道を通ってみたんだ。
倒れた木とかをまたいで10Mぐらい上ったら、また同じような建物があった。
おお、2つあったんだ!なんて思いながらその建物を一周して、また奥へ続く道を進むと、
今度は木とかも倒れてなくて進みやすい道で、また同じような建物があった。
おおお!3つだったのか!!なんてのを繰り返し続け、それぞれ、古びていたり、新し目だったり
日当たりよかったり悪かったりって建物が計6つもあった。
すごく満足した漏れは6つめの建物の裏から隣の町内の友達の家が見えたので山を降り、
自慢しようと思って(今思えば何のじまんだったのか?)友達を呼びつけ同じ道を
最初に進んだ墓地側から進んだ。しかし建物は1つしかなくて、木の倒れた奥へ進む道を
進むと6つめのはずの友達の家の見える場所だった。
久しぶりに実家に帰って、昔の絵日記みてたら思い出した。丁度20数年前の今日の
出来事だったのにもびっくりした。
長文スマソ

小さい人

519 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/08/20 02:32
こんなスレがあったんですねー。エニグマかぁー。
結構あるんですエニグマな話。
ひとつめ

私の甥っ子(男、3歳)の周りにはいつも「小さな人」が3~4人いるらしい。
大きさは教えてもらったら20cmくらいで甥の周りを何するでなくブラブラしてるとの事。
最近は両親(甥っ子の)に怒られるのでなるべく会話はしていない(両親からみると甥が1人で地面と話してる様に見える)。
母親と買い物等で外に行くと、自分の周りの「小さな人」以外にも結構いるらしい。
最近ではこの話は私にしかしないと言うので理由を聞くと、私は「小さい人」に優しいとの事。
「小さい人」がいると踏み付けないようによけるし、ましてや「小さい人」の上に座る事がないと言う。
当然私にはその「小さい人」は見えていません。なんなんだろう?歩いていて急に大股になったり(小ジャンプとか)、座ろうとして少し無意識にづれたり・・・。確かにある、そういう事。

甥っ子が喋るようになったのは、1歳半ぐらい。その頃は「チーチー」、少しして「チーちゃん」
そして今は「チーちゃい人」(ずーと見えてる)。早く甥っ子が幼稚園ぐらいになってもっと話せるようになる日が待ち遠しい。今よりもっと詳しく「小さい人」の話が聞ける日が来る。
それまでエニグマがあれば、又、追加情報入れます。

他にも色々エニグマあるんで又来ます。長い文章で失礼。

アイヤーホイヤー

439 名前:433投稿日:03/08/18 01:28
ついでにもう一つ思い出した不思議な話を。

中学生の頃、良く家に遊びに来てた友達(石田)という奴の口癖が、
「アイヤー!ホイヤー!」だったんだけど(w

ある日いつもの如くそいつが家に遊びに来てたわけ。アイヤーホイヤー言いながら(笑)
そしたら、俺のベッドの上に何故かすっげぇ古くさいボロボロな本があったのよ。

「なんだこりゃ?」と言って二人で読んでたら、その本どこかで昔亡くなったじいさんの
自叙伝みたいな奴で、古ーい丸メガネかけた痩せたじいさんの写真とか載ってたわけ。

んで、「なんでこんな本があるんだ?」とかそいつと言いながら興味深げに読んでいくと
その故人を偲ぶ知人の文章に、

「故人は、生前アイヤーホイヤーというのが口癖だった」

と書いてあったわけ。

勿論、そいつの顔色は瞬間的に青くなりますた(笑)

その後しばらくその本は俺の部屋に置いてたんだけど、親に聞いても「知らん」と言うし、
友達もビビリまくってるし、家の前のドブ川に投げ捨てたんだけど、未だになんだかなぁ
とか思っている不思議な話どした。

遊具

225 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/08/13 03:24
このスレ見てたらふと思い出したから俺も一つだけ

オレが消防のときの話。
当時オレは校庭のとある遊具がお気に入りだった。
(仲間内では台風と呼んでた。棒が一本立ってて先端にでっかいわっかがついてる。
んでその輪っかに紐がたくさん並んで垂れ下がっててそれにぶら下がって回って遊ぶ奴)
休み時間ごとにそれに競ってぶら下がってたけど、その遊具がたまに消えてたりするんだよな。
さっきの休み時間にはあったのに今は無いぞ、みたいな。逆もあったりして。
けどまぁ小学生だし「ま、いっか」的なノリで他ので遊んでたけど。
今考えると「いやよくないだろ」って感じだけど。
あれがオレの唯一の不思議体験かも。

B子

72 名前:体験談1投稿日:03/08/09 01:39
2年ほど前に大学の友人達(A子、B子、私)で学校から家へと帰った時の話。
A子とB子は仲が良くていつも一緒なんだけど、
私も含めた三人で一緒に帰る機会はあんまりないから
楽しくてハイテンションになってずっとしゃべりながら歩いてた。
A子はよく普段からしゃべる子で明るい子なんだけど
B子は明るいけど積極的にしゃべる方ではなくて、いつもは話を聞いて
うなずいて笑っている方が多い子で。
この日も私とA子の会話にうなずいて笑っていた。

季節は大体この時期の頃で、話の流れは自然と怖い話になっていった。
A子は普段から霊感がある子で、それぞれのリアルな体験談で笑って盛り上がってた。
すると、あんまりしゃべらないB子がふいに
「私、目の前でトラックにはねられた子供を見たことあるよ」
と、嬉しそうな顔をして話しはじめた。
「えー、めっちゃこわい!」「まじで~」
などと私とA子は盛り上がってその話に食いついた。

73 名前:体験談2投稿日:03/08/09 01:44
「自転車で車道のわきを走ってたら目の前に自転車に乗った子供がいてね、
なんとなく見てたんだけど、次の瞬間、後ろからものすごい勢いでトラックが
走ってきて、子供が巻き込まれて、首が飛んだの」
そんな話をB子は楽しそうにしゃべった。

「それは怖い、まじで~」
「初めて聞いたよ、そんなB子の話」
A子とB子は高校からの大の仲良しだけど、この時初めて聞いたB子の
凄い体験談にA子は多少戸惑っていた。
B子は「ねえ、その首が自分の自転車のかごにはいったら、めっちゃ怖い!」
などと冗談を言ったりして、私達は更に盛り上がり、
その後はいつもどうり、駅で別れて帰った。

翌日、学校前でA子とB子に出会って、私がすさかず
「昨日のB子の話が一番びっくりした~」
と言うと、B子はきょとんとして何のことかさっぱり分からないという顔をした。
私とA子が一生懸命昨日のことを説明しても分からないというばっかりで。

B子は
「そんな体験なんてしたことないよ、
っていうか昨日一緒に帰ってないでしょ?」

と言った。
嘘にしては、未だにそれを真剣に否定しつづけてる。
霊感が強いA子は、それからその話題に触れたがらない。


当時のことを一生懸命思い出してまとめてみました。
不思議でしょうがない。

650 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/08/01 02:19
>>624
読んでたらなんか似た様な話を知り合いから聞いたのを思い出した。
知り合いのお兄さんの話。
ある日駅のホームで櫛を拾い、何気なくポッケにしまった。
そのまま電車に乗り込み、次の駅に止まった時目に入ったのはお葬式帰りらしき
喪服の人の団体。
次の駅に止まる。再び喪服の団体を目にする。
次の駅に止まる。またしても喪服の団体に遭遇。
3駅連続して喪服の集団を目にし、何かあるんじゃと思い
お兄さんは次の駅で降り、拾った櫛を駅のゴミ箱に捨てた。
その時乗ってた電車は準急で、各駅区間は離れてるだけに偶然にしても
かなり気味が悪かったと。
お兄さんは何故見ず知らずの人の櫛など拾ってしまったのか…
お兄さん自身にもよく判らないのだそうで。

櫛=苦死 で縁起悪いってよく言うし、忌み物ってやつを
『魔』が差したか何かでつい拾っちゃったのかな。

近所の深い森

576 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/30 15:21
俺がまだガキの頃、家の近所には深い森があった。
森の入り口付近は畑と墓場が点在する場所で、
畦道の脇にクヌギやクリの木に混じって
卒塔婆や苔むした無縁仏が乱雑に並んでいた。
その墓石の行列が途切れると、木々の間に森への入り口が
まるで洞窟の様にしてポッカリと口を開けているのである。
小学校4年の夏休みも終わりに近付いた頃の話である。

その夏休みの間、俺は友人三人と毎日の様に
墓場を通りぬけ、森に分け入っては
カブトムシ採捕りと探検に明け暮れていた。
危険な場所であるから入ってはイケナイと
学校からも家族からも注意されてはいたが、
そんなものは溢れる好奇心に対する
何の抑止力にもなりはしなかったのである。

577 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/30 15:22
その日。八月にしては異様に涼しい日だった事を覚えている。
森の手近な所を探検し尽くした俺達は、
誰が言い出したのか、今まで入った事のない、
山端へと続く森の最深部へ行こうという事になった。
生い茂る草を薙ぎ倒しながら、道無き道を突進した俺達は
やがて不思議な感じのする場所に出た。

そこは25Mプール程の広場で、
周りには巨木が何本も聳えていた。
巨木は競うように枝葉を伸ばし、
辺りは八月の昼間にもかかわらずやけに薄暗い。
天を覆い尽くすかの如く広がった葉の隙間の
僅かに覗いた青い空から、木漏れ日が落ちていた。
その木漏れ日が落ちる広場の地面は、
道も無い様な森の中だと言うのに、
まるで掃き清められた様に綺麗で、
雑草一本生えてはいない。

578 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/30 15:24
俺達は言い知れぬ恐怖を感じ、
誰からともなく帰ろうと言い出した。 その時である。

今まで狂った様に鳴いていた蝉の声が突然止み、
世界から全ての音が消えた。
続いて視界から色彩が完全に失われ、
まるでモノクロームの映画を見ている様な状態になったのである。
慌てて友人の方を向くと、
彼らも呆然と立ち尽くしている。
後で聞いた話だが、彼らも俺と同じ様に音と色とが
完全に失われた状態であったらしい。

俺は焦りに焦った。
不安と恐怖でオカシクなりそうだった。
逃げよう。
そう考えたのは、暫く呆けた後だったと思うが、
いざそう考えると、今度は体が全く動かないのである。
足が二本の杭になって地面に突き刺さったかの様だった。

579 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/30 15:24
絶望に打ちのめされながらも、
なんとか体を動かそうともがいていると、
ふと、何かキラッ光るものが視界に入った。
金色に光る雪のような物が辺りを舞っていたのである。
色彩の失われた世界の中で、
その雪だけがキラキラと光っている。
そしてその雪の中をライオン程の大きさをした金色の狐が、
木々の間から姿を現し、こちらに向かって来たのである。
狐は悠然とした足取りで広場を横切り、
俺達に気を留める様子もなく、また巨木の間の闇へと消えた。
その間僅か一分程の出来事だったと思うが、
俺には異様に長く感じられる一分だった。

狐が消えてしまうと、まるで何事も無かったかの様に
蝉が再び鳴き始め、視界にも鮮やかな晩夏の色が蘇った。
俺達はわけのわからない叫び声を揚げながら走り出した。

ススキや棘で体中傷だらけになりながら森を抜け出した時、
漸く俺達は助かったと思った。

580 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/30 15:25
に辿りついた後、体験した出来事を祖父に話すと、
祖父は
「それは山の神さんや」
と言い。そのあと少し怖い顔で、
「もう二度と行くな」
と続けた。
祖父のイイツケを頑なに守った訳でもないが、
この話に後日談は何も無い。
後で行ってみたがそんな場所は無かったとか、
恐ろしい言い伝えが有った等の
胸のときめく様な話は一切無いのである。
俺達は会うたびにその話をしたし、
もう一度行ってみたい気持ちも無くは無かったのだが、
不思議ともうあの場所へ行く事は無かった。

やがて時は流れ。

ある年、森は突然消えた。
宅地造成で森は切り開かれ、貫くように大きな道が通った。
畑は潰されて、畦道はアスファルトに変わり、
墓場は纏めて別の場所に移されて、その上には
ペンション風の家が建っている。
狐狸だけが通った道を、自動車が行き交い、
俺達が狐を見たあの場所も
多分今はもう無い。

長文スマソ。

ぎゅ!

256 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 03/07/18 11:39
ずっと小さい頃の話。
幼稚園から帰ってくるとお昼寝するのが日課だった私は、
その日に限っていつもの自室ではなく、姉の部屋で寝ることにした。
姉の部屋にはベッドがあって、いつも布団で寝てた私は
それがうらやましかったんだな。

姉が小学校から帰ってくるまで、ちょっとと思って横になり、うとうとしていた。
そして寝返りを打って、何気なく右手がベッドからはみ出た瞬間、
ぎゅ!っといきなりその手を握られた。
私はびっくりして目を開けたけど、もちろんベッドサイドには誰もいない。
なのに手は強く握られていて振りほどけない…

その後の記憶はないんだけど、それ以来ずっと私は
ベッドの下、床とのスペースには誰かがいるという思い込みを消せなかった。
ベッド自体が怖くなって、普通にベッドで眠れるようになったのは中学に上がってから。
それでも現在でも、怖くてベッドから手だけをはみ出させることができない。
またぎゅ!っと掴まれそうで…。おかげで寝相がやたらいい(w

たぶん一生忘れられそうにない記憶。

男の子

119 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 03/07/14 12:05
高校の時、江戸時代から続くお茶屋の娘が同じクラスにいて(Mちゃん)、
その子に聞いたんだけど、 家の敷地内に(かなりでかい家。)
江戸時代から残っている建物があって、
今は洗濯物干すときだけ使ってるらしいんだけど、
そこによくボウズあたまのちっちゃい男の子が出るらしい。
着物着てて、すごくニコニコしてるからあんまりこわくないらしいけど。
ある日、Mちゃんがピアノ弾きながら歌の練習してるのをテープに録音したら、
その男の子の笑い声が入ってて さすがに恐くなって、
自分の歌の先生(声楽家)に聞かせたらしいんです。
そしたら、その先生もよくあるらしくて、 一番こわかったのが、
自分のリサイタルを録音したテープを後からきいてみると、
何語かわからない歌詞で(でも同じ曲)一緒について歌っていたそうです。。
わたしも音楽関係の仕事してるんですけど、
やっぱりそういう体験は多いです・・。

リアルに恐くなくてスミマセン・・

女の子の霊

81 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日: 03/07/13 01:56
幼稚園ぐらいの時引っ越した家に女の子の霊がいた。何をするでもなくいつも後ろで手を組み寝室の柱に立ちながらもたれかかっていた。
髪はパーマがかかっていて腰ぐらいまでの長さ、服は女の子らしいスカートの部分がふわっとしてるワンピース、顔は影になって見えなかった。
当時自分の中で、パーマ=大人と言うイメージがあったので大人にしては背の小さい人だなぁと思っていた。何度か母親にその話をしたが信じてもらえず、しまいには父親にひどくしかられ、しかられるのがいやだったのでその話をしなくなった。
それから一年も経たないうちに引越して女の子の霊のことを今までずっと忘れていたがこの間、ふとした瞬間急に思い出し友人に話した。話しているうちにその女の子の霊のことを鮮明に思い出しはじめた。
思い出さなくても良いことまで思い出してしまった。
私はその女の子の霊の顔を見ていた。その顔は背や服装にぜんぜん似合わず頬がこけていて皺だらけだった。後ろで組んでいたと思ってた手は、子供の肘ぐらいの長さしかなかった。
柱にもたれていたと思ってた体は左右の足の長さがバラバラで背骨が変な方向にまがって、それが柱にもたれているのとかん違いしていた。

母親に確認しようとしたが、思い出したくないの一点張りでいくら聞いても話してくれない。
その霊のことは今だに謎。

キューピット様

49 名前: 謎の声 ◆sUgqTrnHxo 投稿日: 03/07/12 19:25
ちょっと長いし、文章まとめるの下手なので読みにくかったらごめんなさい。


小学生の頃の話なんですが。当時約20年前、キューピット様ってのが流行ってたんです。

ある日、A子の家で数人の友達と遊ぶ事になりその中の一人B子が
「キューピット様しようよ」と言い出し、それに付け加えて
「TVで幽霊の声も録音できるらしい。私たちもしてみよう!」と言い出したのです。
皆「どうせとれるわけない」と思ったのか賛成し、A子所有のカセットデッキで録音することに・・・。

時間にして20分くらいとったと思います。
巻き戻して5分くらい聞いたところで、飽きてきたのか外で遊ぶ事になり
テープはそのまま放置になって、そのまま各自家へ帰りました。

次の日、学校へ行くとA子がものすごい顔して
「あのテープ入ってた!」と何かえらく興奮して私に話し出しました。


「外から遊んで帰って、やっぱりテープのことが気になって一人で漫画読みながら聞いたんだけど
 知らない男の人の声が入ってた!呪われたらどうしよう!」

A子は涙目で震えていて今でも思い出せます。
(1/3)


50 名前: 謎の声 ◆sUgqTrnHxo 投稿日: 03/07/12 19:26
「嘘か本当なのかわからない。確かめて」と肝心のB子と何人かは塾があり一緒にいけないので
私ともう一人とA子の3人でそのテープを聞くことになりA子の家へ再度行きました。

テープの内容はこんな感じでした。

キューピット様をやり始めて数分ほど、録音の事を忘れていて途中から始まって
B子が「ちゃんと取れてる?」など友達の声も混じり、10分ほどは何事もなく
みんなの笑い声などが録音されていました。

「キューピット様。本当に存在しているなら、今テープ録音してるので何か話してください」
と間でB子の声も入ってましたが、その言葉からすぐには何もアヤシイと思える個所はなく
「うゎ~。だまされたよ・・・」と思った時、録音ボタンを切ったり入れたりするような

 ブツ・・・プ・・・プツ・・・・・・・・プッ・・・ブツ・・

と音が聞こえ始め、A子がいうには昨日気が付かなかったけど
ボソボソと2~3人?で話してるような声がはいっていて

私たちの騒ぐ声が数秒入ったあと突然


「・・・こ・・・こ(ん)にちゎ・・(他に何か言ってるけど聞き取れない)」
(ん)の部分はハッキリ聞こえなくて「こにちゎ・・・」って感じで
妙に「に」の部分だけ大きくイントネーションが変でした。
しかもこの声だけ雑音(外からの車の音など)も入らず、ハッキリしてました。

声は中年男性くらいの声だけど、人の声と言うよりも
最近見かけたフラッシュに使われてるテキストなんとか?(知識ないんでわからなくてすみません)
のようにカクカクしていました。

(2/3)


51 名前: 謎の声 ◆sUgqTrnHxo 投稿日: 03/07/12 19:26
3人とも顔が真っ青でもう一人の子は「帰る」と言い出し、A子と私だけになりました。
A子は私にどうしたらいいのか涙目で訴えてきましたがどうする事もできないので
とりあえずテープの上に紙を添えて盛り塩して、怖い系の雑誌に送ってみてはと提案し帰りました。

B子と他の子に内容を話してからその後、「キューピット様しよう」とか誰も言わなくなり
テープのことも腫れ物を触るかのように皆口を閉ざしました。



今でもあの声が何なのかはわかりません。
A子の家は親とA子のみの3人で、お父さんが到底そんな悪戯をするなど考えにくいし
A子の態度を見る限り何か細工したとも思いえないし・・・。

先日、たまたまA子とバッタリ会いこの時の話を出してみると
A子自信も「後にも先にもあんなに気持ち悪い体験をしたのはアレだけで、なんだったのだろう」と
言ってたくらいなので作ったものではなさそうです。

因みにテープは気持ち悪さに負けて捨てたみたいです。
雑誌に送って欲しかったなぁ。

長々と読んでくれて有難うございました。
(3/3)

一本足

909 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/07/11 02:01
小学5年の時の体験。
家の近くに「UFOの基地がある」と噂されている山があった。
実際その山の上空に奇妙な動きをする光の球を見た、という友人も複数人いた。そこで当
時、UFO博士を自認していた私は基地を見つけてやろうと「探険」を決行することにした。
当然友人たちには内緒である。自分ひとりで発見し後でみんなに自慢しようという非常に
幼稚な発想からだった。

ある日曜の朝、ひとりで山を登り始めた。
この山は200mほどの高さで頂上に神社があるだけで、険しい場所もない小さななだら
かな山である。神社には山道が一本続いている。
私は山道をだらだら登っていった。中腹あたり。山道を登って行っても神社につくだけな
ので、道を外れ、山の中に踏みこんで行った。

しばらく木々の間をわけいりつつ歩いて行くと、急に妙な気配が漂っているのを感じた。
なんとも言えない嫌な気配。なにかが近づいてくる。音がするわけでもないし、臭いやな
にかがしたわけでもないのに、山の下の方からなにかが登って来る気配を感じた。
もし大人だったら…見つかったら怒られるかもしれないと思い、岩陰に隠れて様子をうか
がった。すると気配を感じた通りに下の方で音がした。木の葉(秋だった)を踏みしめる
音がする。やっぱり大人が登ってきたんだ、と私は身を小さくして隠れていた。
音が近づいて来るのを聞きながら、奇妙なことに気がついた。足音が変なのだ。普通、大
人が登ってきたのならかさっ、かさっという感じでリズムよく登って来るはずなのに、こ
の音は一度かさっと木の葉を踏みしめた後、しばらく間があいてからもう一度かさっ、と
音がする。そう、ちょうど一本足でけんけん飛びでもしながら登って来るような音だった。
私はパニックになってしまった。なにものが登って来るのか確かめたかったのは確かめた
かったのだが、人間じゃない、なんかへんなものが登って来るのだ。これは絶対見つかっ
てはいけないと口を手で必死に押さえじっとしていた。


910 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/07/11 02:02
つづき。

やがて足音は私の隠れる岩の少しむこうを通りすぎて行った。私には気づかなかったよう
だ。足音が山頂の方向へ去って行ったのを確かめてから私は岩陰からそろそろと這い出た。
そして山の上の方を見た。……いた。山頂にむかって一本足で登って行く影。ゆらゆらと
体全体をくねらせながらぽーん、とジャンプするように登って行く影をわたしは見てしま
った。すぐにその影は木々の間に消えて見えなくなってしまったが、まちがいなく一本足
だった。

怖いというのも通りすぎて錯乱状態のようになりながら私は山を駆け下りていった。その
日の夜には発熱までして数日小学校を休む羽目にまでなった。…あれがなんだったのか、
いまだに説明がつかない。

影の手ほどき

867 名前:流水和尚投稿日:03/07/10 07:42
1

 すごく変な話だが、ちょっとばかり失礼。
 こういうタイプの話が嫌いな人もいるだろうが、一応不可思議話なんで、
まずはご容赦。
 

 古い友人(♂)に、変わった趣味の奴がいた。
 そいつは我々より一回り年下で中学生だったが、…その……ものすごく好きで、
しかもめちゃくちゃ得意だった。


 フェ○チオが(笑)


 別に男子校在学中とかそういう事ではなく、(ちょっと元気な女の子っぽい顔つきで、
かよわい印象はあったが)ごく普通の男仲間だった。その趣味以外は。
 で、当時高校生だった自分らは、一通りそいつのお世話になった(笑)。
 ホモに走っているとか、そういうつもりはまったくなかったが、年齢が年齢なんで、
そーいう行為に対する憧れと興味があって、しかも手近に最後まで後始末してくれる奴が
いるとなると、ちょっとくらいの違和感(笑)は目を瞑りたくなった。

 この件は、数名の仲間内だけの暗黙の秘密となっていたが、果たして我々だけを相手に
していたかは疑わしい。
 結局そいつは、2年くらい仲間内の"性処理係"となっていた。
 もちろん、これは100%本人の希望だった事は言うまでもない。
 本当に、男性のソレをナニするのが好きらしく、自分のテクの上達を常に目指していた。
 もちろん、それ以外にも理由があったからなんだが…

 その理由が、結構信じ難い内容だったのでここに書いてみる。

 →NEXT

868 名前:流水和尚投稿日:03/07/10 07:43
2

 …と、ここまでなら単なる板違いのアブ話なのだが、ある時期を境に、俺はそいつの
お世話になるのを辞めてしまった。
 そいつが、どうしてそんな趣味と特技を身につけたのかを、聞いてしまったからだ。


 ここからは、そいつ(以下Aと呼称)の話を、覚えている限り記述したもの。
 忘れてしまった部分に、無意識に脚色を入れてしまっているかもしれないが、その辺
ご容赦。 
 
 Aが小学5年生くらいだった時、快眠中いきなり誰かに夜這いをかけられたらしい。
 細かい状況説明は受けなかったが、本人曰く「家族の誰かが忍びこむとは考え
られない状況」だったという。
 その誰か…A自身は「影」って言ってたけど、その影が、寝ているAになにやら見事な
テクを施し、射精に導いたらしい(しかも、それが初めての射精だったと言っていた)。
 されている途中で目が覚めてしまったらしいが、とにかく怖さを感じるよりもビクンビクン
の方が強く、その時ははっきり状況を認知できなかったようだ。
 翌朝布団の中は大変な事になっていて、親に寝小便を疑われた程らしいが、とにかく
そんな事があったそうだ。

 以降、影はランダムに出現し、Aに快楽を与え続けた。
 寝ている最中だけでなく、まだ起きている時でも布団の中に入ってくるようになった
らしい。
 Aも、あまりに気持ち良くて何がなんだかわからなかったらしいが、とにかく「オナニー
なんか考えつきもしないくらい」だったそうだ。
 最初はかなり怖かったらしいが、影は何時の間にか怖くない存在になってしまい、
Aはやがて「どうやって自分を気持ちよくさせているのか」その方法を知りたくなった
そうだ。

 →NEXT

869 名前:流水和尚投稿日:03/07/10 07:44
3

 と、思ったその晩に、そいつはやって来たらしい。
 ところが、今度は何もしない…それどころか、Aに奉仕を求めて来たんだと。
 胸のあたりに乗っかり、Aの口元に「歌麿様」としか思えないものを押し付けてくる。
 (普通そこでパニクらないかという私の疑問はスルーされ)Aは、影の「歌麿様」を
口で受け止め、無我夢中で舐めたらしい。

 それから中学に上がるまで、Aと影のプレイは続いたらしい。
 影はきちんと射精までし、Aに精飲まで覚えさせた。
 で、やがて影からの奉仕は、Aが影を満足させた度合いに比例して素晴らしいものに
なっていった。

 →NEXT

870 名前:流水和尚投稿日:03/07/10 07:45
4

 ところが、「影」との行為について、いくつか奇妙な事があった。

 何度果てても、性欲がまったく衰えなかった事(影も、何度も出すそうな)、
 かなりのあえぎ声を立てていたにも関わらず、家族が誰一人として反応しなかった事、
 明け方になるといつのまに影がいなくなっていた事(プレイ中でも、外が白むと突然
いなくなるらしい)、一度たりとも「アナル責め」「挿入」に類する行為がなかった事。
 当初、近所の誰かがこっそり忍び込んで…というのを考えていたらしいが、そういう
訳ではないという事に気付いたらしい。

 ただA自身もかなりの度胸の持ち主で(深く物を考えないタイプという話もあるが)、
そんな事に気付きつつも、どう考えても人外の存在としか思えない影の来訪を、
楽しみにし続けたんだそうだ。呆れたことに。

 中学に上がった時、夏休みで泊まりがけで遊びに来た仲間(我々の仲間内の一人)
に対して、いつもの影への奉仕が実際にどれくらいの効果があるか試したくなって、
夜中にこっそりヤってしまったらしい(これはその仲間からも話を聞いたのでホント)。
 …あっさり口内射精されちゃって、本人が驚いたとか。

 事実、Aは喉の奥まで使ったものすごいバキュームフェ○の使い手で、その後我々は
いろいろと女を知る事になるんだが、いまだにこいつを越える技にお目にかかった事が
ないくらい。
 最後の残り汁までチュウチュウ吸い出されたひにゃ、ゾクゾクしたものだ。

 それ以降、Aは「どれくらい相手を短時間でイカせられるか」という事に燃えまくり、
手当たり次第に仲間のモノを咥え続ける事になるんだが、そういう事を始めてから、
影はまったく現れなくなったという。


 →NEXT

871 名前:流水和尚投稿日:03/07/10 07:47
5(LAST)

 ところがこの件、A自身にとっては深刻な事態を与えてしまったようだ。
 以前どこかのスレで、「女幽霊に夜這いかけられてから二度と射精できなくなった」
なんて投稿があったが、こいつの場合は自力で射精できなくなってしまったらしい。
 相手のを口でして、射精された時にしか自分もイケなくなったんだと!
 (たしかに、Aはいつもくわえる時、自分も下半身裸になってた)。
 自分で触ったり、触られなくてもいないのに勝手にイッてしまうから、ハタから見て
いるとすごく奇妙かつ滑稽な光景だったが、考えてみるとちょっと怖い。
 仲間の一人で、感極まってAを犯そうと考えて、一晩中イチャイチャした奴がいた
んだが、その際もAは全然射精しなくって、さらにアナル責めに対して激しく抵抗
し、結局最後まで至れなかったという話も聞いた。

 で、俺は……それらの話を聞いて「このまま頼み続けていたら、いつかとんでもない
事になりそう」な予感に駆られてしまい、めちゃくちゃ怖くなってそれっきりAから距離を
置くようになった。
 なんか、いつのまにかAが影そのものになってしまったような感覚があったんだよね。
 させている最中のAの顔つき(口でしながら相手の顔を見るアレね)、どう見ても
いつものAではなく、なんか乗り移ったかのように面妖な…異常な色気みたいなものが
あったし、その最中はAが男(しかも仲間)である事すら頭からぶっ飛んでしまってた。
 そういう部分に対しての恐怖感みたいのを、後から自覚したのかもしれない。
 とにかく、俺はAが怖くて仕方なくなった…

 その後、Aが人生転落してアヤシイ道に走ったとか、他の仲間がどうなったかとか
そういう話はまったくない。
 もう十年近く会っていないけど、Aはどうしている事やら……色々と不安だ(笑)。 

 しかし、変な話だけど、この「影」って一体なんだろう?
 Aの作り話にしては、妙にリアルな所もあって聞いた当時は死ぬほど怖かったんだが…
 長文&変な話ホントにスマソ

白いもの3

851 名前:1/2投稿日:03/07/04 21:41
白いクネクネの話を読んで思い出した

小学生の頃、社会科見学でどこかの石切り場に行ったんだけど
見学中いきなり同じ班だった奴の一人が急に
『ヒヒヒヒヒ・・・』
って小さく笑い声の様なの様な泣いてる様な声上げて
その後、泡吹いて倒れてちゃってさ、
元々体の弱い奴だったから、また発作だなぁ~程度に考えてた

まぁ、そいつすぐ目覚ましたから
救急車とかは呼ばなかったんだけど
大事を取ってバスで休憩してろって事になって
(その先生の判断が正しいか如何かは置いといてw)
当時、班長やってた俺もバスで待機って言われてさ

853 名前:2/2投稿日:03/07/04 21:43
↑すまん、あげてもた・・・
以下続き

まぁ、病人相手だから特に話すことも無くてさ、
何気なく
「おまえ、また発作か?」
って聞いたんだわ、そしたら
「似たような物だけど違うかな・・・
さっき、変な人影見ちゃって・・・
白い人影・・・踊って・・・ヒヒヒ・・・」
「ヒヒヒ」って声が子供なりにヤベェなぁとおもったけど
なんか当時、心霊ブームでそういう話に興味あってさ
「そんなの居たか?作業員とかじゃないのか?
どんな奴だったんだよ?」
って問い詰めたら
そいつ、急にきつく睨むような表情して
「知らないほうがいいこともあるよ・・・ヒヒ
一度見ちゃうと、何度も来る・・・ヒ・・・あれは・・・
ヒヒヒヒ・・・・M君(俺の事な)は関係ないよ・・・
ヒヒヒヒヒ・・・」
そこでまた泡吹いて気絶~

言うまでも無く、その後学校に着いてから校長室行きですよ・・・
病人に何したんだ!!って(笑
何かしたとしたら、たぶんそいつの言う白い奴だと思うけど・・・

で、このスレ読んでその白い人影ってもしや!
なんて思ったりしてみました~

追伸、そいつに十数年ぶりに会ったら
立派な(?)新興宗教の勧誘員になってましたとさw~

遠慮する守護霊

840 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/07/04 16:23
高校の頃友達と朝釣りに行った
行く途中友達が山の方見ながら火の玉が見えると言い出した
おれには見えない 嘘とは思えないので一応塩を取りに引き返す事になった
その途中横断歩道で左右確認してると友達の顔が目に入った

なんか見たらしく恐怖で顔が引きつってる
その時おれにも友達が何を見たのか分かった気がした
おれの頭に浮かんだ妖怪のような男を友達に説明すると
友達もそれと同じ者を見たという
小泣きじじいぽくて下半身はない
両腕がカマのようにしなってる 頭は丸く小さい
友達が言うにはそいつがおれの背中にランドセルのように
くっついていたらしい

まったく不思議な話だった

841 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/07/04 16:35
それから大学に入って霊が見える、霊と話せる奴(自称)と知り合った

そいつにその当時のことを話して聞かせた
そいつが言うにはおれも一緒に見てるんだが
認識してなかったと言われた

つまり目で見てるんだが脳で認識してないってことだろうか
さらにいたずら好きの自縛霊でもみたんだろうと言われた
霊って妖怪ぽい姿ありなの?って聞くと
ありだそうだ

それから頼んでもないのにおれの守護霊の話を始めた
つい1月前に死んだじいさんが守護霊として
ついてるらしい
その当時付き合ってた彼女からも同じこと言われた
俺と彼女が性行為にふけってる最中 守護霊である
じいさんは遠慮して外に出て行くらしい

なんだか申し訳ない気分になった

琵琶

747 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/07/01 17:39
子供の頃住んでた借家。
毎月晦日になると、夜の九時過ぎから天井裏から音がした。
なにかが動いているのだがいつも聞こえていたねずみの走る音とは違ってもっと大きななにかが動いてた。

父親が調べたことがあったがなにも見つけられなかった。
結局、実害もないことだしほおっておいた。

私が高校に入った頃、道路が拡張されるのに伴い家が取り壊されることになった。要は立ち退きだ。
で、取り壊しのあと業者から「天井裏でこんなものがみつかった」といって楽器の琵琶を持ってきた。

むろん家族の誰も琵琶なんかひかないし、大家も知らないという。まったく持ち主がわからなかった。
大家が「処分してくれ」といったので、そのまま処分されてしまったが、あの音と琵琶はなにか関係あ
ったのかな?

594 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/27 17:38
小学生のころ、私はよく祖父母の家に遊びに行っていた。
家の近所には貯水槽があった。
安全のため鉄格子で蓋をしてあり、その上からさらに金網をかぶせてある。
鉄格子も金網も赤茶色く錆びていて、
溜まっている水も暗く濁っており、縁には藻類が繁茂している。
背後にはすぐ雑木林が茂っていて、薄暗い場所だ。
今思い出しても気味の悪い場所であった。
だが、当時の私はかぶせてある金網に乗って
トランポリンのように飛び跳ねて遊んだりしていた。

ある日、ふと水の中を見ると、ぼんやりと白くて長いものが見えた。
不思議に思い、目を凝らすとそれは人間の腕のように思えた。
色は真っ白。肩から先のみで、肘の関節が45度くらい曲がっている。
そして先端には菱形のシルエットがうかがえた。

ここまでだと普通かもしれないが、
水の中のそれは一際異彩を放つ特徴を持っていた。

物凄く長いのだ。

腕だけで当時の私の身の丈ほどもあろうかという長さだ。
そしてゆらゆらと揺れている。
私は棒切れを手にとり、金網の隙間からそれをつついてみた。
軽い。まるで手ごたえがないようだった。
しかし型崩れすることもなく、やはり動きは腕のようであった。

腕が現れたのはその日一日のみだった。

青い手首

497 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/26 03:27
ネタではありません、実際の体験談です。長いんでウザイ方はスルーしてください。

世田谷区立某小学校での出来事
入学して1年は戦前から有る古い木造校舎で過ごしました。
2年生になって木造校舎建て替えで自分のクラスだけが
他の校舎と離れた体育館脇のプレハブの仮校舎で勉強することになりました。
一番近いトイレは体育館の近くの離れにあり、昼間でも薄暗く、男女兼用で
汲み取り式の為、何時も異臭が漂っていました。
便壷への転落事故が過去何度も有り、低学年は個室に入ることを禁止されてましたが
新しい校舎の便所が遠く、良く女子もその便所の個室で用を足していました。
ある日の休み時間トイレに逝くと真ん中あたりの個室が1つ閉まっていました。
イタズラ好きの自分は女子が入ってると思いその個室の戸を叩いたり、
「お~い誰が入ってるんだ~」と叫んだりしたのですが、中からは返事は帰ってきませんでした。
戸も引っ張ってみたんだけど鍵が掛かってるらしく開きませんでした。
その後もその個室だけが戸が閉まっており、幾度となく戸を開けようと引っ張りましたが
開きません、何かの故障で閉鎖してるんだなと思いました。

498 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/26 03:30
1週間くらいして休み時間に用を足しに逝くと、その個室の中から
「カラカラカラ」とトイレットペーパーを引っ張る音が聞こえてきた。
自分は怖くなり立ちすくんでしまいましたが、A君が「誰か入ってるの?」って聞いたら
個室から「鍵が開かないの助けて」と返答が有りました。
声の主は直ぐにクラスのN美って判りました。彼女はおとなしい子で今思えば陰鬱な子供です。
B君が直ぐに先生を呼びに逝き、大人2人かかりで戸を引っ張って無理矢理開けました。
個室の中はすごい事になっており、床一面にトイレットペーパーが散乱していて
トイレットペーパーにはところどころに血が付いていました。
N美は呆然として便器にまたがり立ちつくしていました。
直ぐに先生が保健室に連れて逝き、その場に残された自分たちは怖い物見たさに個室に入ってみました。
臭い便壷の中を覗くと何と! 青い手首が干からびたウンコの山の中から生えてたんです。
3人ともものすごい勢いで教室に戻り、その事をみんなに話しました。
そしたらクラスのほとんど香具師が見に行き目撃しました。
みんなで出した結論はあれは粘土の作り物だという事になりました。
それにしてもリアルでとうてい小学生には作れそうも無いようなものでした。
翌日N美は何事も無かったかの様に登校してきましたが、幾ら聞いても覚えてないと返答するだけでした。
個室のほうも翌日には使用禁止の紙が貼られ、男子も女子もそのトイレは怖くて使わなくなりました。

499 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/26 03:31
時が過ぎて冬になり漢字の書き取りをしていたときに
教室の真下あたりから「どすんっガラガラ」と静かな教室に音が響き渡りました。
崖が崩れるような音です。外もみましたが何事も起きてないようです。
先生も小さな地震でもあったんだろと言ってました。
春休みにN美は真相を語らぬまま転校していきました。
噂ではM沢病院に入院したとも聞きましたが・・・
3年の夏休みになり2学期から、できたての新校舎に移ることになっていました。
夏のプール授業に逝ったらちょうどプレハブを壊しているところで、
プール授業が終わってみていると床のコンパネを外してました。
2~3枚外したところで、怒鳴り声が聞こえ現場は騒然としてきました。
何事かと思い工事のオッサンを振り切り駆け寄って床の下を覗くと
2mX5mくらいの大きさで深さ2mくらい陥没しており
陥没してる土の中から骨と思われる白いもの多数と、なんとあの青い手首がみえました。
これも10人くらいクラスの人間がみています。
その後の話では陥没したのは防空壕で、
出てきた骨は防空壕とは関係ない相当古い人骨だという事を聞きました。

誰も入れない個室に入っていたN美の行動は?
そしてあの青い手首は何だったのでしょうか?
今でも謎です。

糸冬

トンネルの穴

376 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/24 21:12
友人の車に便乗して峠へ出かけた。

真夜中いくつかのトンネルを通り過ぎる。
その一つにちょうど大人の頭の高さくらいに四角い穴が並んでいるものがあった。
友人が変な声を出す。
野良着のようなものを着た痩せた男がその穴深く頭をつっこんで、じっと立っていた。
車が近づいても身じろぎもしない。
「気味悪いな、こんな夜中に」
「帰りもいたりして・・・・・」友人と笑って通り過ぎる。

二時間ほど走りまわった帰路、男はまだそのまま立っていた。

ただそれだけ。

夢の男の子

329 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/23 23:02
昔、なんか変な夢を見た。

なんか自分は、なにもない、真っ白な空間みたいなところにいるのね。
そしたら、学生服の夏服(自分の学校のじゃなかった。)着た男の子?が
なんか、縄跳びしながらこっちくるの。
それで、私の真横を、私をじっと見ながら通り過ぎていくの。
それが、延々と続いていくの。

あ、書くの忘れてたけど、その男の子の顔が異常だった。
どんな風に異常だったか忘れたけど、とにかく異常だった。

黒い天井

279 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 19:32
金縛りはちょくちょく経験してた厨房のころの話。

夜なかなか寝付けなくて、なんとなくぼぉーっと天井見てた。
部屋の電気は消してるけど、部屋のデカイ窓のおかげで
真っ暗闇にもならず、なんとなく天井の木目なんかを見てた。

そして、いきなり真っ黒になった。
今まで木目が見えてたはずの天井が、ただ真っ黒。
何だ何だと思い、又金縛りか?と手をゆっくり動かすが、動く。
少しだけだが顔も動かしたが、真っ黒なまま。
いつもの金縛りじゃないんだと思った。
体も動くし、多分今体を起こせば天井は元の木目になるんだ
と思ったが、この後何があるんだろうという好奇心に勝てず、
天井を見続けた。

すると、左側に骸骨の山が見えた。絵のような感じで怖いとも感じない。
そして、右側に壁が見える。壁は結構長く続いてる。
高さはさほどでもなく、学校の門位の高さだった。
でも決定的に違うのは、その壁に描かれた丸い図形。
壁に等間隔のように描かれた丸い図形。なんなんだろ?

何だか解らぬうちに天井は元の木目を取り戻してた。

白いもの2

274 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 15:28
洒落にならないくらい怖い話スレに書き込むべきか迷ったけどこっちに。
小さい頃、両親と東北に旅行した時泊まった民宿の窓から妙なものを見た。
最近になってテレビでゴム男の話を見て、ああ、あの時見たのはコレかなぁと
思ったんだが…

ずっと遠くの波の上でくねくねしている白い何か。
ガキだったから「イカ男ハケーン」とか思って親を呼びに行き、戻ってみると
いなくなってたんだが…
波間に発泡スチロールが浮かんでいただけだと思いたい。
でもそれは人間に似てた。思い返したくないけどちょくちょく上がってる例の話そっくりなんだよ。

何かの拍子でそれが何なのか理解できてしまったらと思うとすげえ怖い。
俺はゴム男だと思ってオカ板に来たのに。

煙草

259 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:38
子供の頃、田舎のおじいちゃんの家で、ひと夏過ごした事がある。
ある日、沢までわさびを取りに山の奥までおじいちゃんと行った時のこと。
町の人がその場所まで分け入った細い道が出来ている。
季節は夏で、青々とした雑草やらシダやらが、その細い道を覆っているが
踏み込んだ後が見える道だった。
行きは30分くらいで沢まで着き、わさびを食べる分だけ取ってくる。

根わさびは、しょう油か味噌と混ぜ合わせて
熱々のごはんに乗っけて食べると格別の美味しさなんだけど
まぁそれは置いといて…。

そろそろ帰ろうと元来た道を引き返した。
が…、1時間歩いても家に帰れない。

細い道を辿って、というか道はちゃんと合ってる。
目立つ木の位置も、群生してる花の位置もそのまま。
迷った?でもそんな事ありえない、おじいちゃんは山歩きが趣味で
この辺りはいわば庭みたいなものだ。

おじいちゃんは、立ち止まって適当な木の下に腰を下ろした。
「心配すんな、こういうのはたまにある」
そう言うと、煙草を一本吸い出した。
プカーと煙を吐き出し終わると、ドッコイショと言いながら立ち上がり
また歩き出した。
俺は、幼いながらも何だか釈然としない気分でいた。
きっと変な顔をしていたんだろう。
おじいちゃんが俺に言った。
「煙を出すとちゃんと帰れるからな~」

その後、10分ほど歩いてちゃんと家に着いた。

260 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:48
>259
ウ、ウマソウ…(;´Д`) というのはさておき、

煙草に「邪を祓う」効果がある、ってのは聞いたことあるな。
「こういうのはたまにある」と平然と言い放つじいちゃん、すげぇ。
怪異現象じゃなくて、日常なんだな。

261 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:53
>>259
うわぁ、不思議なんだけど、それ以上に映画の一場面みたいで(・∀・)イイ!!話だ。
煙って、狸や狐を化かし返すって意味なのかな。

262 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 11:49
水木しげるの本にあったような気がするムジナだったかな
「ばかされてる」と感じたら煙草に火をつけるとどこかで「ぎゃー」と
叫び声がして、まわりが急に明るくなり家に帰れたとか

三夜夢

158 名前:ひろ投稿日:03/06/19 23:54
消防のころ挨拶を交わす程度の仲だった子が
農業用水路で溺れたじけんがありました

その直後から三日続けて夢をみたんだ
初日、夢の中で目覚めてトイレに行く途中夜中なのに玄関のガラスからすける
外は明るくて、近所のおばさんらしき人物の影が
「○○ちゃんかわいそうなことしたわね・・・」
みたいな話をしていて、其の傍に黄色い長靴をはいた子供が
みている。初日の夢はそこでおわった

二日目夢のなかで目覚めてまた玄関にいくと扉が開いていて亡くなったはずの
子が「○○僕の名 ザリガニとりに行こうよ~」と
誘いにきたが「まだ夜だからダメ」と断った

三日目今度は玄関が空いているどころか、私は半分外に出そうになっており
彼がまた「今日はいくよね?」などと手をにぎり
外へ連れて行こうと引っ張る・・・
其の子が死んでいることは理解していたので
「ヤダヤダヤダ」と争っているところ
「○○僕の名!夜中になにしてるの」という母の声で夢からさめた
夜中二時すぎだった。当然母はそのことを知らなかったので夢の中ということでかたずけた

それから何事もなく二十年私はまだ生きている

分裂

35 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/16 02:57
子供のころ。
買い物中に母がたまに分裂した。
分裂する瞬間を見たわけでないが、買い物なんかに連れていかれと
棚の向こうとこっちで同じ顔、同じ服の母が2人になっていたりする。
両方の傍らからそっと見上げて見比べるのだけど、どっちも本物だった。
そのたびにとりあえず何か買ってくれそうな方を選んでいたけど、
記憶の混乱というにはやけにリアルだった。
どっちもオレの顔見て、俺の名前呼んだし・・・。

28 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/14 22:55
半年くらい前の話。
朝眠りから覚めて上半身を起こすと、突然眼前を変な浮遊物体(?)が横切った。
それは直径3cmぐらいの水晶球みたいな形で、内部は完全に透けており
赤と青の2本の紐みたいなものが、球の内部を交互に絡み合いながら動いていた。
それは暫くフワフワと漂うように飛行していたのだが、突然パッと消えてしまった。

何だったんだあれは


29 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/16 01:59
>>28
テレビで同じようなもの目撃した、っていうの何年か前にやってた
そのひとの場合、ガラスに物体が直撃したあと姿が消えたらしい。
で、物体がぶつかったガラスには節足動物のようなあきらかに生き物と思われるようなものの「跡」が。
この「跡」はテレビでも映してた。
で、四次元生物か?なんていってましたわ。

33 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/16 02:30
>>28
うちのダンナも子供の頃似たものを見たらしい。
夜中に目が覚めた時に白っぽい球体がフワフワ飛んでいて、
そいつは母親の顔にとまって消えてしまった。
「今のは何だったんだろう」と思いながら寝てしまったが
翌朝、母親の顔に昨日までなかったはずのホクロができていたそうだ。
・・・まあ子供の頃の記憶なので、夢だったのかもしれないが。

46 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/16 19:34
>28
そういうの私も見たことあるや。まだ小学生のとき
庭にいたら球形の透明なものがさっと目の前に現われた。
中に赤紫色の妖精(なんかネズミーのティンカ―ベルの色違いみたいなもの)
が見えた。
それはゆっくり横にシャボン玉の移動みたいに動いて
咲いていたノコンギクにぶつかるというところで消えた。


61 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/17 00:24
>>28
ロンドン塔でも似た様なモノが目撃されているそうです。
1814年、宝物庫の管理人夫妻が、大人の腕ほどの太さのガラス管の様なモノの中で
白と薄青色の流体が常時混ざり合いながら浮かんで漂っているのを目撃したそうです。

「倫敦塔幽霊紳士録 ブルックス著」に書かれているそうで、高橋克彦氏著作の
「霊(たま)の柩」と言う本に引用として紹介(450P)されてます。

白いもの

18 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/14 19:33
どこに書いたらいいのか分かんないんだけど、ここに書かせてください。
誰に言っても曖昧な答えしかしてくれないので、ここなら誰かが俺に
答えをくれるかも。

小学4年生くらいのことなんだけど、親戚が水泳教室を開いていて、
そこの夏季合宿みたいなのに参加させてもらった。
海辺の民宿に泊まって、海で泳いだり魚を釣ったり山登ったりする。
小学生が十数人と、あとは引率の先生が男女あわせて4人くらいいた。
俺は同年代のいとこがいたせいで、すぐに他の生徒ともうちとけ、1週間
毎日楽しく過ごした。

その最終日前日のことだったと思う。
運悪く台風が近づいてきているということで、海でも泳げず俺たちは
部屋でくさっていた。
みんなは部屋で喋ったりお菓子食べたりテレビ見たりしてたが、俺は
目の前の海を、民宿の2階の窓からぼんやりと眺めてた。
強風で物凄い高さの波がバッコンバッコンやって来るグレーの海。

19 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/14 19:33
なんだあれ?
思わず声が出たのかもしれない。
気がつくと後ろにKちゃんもやってきて一緒に窓の外を見ていた。
2つ上の6年生で、虫取りが上手な奴だったと記憶している。
「え、あれ・・・」
Kちゃんも浜辺のそれに気がついたらしく、目が大きく見開いている。

荒れ狂う海のすぐそばを、白いモノが歩いてくる。
歩いてくる? というか移動してくる。
男か女かも分からない。
俺は近眼なんで良く見えない。
服とか着てるようには見えないんだけど、全身真っ白だ。
真っ白のウェットスーツ? そんなものあるのか?
動きはまるでドジョウ掬いをしているような感じで、両手を頭の上で
高速で動かしている。

20 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/14 19:33
俺の真後ろで突然やかんが沸騰した。ピーーーーーーーーーー!
いや、ちがう。Kちゃんの叫び声だった。
引率の先生が飛んできた。
Kちゃんは何回もやかんが沸騰したような音を出して畳をザリザリと
はだしの足でこすって、窓から離れようとしていた。

その後引率の先生と他の先生とがKちゃんを病院に連れて行った
ような気がする。
その日はみんな怖くなって布団をくっつけあって寝た。
Kちゃんは戻ってこなかった。

21 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/14 19:34
数年後親戚の集まりでいとこと会ったので、その夏の事を聞いてみた。
いとこは何故か露骨に嫌な顔をした。
Kちゃんはストレス性のなんとかで(脳がどうとか言ってたかな)その後すぐに
水泳教室をやめたらしい。
水泳教室自体も、夏季合宿の類を中止したそうだ。
Kちゃんは何を見たと言っていた? 俺が聞きたいのはこれだけなんだ
が、どうしても聞きだせなかった。

俺は、その夏季合宿の後すぐ眼鏡をかけるようになった。
でも今でも、その夏季合宿の時に眼鏡をかけていたら・・と思う。
Kちゃんは一緒に森を探索したときに、木に擬態しているような虫も
真っ先に見つけるほど目が良かった。
Kちゃんはきっと、その浜辺で踊っていたモノ(踊っていたとしか言い様が
ない)を、はっきりと見てしまったに違いないんだ。

目覚まし

898 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/12 15:29
3年くらい前の話し。
この日、午前3時くらいに起き、午前中にちゃっちゃと用事を片付けたオレは
午後一時を回った頃ヘトヘトで帰宅した。

ヒマだし眠いから昼寝していると、突然目覚し時計が鳴った。
今日の午前にセットして止めたものを、いつものくせでわざわざセットし直してしまったらしい。

半寝状態で止めて二度寝、ということのないよう、
この時計はベッドから遠く離れたテレビの上に置いてある。
止めないといつまでも鳴りつづける類のものだ。

テレビの上の時計に思いを馳せ、ごく自然に、ああ、まだ眠いから、止めよう。
で、止めた。ベッドから出ないで止めた。これで静かに寝られる。

いや、ちょっと待て?できるわけないだろ!?
ここで物凄い恐怖感みたいなものが全身を駆け巡って、叫びながら飛び起きた。
理屈で言うと、ベッドから出てないし手すら伸ばしてないんだから、止まるわけはない。
でも、その時感じた恐怖はそういう理屈ではなく、言葉にできないとてつもない禁忌を犯したみたいな感じだった。
時計のところに駆け寄ると、目覚ましボタンが変な角度にめりこんでいた。

これは超能力だと思って、その後何度かその手のものにトライしようと思ったけど
例えば食器洗ってるときになにげなくやってみたスプーン曲げはできなかったし
自分宛てのハガキの裏に何が書いてあるかもわからなかった。目覚ましも止まらない。

何より、あの時感じた恐怖が忘れられないんでマジメにやる気はないです。

雪だるま

863 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 01:36
まだ兄弟全員が小学生だった雪の日の出来事

その日は、私の生まれた地方では2年に1回あるかないかの大雪
(大雪って言っても30cm位)
両親も雪のため配達が出来ないので仕事が休み

雪だというのに珍しく兄弟3人(姉、私、妹)が家に居ました。
午後の2時位だったと思う「犬の散歩に行くぞ」父が私たちに声をかけてくれた。
3人が3人とも「行く。」の即答
興奮気味の兄弟3人は喜んで薄暗い雪の世界に出かけた。
いつもの散歩コースを進んでいく4人と2匹
いつもと違う景色や感覚に私たち兄弟と2匹は興奮し
誰もが真っ先に新雪の上に自分の足跡を残そうと走っていた。

犬の散歩コースは住宅地を抜け、田んぼにでて、桑畑の間の小道を通り
聾学校前の田んぼに出てから、公園横を歩き、しばらく外灯の少ない道を通り
酒屋さんの横から家に戻るという同じ道を通らないコース


864 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 01:37
かけっこや雪合戦に飽きた私と姉は聾学校の前の田んぼで大きな雪だるまを作り始めた
二人で力を併せ1m以上の玉、小学生2人には大きすぎる雪の玉を造った。
あれこれ考えてみたものの小学生2人の力では頭の部分となる玉を上に持ち上げることは出来ない。
仕方が無いので父に頼もうかと相談していると。
「もう帰るぞ」田んぼの端から父親の声が飛んできた。
その途端、姉が駆け出した。
「○○、あそこまで競走。」姉は私に向かって叫んだ。
雪の中を疾走する姉一人
負け時と追いかける私
何としても追いつこうと無理をしてバランスを崩し雪原に頭からダイブ

火照った体に雪の冷たさは心地よく、しばらく倒れたままでいたいと思った。
雪の中でうっとりしていると、視線を感じ、雪の中から顔をあげる。
すると視界の端に雪の塊が見えた。
それは、なんとなく寂しそうに見える雪の塊、雪だるまになるはずだった。

「○○おいてくぞー。」遠くから父に呼ばれ、私は再び駆け出した。
雪原には私たちの足跡と2つの雪の塊だけが残された。


865 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 01:38
家に帰り夕食後、今でテレビを見ていると天気予報で今夜半には雪が止むと言ってた。
私は「すごくもったいない」と感じ、「明日も雪ならいいのに」なんて呟いていた。
「そろそろ寝なさい。」母に催促され寝る準備を始めるが
外の雪が止んでしまうことが気になって仕方が無い。
雪の確認をするために玄関から外に出ると雪はやみかけていた。
空からまばらに落ちてくる雪を見ていたら
昼の作りかけの雪だるまのことを思い出した。

「どうなってしまったのかな?」どうしても気になる。

私はチビとチコをお供に夜の銀世界へ踏み出した。
外灯に映し出される世界は昼間よりいっそう静寂感を引き立たせる。
昼間聞こえた車のチェーンの音もまったく聞こえなくなり、
歩みを止めると時折屋根や木から積もった雪が崩れる音意外あたりは静まり帰っていた。
昼間と同じ世界に自分がいるとは思えないくらいに
まるで世界が絵に描かれている風景のように

866 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 01:40
私は目的である聾学校前の田んぼを目指すため足を速める。
チビとチコも昼間はしゃぎすぎたせいか綱を強く引く元気はない。
田んぼまで来たところで犬の綱を首輪から外すと二匹は私を先導するように
私の5m先をゆっくり走りだした。
桑畑を抜け目的地の聾学校前の田んぼを目指す。
あと少しで桑畑の小道を抜けるというところで2匹が耳を立てて立ち止まる。
と同時に駆け出した。
「何かある・・・」
私は2匹の後を追った。
20mくらい走ったところで前方に黒い大きな塊があることに気づいた。

「あっ!」私は小さく悲鳴を揚げました。

それは大きな雪だるまだった。
父よりも大きなことが離れていても分かる。
誰が造ったのだろうと思いまわりを見渡すがもちろん私以外だれもいない。

867 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 01:45
雪だるまの裏でチビとチコが鼻を鳴らしている。
裏手に回るとそこには雪を掘り返すチコがいた。
チビは何やらあたりの匂いをクンクン嗅いでいる。

裏側から改めて雪だるまを見るとそこには土や稲の根や石でできた顔があった。
作りかけだったのか、付け忘れたのか、鼻が付いていない。
周囲を見回す。
鼻になりそうなモノはすぐに見つかりそうなのに鼻だけ無かった。
同時に姉と私が造った雪の玉が無くなっていることに気づいた。
「誰かが続きをしてくれたんだ。」誰にか分からないが心の中でお礼を言った。
自分が造った雪の玉のありさまを見れたことで満足したのかチビとチコに向かい
「家に帰らなきゃ」と呟いていた。

868 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 02:24
「外灯の少ない道を通り」
ここを通るのはさすがに恐かったので来た道を引き返す事にしました。

深々と降り続けようとする雪の中を犬と一緒に歩いているとあることに気づきました。
帰る途中には所々に雪だるまが置いてあります。
「こんなにあったんだ。行く時には無かった気もするけど・・・」
行く時にはその存在にはまったく気づきませんでした。
自分の雪だるまがどうなってしまったか見るのに夢中で気づかなかったのだろうと思い
大して気に留めずに歩き続けます。

突然、静けさを無視するかのようにチビとチコがさんぽの綱を強く引きます。
2匹の進もうとする方向をみると外灯に照らされている雪だるまの下で何か小さなモノが動いています。
「????何あれ???」
チビとチコに引かれるようにして私は外灯の下を目指します。
あと5メートルというところまで2匹が近づいたところでその小さな白い何かは
雪煙をあげると雪の中に隠れてしまいました。(私には潜ったように思えます。)

近くを捜しましたが生き物らしきものは見つけられません。
あきらめて帰ろうとすると足元に黒いものが落ちていることに気づきました。
「これは何だろう?」拾い上げると炭のかけらのようでした。
なんとなく外灯下の雪ダルマをみると眉毛が片方ありません
「これの眉毛か・・・」そう思い雪だるまに墨を付けようとした時にハッキリ思い出しました。
「家を出た時には無かった雪ダルマだ。」徐々に恐怖心が広がっていきます。
周囲には雪ダルマを作る時に出来る道のような跡もありません。
恐る恐る雪ダルマに付いている片側の眉を取るとそこには黒い墨の跡が
しかし、私が付けようとした眉あたりには黒い染みなどありません。
「ワン」突然1匹が吠えました。

それをきっかけに、私は一目散に駆け出し、犬も鎖に繋がず部屋に帰りました。

869 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/11 02:27
だれがそんな時間に無数の雪ダルマを作っていたのでしょう
今でも分かりませんw

翌日、母と一緒に雪ダルマを確認しに行くと
近所の子供や中学生にライダーキックされたのか
邪魔なので住人に崩されたのか
雪の小山だけが残っていました。

おしまい

観音様

808 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/09 22:49
私は半信半疑なんだけど・・・というより一信九疑?くらい。
同僚の女の子の年上の友人が、飛行機に乗ってた時に、観音様を見たらしい。
で、慌てて写真撮ったとの事。
それ以来すごくラッキーな事が起きているとかで、同僚の子もその写真の綺麗なコピーを
もらったらしい。
勿論、私も見せてもらいました。
雲の合間に、確かに観音様がいて、龍の頭に近い方の背中に立っていました。
でも合成かも・・・同僚の子は私と同じで宗教嫌いだし、そういう嘘をつくタイプでは
無いので、どう捉えて良いのか・・・。
と思いましたが、まあそういう事があっても良いかな、と。一信九疑ですが(w
綺麗なコピーだったので細部もしっかり見えました。かなり近い距離で、大きく写っていて
カメラとの距離は10メートルも離れていませんでした。
何か、神々しいという感じではなく、自然にそこに写っている、という感じが印象的でした。

首が

776 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/09 17:09
高校生だったときの体験を思い出したので書きます。

授業が終わって、その日は部活にも顔を出さずに帰った
から、土曜日だったんだろうと多分思う。

友達と帰路の分かれるところで、ぺちゃくちゃお喋りを
していたら、傍らの道路を原チャリが通りすぎた。
話ながら何となく目線はその原チャリを追った。

乗っている人の首が飛んだ。

と思ったらちゃんと首はつながっていて原チャリは
そのまま行ってしまった。
友達が言った「いまさ、首飛んだよね。」
わたし「一瞬だったけど、飛んだね。」

錯覚には違いないと思うけど、私と友達の間は
1.5m以上(自転車に乗ったままだったから)あった。
見ていた位置が違うのでし。



848 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/10 14:04
>777
>780
どのようにか?と言いますと、近い感じはAAの貼り付け
を失敗して頭と胴体が横ずれした図です。

白いヘルメットの頭だけ一呼吸分胴体と原付について行くの
が遅れたような、切り飛ばされた首が水平に後方へ飛んだ様な
両方混ざった感じの記憶があります。
血は出ていませんでした。

飛行機

670 名前: 投稿日:03/06/07 03:06
数年まえ
午後4時頃、大好きな見晴らしのいいドライブコースの高原を車でドライブしていたんだが
そしたら、斜め横の辺りを低空で旅客機が飛んでるのよ
こんなとこを、低空で旅客機が飛んでるなんて珍しいな、なんて思いながら俺も飛行機が
好きなもんだから車のスピードを20キロくらいに落として飛行機を見ていた
旅客機が緩やかにカーブしながらちゃんと窓の一つ一つも見えるし、少し日が傾いていたもんだから
オレンジがかった光りが機体に当たって、ピカ、ピカと反射していてまた綺麗だった
でも、あんなに低空で飛んでいるにも関わらず飛行機の音が全然しない
変だなと思いながら、飛行機が横の土手で視界が邪魔され見えなくなった
もうチョット先に行けば、障害物が無い見晴らしのいいとこに出るから、そこに車を停めて
飛行機をじっくり観察しようとと思って、そこに出た
そしたらその飛行機がどこにも見えない
あれ?あれ?といいながらそこらじゅう見渡しても飛行機が見えない
機影すら見えないし、車のエンジン止めて音を聞こうとしても音もまったく聞こえない
そこは標高1000メートルくらいのとこで360度視界が開けているような場所にも関わらずだ
あのスピードで少しの時間目を離した瞬間に消えるものでもないと確信していたのに
見渡しても、どこにも飛行機らしき姿が見えない、飛行機の点すら見えない
視力両眼2.0を誇る俺の目でそこらじゅう凝らして見てもだ
雲も無いような素晴らしい天気であり、また午後4時頃と言っても十分明るい季節
空もまだ十分青かった
あれはまさしく謎だ

岩場のドア

647 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:34
高校時代妙な体験をした。あまりに妙なのでこれまで一度もまわりから信じてもらったこ
とがない。でもほんとうに体験した100%の事実。

高2の秋。
私の通う高校は文化祭などはまったく無関心なくせに体育祭(というよりその応援合戦)
にだけは非常に力を入れていた。各クラスが趣向を凝らした応援をするのだ。
私のクラスは応援席のうしろにおおきな立て看板をつくることになり、支柱にする木材を
探すことになった。クラスのAが木材ではないが竹ならただで手に入る、というので竹に
決まった。なんでもAの家はちょっとした山を持っており、そこに竹薮もあるというのだ。

早速土曜の午後に竹を伐採にいった。Aと私のほかに3人、合計5人。
竹薮はちょうど山の一番低いところにあった。竹薮のまんなかに細い道(むろん舗装など
してない)があり、山(といっても高さ100mくらいか?)に続いていた。
竹を切り始めたとき。山道の遠くの方から妙な音が聞こえてきた。
ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
人の声でもない。動物の吼える声でもない。機械がだすような音。だが、なんの音かわか
らない。電動のこぎりかなにかかとも思ったが、Aは今日は誰もこの山に来てないはずだ、
という。それに第一、電動のこぎりのようなエンジン音ではない、別の種類の機械から出
る音だった。木などを切っているのではない。でも誰かがなにかの機械を山のなかで使っ
ている……5人は顔を見合わせて不思議がった。

648 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:36
さげにするおわすれた
つづき

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ふたたび音がしたとき、私はのこぎりを片手に音のする方にむかっていた。気になってし
かたなかったのだ。ほかの四人もついてきた。同じ気持ちだったようだ。
この山に詳しいAを先頭に山道を登って行く。

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
また聞こえてきた。
音は山道から少しそれた林の方からしていた。ほんの少し歩いた時急に先頭のAが立ち止まり、全員を制すと右の方向を指さした。
指さす方向にあったのはドア。特撮番組の秘密基地さながらに岩場にドアがついていた。
金属製の重そうなドアだが取っ手がない。どうやって開け閉めができるのか、とにかくへ
んな場所にへんなドアがついていた。
そのドアは開け放たれていた。奥は暗くてよくは見えないがなにやら通路が続いている。
この奥からあの音がした。確証はなかったが誰もがそう思った。
「おいA、なんだこのドア?」
「知らない。こんなものいつできたんだ?」
Aはまったく知らないという。こんな変なものは見たことがない、Aは中を覗きながらぶつ
ぶつとそんなことばを繰返していた。そしてこちらを振り返り、「とりあえず中を確かめ
てみようぜ」と言った。


649 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:37
ドアが突然閉まって閉じ込められたら洒落にならない、ということで開いたドアの下に大
きな石を置いて閉まらないようにしてから、怖いからいやだというB、C2人を残して3人
で中に入ることにした。通路に入るとかなり暗くよく見えなかった。喫煙者だった私たち
はジッポーを取り出し蝋燭がわりにした。壁を触るとごつごつとした岩の感触がした。し
かし自然にできたものでないことは明らかだった。機械で掘ったような直線的なあとがい
くつもあったのだ。通路の広さはひとひとり通れるほど。

10mもいったらすぐに「部屋」と呼べるような広い場所に出た。そこで終わり。なにも
なかった。誰かがいた形跡すらない。ここじゃなかったのかな、などと話をしていると、
「おーい、もどれ!もどってこい!」
と入り口から声がする。
残った2人が叫んでいた。あせったような叫び。尋常でない感じがして急いで戻ると、
ドアが動いている。石だけでは押さえにならなかったようでふたりも必死にドアを押しも
どしていた。私たちが外に出て5人ともがドアから離れると、

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
という大音響ともにドアが閉まった。止め石が通路をごろっと落ちていくのが見えた。
あの音はこのドアが開閉するときの音だったのだ。
Bの言うにはなんの前触れもなく突然動き始めたという。それで慌てて押さえていたがドア
の力はだんだん強くなっていったそうだ。もう少し私たちが遅かったら閉じ込められてい
たかもしれない。
夕方になっていたこともあり、翌日もう一度調べようということになり、翌日5人でもう一度
この場所に行った。しかし、なぜかドアは見つけられなかった。むろん通路もなくなっていた。

Aとはいまもつきあいがあるが、その後一度もドアについては見ていない、という。岩場も異常
がないし、あの音ももうしないという。

仏壇

314 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:47
1/4

厨房の頃、オヤジが家を新築した。
続き間の和室をふすまで仕切った一部屋がおれの部屋で、
隣は当時同居することになった叔父の部屋。

家を建ててだいぶ経ってから、なぜか本家から
オヤジが仏壇を引き取ってきた。古くてでかい仏壇。
置き場所がなくて、しかたなく叔父の部屋に置かれることになったのだが、
大きな仏壇が部屋の隅にどかんと置かれているさまは異様だった。

それ以来、おれはへんなものを見るようになった。


315 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:48
2/4

欄間ってわかる?(おれはその呼び名知らなかった)
ふすまの上、なげしと天井の間の短い壁面なんだけど、
おれんちのそこにはツルだかカメだかが彫られ、真ん中が開いて
ガラス張り(透かし彫りっていうのかな)になった板がはめ込まれていた。

ってことで、おれが部屋の明かりを消すと、続き間の隣、叔父の部屋の
明かりが透かし彫りのガラス部分から漏れてくるわけだ。
おれは真っ暗にして寝るタチだが、叔父は蛍光灯についてる
ぽっちり豆電球をつけて寝るひとだった。
だからおれの部屋の天井には、隣の部屋から欄間の透かし彫りを通して
漏れる異様な形の黄色い光が天井に映っている、という状態だったわけだ。

ある夜、明かりを消し、布団に入って天井に目をやった。
隣の部屋からの、いつもの異様な形の光が天井に映っていた。
それはゆらゆら揺れていた。大きくなったり小さくなったり・・・。
叔父が蛍光灯を消したばかりだったから、揺れているのだろうと思った。
(ふすま越しにおやすみとお互い声をかけて同時に寝ていたんだ)

ところが、いつまでたっても揺れがおさまらない。
(???)


316 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:50
2/4-2

(省略されたと書いときます)
それはゆらゆら揺れていた。大きくなったり小さくなったり・・・。
叔父が蛍光灯を消したばかりだったから、揺れているのだろうと思った。
(ふすま越しにおやすみとお互い声をかけて同時に寝ていたんだ)

ところが、いつまでたっても揺れがおさまらない。
(???)


317 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:52
3/4

どうも揺れ方がおかしい。自然な揺れの感じではなくて、
誰かが意図的に蛍光灯を動かしているような感じ。
ブランコの揺れではなくて何かの機械が一定間隔で行き来しているみたいな
感じなんだ。

見ているうちに光の動きはますます変になって行った。
大きくなったところでいったん止まったりする。
絶対ヘンだ。叔父がいたずらでそんなことをするわけはないし・・・。

光が小さくなる。そして動きが止まる。
(終わったかな・・・?)

318 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:53
4/4

次の瞬間、光はぐわっと爆発的に広がった。放射状に。
まるで威嚇するような動きだった。

でっかくて異様な形のそいつはしばらくそのまま天井にとどまっていたが、
おれは何だかよくわからないものとしてそいつを見ていた。
しかしそいつがやがて小さくしぼみ、ふたたび爆発的にでかくなったとき
鳥肌と寒気が全身を襲った。
そこでようやく何か異常なものにおれは遭遇しているのだと認識できたんだ。

そういうことがしょっちゅう起こった。
廊下で誰かが歩く足音を聞いたり、便所の小窓の外に白い物が飛んでいたり・・・。
金縛りにもしょっちゅうあうようになった。

319 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 02:55
ゴメソ、4で終わらなかった。これで最後

しばらくして叔父の部屋を改修し、仏壇は壁の中に収納された。
すると怪現象はおさまった。

だが、おれが高校を卒業して家を出、何年もしないうちに叔父がおかしくなった。
夜中急に家から飛び出してわけのわからないことを叫んだりするように
なったんだそうだ。
手に負えなくなって病院に連れてったらそのまま入院となり、
叔父はいまだに入院している。(もちろん精神科)

おかしくなった叔父が夜中に叫んだ言葉ってのがいつも
「そこに隠れてるのはわかってるんだぞ!出て来い!」
だったらしい。

以上です。番号混乱してスマソ。

307 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/28 01:46
亡くなった祖父が体験したこと。

戦争前。
大学出てそのまま大陸の鉄道会社に就職したそうで、重慶付近だったかどこだったか、と
にかく大陸でのこと。

あるとき、祖父の住んでいた町の近くで蝗の大発生が起きた。当時、この地域は何年かに
一度こうした異常発生にみまわれたらしい。蝗の大群は田畑の作物をことごとく食い尽く
してしまい、食料不足・飢餓も起こったという。
そしていよいよ祖父の住む町にも蝗の大群がやってきた。
家の窓という窓を締めきり、蝗が入ってこないようにして、ただただ通り過ぎるのを待つ。
祖父にできることといえばそれだけ。ただ窓越しに蝗を見つづけるしかなかった。

蝗の群れのなかに祖父は変なものを見つけた。
それは異常に大きな蝗。蝗の体長なんて知れたもの。大きくても数センチくらいのもので
ある。しかしその蝗は桁ひとつちがった。子犬くらいの大きさはある巨大な蝗が飛んでい
た。しかも体の色は燃えるように赤い色だった。祖父は大きさよりもむしろこの色で巨大
蝗に気がついたという。

祖父は同僚もその蝗を見たということを後日知る。しかも同僚は複数匹が群れて飛行して
いくのを見たらしい。祖父と同僚は自分たちの見たものが信じられずいろいろ調べたが、
そんなものが載っている資料は当然なかった。地元の中国人に聞いたりもした。同じよう
なものを大群のなかに見たものはいたのだが、それがなにか説明できるものはいなかった。

空白の友人

13 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/21 20:56
たまーに記憶の空白が訪れる。
正確に言うと「気づいたらいつの間にか数時間経過していた
そしてついさっきまで自分が何をしていたのかが判らない。」
というヤツなんだけど。まぁこの程度のことなんかよくある話だし、
仕事中とか車の運転中とかになったことはないので大して気に止めていなかった。
今までは・・・・・

2ヶ月くらい前の休日。ヒマだしゲーセンでもいくべーと家を出たところまでは
覚えていたんだが、気が付くと駅近くのスタバでコーヒーすすってた。
で、家を出たのが11時頃、我に返った時刻が14時半ぐらいだった。
丁度仕事関係でごたごたが続いていた時期でもあったし「疲れてんなー、俺。」
ぐらいにしか思わなかった。
翌日会社へ出勤。同僚の女の子から「昨日の昼頃、駅前のスタバにいたでしょ?」
俺「あー、いたかも。」
同僚「一緒にいたお友達結構いい男じゃん。今度紹介してね~。」
俺「は?」
同僚「冗談、冗談。でもちょっと本気(笑)長身・ロンゲでユニセックスってちょっと私的にツボだから」
誰それ?長身?ロンゲ?そんな友人に心当たりは有りません。
俺「声かけてくれれば良かったのに」
同僚「いやー、思い出話で盛り上がってるトコだったから、邪魔しちゃわるいかと。」

詳しく訊くと、どうやら俺とそいつは近所の川でザリガニ釣りをしたときのことやら
駄菓子屋でくじを当てるためにした無駄な努力などについて盛り上がっていたらしい。
同僚が嘘をついているとは思えないが(理由がない)俺には全くそいつに心当たりはない。

その場はなんとかお茶を濁して終わりにしたのだが、どうも釈然としない。

(続く)

14 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/21 20:57
(続き)
で、今年のGW。連休らしい連休も無かったので実家に帰らず、街をぶらぶらしていたら
また3時間ほど記憶が飛んだ。今度は行きつけのゲームショップに入ったところから
駅前の噴水で一服していた所までの記憶がない。
数日後、大学時代からの腐れ縁の友人からの電話。
友人「そーいえばさー。お前この間の5/5に○○駅前居ただろ?」
俺「居たけど?」
友人「いやー、そん時のお前のツレな、すらっとした長身でロングヘアだったから、
俺思わず『Y(俺のこと)のヤツ、デルモの彼女でもできたんかー!』とかびっくり
しちまったけど、よく見たら男だったから安心しちゃったよ(w」
俺「・・・・・・(汗」

風貌等を訊くとどうやら先の人物と同一のようだ。
でも俺には全く心当たりがないんです。小学校時代のアルバム引っぱり出してきて
仲の良かった子とかを思い出してみたけど該当者が思い当たらない。
お前は誰なんだょぅ。

M君

624 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/19 10:16
中学二年の終わりに引っ越すことになった。
引越しの前日、家の前を同級生のM君が
ブツブツ独り言を言いながら、歩いているのを見つけた。
M君とは、幼稚園から中二まで同じ学校で、家も近所だったが、
小学校の低学年以来、話すことは殆どなかった。
M君は小太りで運動神経が鈍く、気の弱い、友達の少ないタイプで
私は苦手だった。だから何故、あの時、M君に声をかけたのか自分でも分からない。
でも、その時の会話はハッキリ覚えている。

「何ブツブツ言ってんの?」
「変な約束しちゃったよぉ、変な約束しちゃったよぉ」
「誰と、どんな約束したの?」
「約束だから言えない…でも転校するんだっけ?じゃあいいかなぁ。
俺が俺じゃなくなるんだ…ア~やっぱダメだ。約束だから言えない」
そしてM君は行ってしまった。(続く)


625 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/19 10:21
(続き)
先月、中学二年まで在籍していた中学の同窓会があった。
途中で転校した私も出席させてもらった。
懐かしい面々の中、知らない顔。しかもカッコイイ。
私は友達に「あの人誰」と尋ねた。
友達は「M君だよ」と教えてくれた。私はビックリして
「M君変わったね。別人みたい。昔はドンくさかったよね」と言った。
すると友達は「え~、M君昔から人気あったじゃん。今と全然かわんないよ」と。
他の友達数人も、M君はスポーツ万能、リーダー的存在、モテモテ…等
私の記憶とは、まったく違うことを言っていた。
その日はM君と会話することはなかった。

家に帰り、M君の写っている筈のクラス写真や、小学校の卒アルを探したが、見つからない。
やっと見つけた一枚は、幼稚園の時の写真。小太りのM君。
母や姉にM君であることを確認し、印象を聞いてみると、私の記憶と同じ。
で、中学の友達に、中学の卒アルを借りてきた。
そこには、同窓会で見たM君の面影があるカッコイイM君が写ってた。
私が最後に会ってから、一年くらいしか経っていない写真なのに。
母や姉も「これM君じゃないよ」とおどろいていた。
そしてアルバムに書いてあったM君の寄せ書きの言葉は、
「俺は俺さ。約束だからな」だった。

他の友達に話したら「少し見ないうちに、劇的にカッコ良くなっちゃう奴っているじゃん。
それじゃないの?」って言われた。
でも中学の友達との記憶の違いや、M君と最後に交わした会話が気になって
ついオカルト的のことを考えてしまう。で、直接本人に聞こうと思っているんだけど
何て聞いていいか分からない。
突然「あんた、本物のM君?」て聞いたら、へんだしね。

空家の子供

558 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/18 09:06
ちょっと長いけど・・・・・・

高校の時の体験。
ちょうど今ごろのとある土曜日。私は友人のAの家に泊まりがけで遊びにいきました。両
親が用事で月曜まで帰らないから遠慮なく遊べるよ、というAの誘いに私と友人B、Cの
三人で遊びに行ったのです。
ゲームをやったり、(無論イケナイことですが)酒を飲んだりしてかなり盛りあがっていた
のですが、夜の12時ころでしょうか、Bが酒で少し気分が悪いというので酔い覚ましに近
くの川べりまで散歩に行こうということになり、四人でぞろぞろと外にでかけました。

その途中。
Aが不思議そうな顔でこう言ってきたのです。
「あの家……この前引越ししたから空き家のはずなのに誰かいるな」
見るとその家の窓の奥で明かりが動いていました。蝋燭なのかライターなのか、炎による
明かりのようでちらちらとしていました。誰か越してきたんじゃないのか、とAに聞きま
したが、そんな様子もなかったし、越してきたというはなしも聞いてないとのこと。
誰もいないはずの空き家で明かりが見える。考えれば少し恐いですよね。でもこのときは、
酒も入っていたし、四人もいる、ということもあって誰から言うともなく確かめてみよう
ということになりました。
空き家とはいえドアをこじ開けて中に入るわけにもいかないので、とりあえず窓から覗こ
うということになりました。ただ明かりの見えた窓自体はすりガラスになっていたので、
普通のガラスになっているところを探し、そこから覗きこみました。ちょうど具合よいこ
とに植えこみがあって、隠れて覗くのには格好の場所でした。
カーテンなどありませんから中はまる見えのはずでした。……しかし真っ暗でした。その
場所からは何も見えないのでした。明かりを持った相手はここからでは見えないようです。
月明かりでぼんやりと部屋の中は見えるのですが、よくわかりません。しかたないので別
の場所から見てみようとしたその瞬間、明かりが部屋の左手の方(すりガラス窓の場所の
方)から漏れてきました。どうやら明かりの主が四人の見ているこの部屋に入ってくるよ
うなのです。四人はみんな見つからないようにこっそりと中をうかがいました。

559 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/18 09:07
つづき


うわぁ……
思わず声を出しそうになってしまいました。私たち四人はみんな口を抑えていました。
入ってきたのは……子供。10歳にも満たないような小さな男の子だったのです。オーバ
ーオールを着た小さな子で、右手には明るく燃える蝋燭が乗った燭台?(正しい名称わか
らないですが、落ちてくる蝋を受けるもの)が握られていました。
この明かりが見えたのです。そしてその蝋燭の明かりに照らされた顔はまったくの無表情。
私は「ああこれは見ちゃいけないものかもしれない」と思い、慌てて逃げ出そうとしたの
ですが、なぜか足が動かない。逃げるに逃げ出せない。ほかの三人もおなじで、動けずに
固まっていました。
子供は部屋の真中に立ち、何かを探しているのか部屋のすみずみを照らすように蝋燭を動
かしはじめました。そして時には床を見てみたり天井を照らしてみたり……しばらくその
ようなことを繰返したあと、子供は奥の部屋へと入って行きました。子供の姿が見えなく
なると、急に身体が動かせるようになり、みんな急いでAの家まで逃げ帰りました。

…………………
作りものの怪談ならこのあとオチがあるのでしょうが、私の体験はここまでです。なんせ
ほんとにあった不可解な体験で、不可解が不可解のまま私自身未解決なのですから。です
から、子供の正体も目的も、そもそもどうやって空き家に入ったのかも私には分からない
し、「実は……」というような後日談もありません。
とりあえず、いくつかの事実を並べておくと
・引越しした一家はわけありでもなんでもない。ただの転勤とのこと。
・この家は数年後取り壊されて、現在は駐車場。
・ Aは近所でこの子供を一度も見たことがない。
・ 引越しした一家の子供でもない。

こんなところです。いったいなんなのか、いまだにわけがわかりません。とにかく恐ろしかった、これだけしかいえません。
今でも三人とはつきあいがあるのですが、むろんこの話はだれもしません。


560 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/18 09:09
朝っぱらからするようなはなしでないけど
この時期になるとこの子供のことおもい出すのです

だれかなんだったのか教えて・・・・・・・

ビー玉

531 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/17 14:32
幼稚園の頃、朝起きたら周りがビー玉で埋め尽くされていた。
赤、青、黄色ととにかく鮮やかだったのを覚えている。
そのビー玉を触ってみると、熱かった。

そこから記憶が途切れている。

猫の死神

503 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/16 12:39
ものすごく小話集になるんですがいいでしょうか。

・昔姉と姉の友達と近所の山に入って遊んでいた。
 普段はあまり行かないところにいってみようという事になって少し奥まで入ってみると,
 ちょうどアリ地獄のように砂が直径3メートルくらいの大きさですり鉢状になっているところがあった。
 その周囲は普通に森が続いていて、ミステリーサークルのようにそこだけ
 色の違う白っぽい砂が奇麗な円形ですり鉢のようにへこんでいる。
 その円形のへこみの上には蔓がものすごく大きくなって硬くなったようなのがぶら下がっていて,
 (これは普通にこういう木が存在するんだと思います。他でも見たことがある。)
 ちょうどブランコができるような大きさと形だった。
 いい所を見つけた!と思い、その日はそこでさんざん遊んで場所を覚えて家に帰った。
 でも後でどんなに探してもみつからない。
 いつも行く所から少し外れるとはいえ通いなれた山だったのに、二度と行き着くことはありませんでした。

・12年飼っていた猫が死んでしまったときのこと。
 私は猫が死んでしまったその日にその猫が私の部屋に来て、いつものように
 布団の上で丸まって寝てくれて、私はもう会えないと思ってずっと背中をなでつづける夢を見た。
 お別れしてくれたのだと思った。
 姉の所にはそういう事はその日はなかったらしい。
 それから3ヶ月ほどして、姉がこたつで寝ていた。私が横に座るとがばっと起き、
 「今ミーコ(死んでしまった猫の名)いた?」と言った。
 とっくに死んでしまっていることをすぐ姉は思い出し、今見ていた夢を話してくれた。
 自分がこたつで寝ていると、ミーコが腹の上に乗ってきた。ああミーコだと姉が背をなでていると、
 居間のドアの側ににもう一匹猫がいることに気がつく。黒い大きな猫で、見たことの無い猫だった。
 姉はなぜかあの猫がミーコの監視役なのだと思った。そこで目が覚めたらしい。
 姉に別れを惜しめなかったので、ミーコは猫の死神とちょっと戻ってきたのだろうということになっている。

20万

335 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/11 20:15
今から約12~13年前位だったと思います。
父の車が車上荒らしに遭い、財布ごと盗難されました。
約20万円強入っていたそうです。
警察に届けを出しましたが、その財布やお金、
カード類などは返ってきませんでした。
当時はバブルだったとはいえ、20万一気に盗まれるというのは
家族の中でもかなりショッキングな出来事でした。

さてそれから1週間くらい経ったある日、
母が近所のちっちゃいスーパーの入り口脇に不自然に落ちていた
黒い財布を拾いました。
不自然と書いたのは、その財布は誰かがわざとすみに置いたかの様に
キレイに落ちていたそうなんです。
それを見つけた母は、すぐに店員に渡し、
財布が落ちていた旨の店内放送をかけてもらったそうです。
なにぶん田舎の小さいスーパーだし、すぐに落とし主が見つかると
思っていたそうです。
それから更に数日後、そのお店に行くと店員さんが母に
「落とし物の放送もあの日何回もしたし、張り紙もした。
けれど持ち主がでてこない。いつまでも持っているわけにはいかないので
警察に届けるが、拾い主は母でよいか?」と聞いたそうです。
「いいよー」と答えて、その時は母初めて詳しいお財布の中身を知るのですが
黒いお財布のその中は、身分を証明するような物は一切なくて
あるのはただお札だけ。しかもピン札。小銭も入っていなかったそうです。
・・・その額は20万円。

警察に届けたあとも持ち主が見つからず
母は半年後そのお金をゲットします。
父が落とした額と殆ど同じ額のお金が入っていて、
結構大金なのに持ち主が現れない。
当時は不思議でしたが
今は気楽にみんなで「プラスマイナスゼロだったね」なんて話しています。

母親の夢

315 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/10 20:33
周りは暗い・・・でもわからないわけではない・・家を改装するまでの自分の部屋だと思う。
窓にはカーテンがかかっていて・・真っ暗なわけではない。カーテンから少し光りがこぼれてる
目の前に誰かがいる・・。顔は暗くて判別できないのだが・・何故か自分の母親と認識している。
(・・・いつもの夢だ)
俺は中学生からこの夢を見だして・・高校生になった時ヒドイ時には2日に一度はこの夢を見ていた。

目の前の母親(?)がこちらに歩み寄り・・なにかをつぶやく・・その時点で前の人物が母親じゃない。と感じる
そのつぶやきだけ何故か覚えていない・・でもそのつぶやきを聞いたとたん酷い不快感、嘔吐感に苛まれる。
その瞬間夢から覚める。不快感と汗びっしょりで寝覚めがめちゃくちゃ悪い・・
そのつぶやきをおぼえていた時もあったのだけど(意味不明な単語の羅列だったような・・)
・・・夢ははっきり覚えてるのにそこだけ欠落している・・

恐いわけじゃないが(慣れた)・・もうその夢は見ていない。母親も全然元気。
夢見が悪いつうのは情緒不安定な時期に見るもんなのかね?

メモ

287 名前:予備軍投稿日:03/05/10 11:28
危険人物扱いされそうで周りの人に言えないことなんだが…

たまに、もう一人の自分(らしき者)からの伝言がある。それも段々不気味なものになってる。
初めての体験は5年位前。テレビに没頭していて、ふと気が付くと目の前のテーブルにメモがあった。
「これはテスト」と書いてあった。
確かに自分の字。でも全く覚えが無い。半年に一度くらいのペースでこういうことが起こってる。
次のメモには
「どういうことなんだろう、この状態を記録しておきたい。書いたものを見れば思い出すかもしれないから書いとく。」
その次は
「前に来たのはいつごろだっけ。どうも、来てない間は時間が止まってるような感じだ。」
その次
「ここに来る前の記憶が全然無いから、わけわかんねぇ あっちの自分に気付いてもらうしかないかも」
その次
「てめぇ、しらんぷりしてんじゃねーよ! なんとかしてこっちに引き込んでやる」

で、今日のメモ
「もしかしたら、そっちはこっちの記憶がないのか? だったら・・・ とりあえず返事書いてみろ」

こんな感じで忘れた頃に変なメモを目にする。
実際はもっと回数が多いんだけど、全く意味不明なものもあって、
ちゃんとした文章は上に書いたような内容。
そんで、別に記憶が飛んで時間があるってわけでもないし、
周りから変な言動してるなんてことも言われない。
これって、精神病の兆候なんだろうか…
返事書こうかどうか迷い中。つーか、次にメモが現れるのがいつなのか
わからんから、返事をいつどこに置いておけばいいのかもわからん。。。
どーしましょ。

288 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/10 11:34
空き箱かなんかに「返事置き場」ってかいてメモ置いとけば?

289 名前:287投稿日:03/05/10 11:39
>>288
お、いい考え・・・でもないなぁ
そんなもの家の人間に見られたらマジで頭疑われかねないし・・・
いつの間にかメモがあるんだよな。
決まって何かに熱中した直後。はっと我に返ると置いてある。
ちょっとコワイ。

頭上の少年

273 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/09 23:16
今でもまったく意味の分からない体験。

大学の中庭を友人二人と歩いていた時、自分の両側を
歩いていた二人が同時に「おわっ!」とビックリしたような声を上げた。
二人ともこちらの頭を見て固まってしまっている。
何故頭を見られているのかわからず、頭に何か付いているのか?と思い
掲示板(板に透明のプラスチックが貼り付けられているやつ。
角度によっては鏡みたいに綺麗に姿が映る)
をチラッと見たら自分の頭の上に小学校低学年ぐらいの少年が
片足で立ってた。
「おおおっ!?」っと思わず声が出て腰が抜けそうになった。
すると頭の上の少年がフラフラとしたので「落ちたら危ない!」と思い
足を手で掴もうとしたらフッと少年は消えてしまった。
三人とも今何が起きたのか理解できずに呆然と立ち尽くしてた。

一体これは何だったのかと。

録画したもの

265 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/09 21:16
2年ぐらい前の事なんだけど。
その日の夜、どうしても見たい番組があって
ビデオのタイマーをセットして仕事に出た。
確か怪奇モノだった。ベタですまん。
で、帰ってきてさ、少し巻戻し再生しながら
ちゃんと録画できてるか確認しようとした
わけさ。
少しの間CMが逆再生されてたんだけど、
急に背景がまっくらになった。
地面も映ってたな。草っていうか藁が敷き詰め
られた感じだった。そのまま見てたら男が
が現れて、走りながらだんだん迫ってきた。
祭りの時に着るような白いハッピみたいなの
を着てた。膝丈くらいの。なんか若い男だっ
たよ。
オレは「ハア?なんだコレ?もしかして
録画ミスったかな?」って思ったよ。
でも同時に「何で逆再生なのにこっちに
走ってくるんだろう??」って少し怖くなった。
すぐに普通再生に切り替えたけど、そこには
男の映像は無く、CMが流れてるだけだった。
なんか原因を探れば説明はつくのかもしれない
けど、男がどアップになるまで見続けなくて
よかったなぁ、と今は思ってる。

叫び声

233 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/07 14:19
小学生低学年の頃の記憶。
山道を集団で歩いていて、隣を歩いている同い年くらいの男の子と喋ってるんだけど、
突然その子が足を踏み外して落ちそうに・・・
「うわああぁあ たすけてー」って叫んで、おいらは助けようと・・・するんだけど、
そこで記憶がプッツリ途切れて、今に至ってます。もう20年くらいたつ。
夢かなぁ、と思うんだけど、あの叫び声がこびり付いてて。

187 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 23:53
たった今体験したこと

うちは3階建てで、居間(というか食卓とテレビのある和室)が
2階にあり、3階部分は書斎や寝室になっている。
私が2階で寝転んでノーパソで2ちゃんやってて、旦那は3階
で仕事していた。
2ちゃんを夢中で読んでいて、ふと気付くと家中しんとしている。
さっきまで居間に続く台所で寝言言いながら寝ていた犬もいないし、
キーをカタカタ打つ音や、プリンターのガーガー言う音が3階から
していたはずなのに、それもしない。
ふとものすごい孤独感に襲われて、慌てて階段を上った。

「ねーねー、まだ仕事してるのー」
3階のPCの部屋に入ると、そこには旦那と犬がいて、二人とも
何故か壁を向いたままじーっと立っていた。
もちろん壁には何も貼ってない。
二人とも、私が部屋に入ってもぴくりとも動かない。


188 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 23:53

「ちょっと!」
と犬と旦那の間に入り込んで大きな声で呼んでみた。
「・・・ん? どうした?」
旦那は何事もなかったように返事してそばの椅子に座った。
犬を見ると普通に尻尾を振り出した。
「今二人で壁向いて何してたん」
って聞いても、そんなことしてないと言う。
そして
「あ、もうすぐF1が始まる!」
とかはしゃいで先に居間に戻っちゃいました。

旦那だけなら私をからかうために演技していると思うんだが、犬が
同じ行動パターンなんで、正直薄気味悪いです・・

175 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 09:02
子供のころ、時々遊びに行っていた神社があった。
自宅から1キロほどの山のふもとにある、小さな神社だった。
神社は大抵ひとけがなく、実に静かだった。

神社の横が小さな林になっていたのだが、その林の木のつるが上手い
具合にたれ下がっていて、ブランコみたいになってるところがあった。木の
つるだからゆれる幅も狭いが、自然にできたブランコという漫画みたいな
場所は子供心にも面白さを感じる。近所の子供はそれのために時々
神社に足を向けていた。

ある日、その場所に一人で出かけた。一人だった理由はもう思い出せ
ない。多分遊びに誘った子達が皆出かけていたか何かだったのだろう。

176 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 09:02
神社の境内はいつもどおり、手入れはされていたがひとけはなかった。
横の林に入り、つるのブランコに向かおうとしたとき、妙なものが目に入った。

人の顔。妙に白い人の顔がブランコの少し手前にあった。
プールで仰向けになり、顔の部分だけ水面上に出している様子を思い浮
かべて欲しい。丁度そんな感じで、顔だけが仰向けに地面の上にあったのだ。

177 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 09:03
私は足を止め、その顔を眺めた。お面だろうか?しかし作り物には思えなか
った。結構整った顔立ちだったと思う。女なら美人だといってもいいくらいに。
その目はまっすぐ天を見つめている。近づいて確かめたいという気持ちと、逃
げたいという気持ちの気持ちが拮抗して私は動けなくなった。

しかし私はすぐに脱兎のごとく逃げ出した。
目が、不意にきょろっと動いて私を見つめたからだ。

私はそれ以来そこには行かなくなった。

178 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 09:04

物理的に誰かが本当に埋まっていたというのは考えにくい。地面は木の根
が這い回っていて、非常に掘りにくいはず(自宅の庭の一部が似たような
状態になっていて、車庫を作るときに掘り返した。)。本気でやるなら数人
がかりで掘って、体を埋める必要がある。しかし何のため?何かの撮影な
ら小さな田舎町のこと、噂にならないはずがない。いたずらや覗きならあまり
に割に合わない。一日待って誰も来ないこともありうるのだから。

179 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/04 09:12
数年前、約20年ぶりにそこを訪れた。木のつるブランコは垂れ下がって地面
に達してしまい、もはやブランコではなくなっていた。

182 名前:175 投稿日:03/05/04 12:03
コピペし忘れた。>>178>>179の間。

しかし何よりあの顔だ。そこには苦労して埋まって、我慢して何かを待ってい
る様子は全く感じられなかった。ただ静かに天を眺めていた不気味にきれい
な顔。あれは埋まったのではなく、地面の下からぷかりと浮かんだのだしか
思えなかった。

赤ちゃんの弟

130 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/05/02 01:17
私の弟に関する不可解な話。
少し昔の夜中、親父が部屋で布団に横になって
本を読んでいたときのこと。
親父は普段から部屋の戸を開けっ放しにしているのだが、
その時、開いた戸から見える廊下を、
赤ちゃんの弟がハイハイをして
横切っていったらしい。
不可解なのは、実際はその時間、弟は私の隣で寝ていたし
なによりも、弟はその当時リアル厨房だった。

女の影

91 名前:そのいち投稿日:03/05/01 12:30
今から15年ほど前の中学の野球部合宿での話。
毎年、夏の合宿で使っていた宿が廃業し、その年から宿が変わった。
民宿でも、もちろんホテルでもなく、そこは公民館というか町営の集会所のようなところだった。
もともとは地元の豪農の屋敷だったという事で、つくり自体はかなり立派なお屋敷といった感じの建物だったが築100年にも届くかという古い建物で、着くなり俺らは、
「うぉ~!お化け屋敷や~!」と大騒ぎだった。
まあ、見かけこそお化け屋敷に見えたが、中はすっかり改装されてたし、便所や風呂も同じ建屋の中に移築されてて、外見ほど不便でも怖い建物ではなかった。

初日の夜の事。
練習を終え、飯を食い、夜間素振りも終え風呂にはいってあとは寝るだけという時にそいつは現れた。

前後するが部屋について。30畳くらいの大広間で三方は壁(隣の部屋へ行くふすまはあった)でっかい床の間もあった。(←このへんはあんまり覚えていないのだが)その部屋へ通じる廊下は中庭に面しており部屋との仕切りは障子だった。
中庭には部屋からみて奥の方に常夜灯が灯っており障子を閉めると中庭の木々の影が障子に映しだされた。

さあ、寝よかと廊下側(障子・中庭側)の電気だけ消した時、
「おい、あれなんや・・・?」
ふと、誰かが言った。
閉められた障子には木々の影・・・・・といっしょに、
「女の影」が映っていた。
厳密にゆうと、髪の長い女の形にしか見えない影が映っていた。
「・・・・・まじで?」とかなんとか言いながらもこっちには総勢二十数名の男(厨房だが)が揃っている。「おるぁ~!!」とか何とか、気合一発誰かが障子を開けた。



92 名前:そのに投稿日:03/05/01 12:32
そこにはさっきまでと変わらない木々の生い茂る中庭の風景しか無かった。あたりを見回すが、もちろん誰も居ない。
「・・・?」誰もがクビをかしげた。
そしてそいつが障子を閉めてまたもやびっくり!
やっぱり女の影が映っている!



それからは俺らによる検証が始まった。
閉めては女の影、開けては木々の風景・・・障子を開けたり閉めたりしては
「あの木が映って女に見えるんちゃうか?」「いやここには映らんやろぉ~」
などとしばらくやっていた。

しかし、結局なにがどう映ってこんな完璧な女の形になるのかは判明せず、その影も別に動き回るわけでもないのでだんだんみんな飽きてきた。
翌日の事を考えると、いつまでも起きている訳にもいかないので、そろそろ寝よかという事になり、大広間の電気を全部消した。
電気を消しても相変わらず中庭の木々の影と「女の影」は別段変わりもなくそこに映っていたが、俺も疲れて次第に気にもならなくなり、ウトウトしかけた時だった、



93 名前:そのさん投稿日:03/05/01 12:32
「でじゅたすぴびゅりゃしんめちおぶちぜのちゃぶぉ~~~~~~~!!!!!!」

突然誰かが、もう何をいったのかさっぱり分からない絶叫を上げた!
みんな飛び起きて、「どないしてん!なんやねん!どないしてん!」
とびっくりしてそいつに聞いた。
と、そいつは
「う、う、動きよった~~~~~~~!!!!!」
と絶叫した。

見ると、女の影が消えている。

そいつが言うには、なんとなくボ~っと寝ながら障子を見ていたら、女の影がそのまま平行移動の形で横滑りしていったらしい。困った事に髪の毛が少しなびいていたという事だった。

俺らは信じるしかなかった。現に女の影はもう無かったからだ。
とにかく俺らはびびるだけびびった。
俺にしたらその瞬間を見ずにすんだ事は救いだったが・・・



94 名前:そのよん投稿日:03/05/01 12:33
しかし翌日、翌々日、その影は現れなかった。
先生も「俺も見たい!」ゆうて待機していたのだが・・・


そして俺らは帰った。
役場や地元の人に、いわく因縁を聞くでもなく。

帰ってからしばらくはその話題でもちきりだったが、結局影の正体は分からずじまい。
翌年から、場所も宿も変更になったらしい。
後日談も何もなしだが、あの時のメンバーが何人か揃うと、いまだに
「ホンマ、あれはなんやったんやろう・・・?」
と話題に上がります・・・

以上、長文、オチ無しすんません。




77 名前:1/2投稿日:03/05/01 01:56
私が小学生の頃のお話。怖くないですが、不可解でした。

二年生くらいの時に、友達の家に遊びに行っていたのですが、
二人で寝転がってごろごろと絵などを描いて遊んでいたら、
いつの間にか身体の下にシャープペンシルの芯が。
低学年の頃は「筆圧が弱くなる」と言われてて、私達は
専ら鉛筆を使わされており、「なんでここに芯が?」と思いましたが
「散らばってたよ~」と友達に芯を集めて渡しました。
その子には高校生のお姉さんがいたので、「あ~きっとお姉ちゃんのだね」
とか言いつつ納得。またゴロゴロしながら遊んでいたら、
今度は二人の身体の下からシャープペンシルの芯が出てきました。
それも1~2本単位じゃなく、数十本単位だったので
ちょっとおかしいな、とは思ったのですが、片付けそびれたやつが
あったのかなと深く考えずにまた二人で集めて別の所に
芯を置いて、懲りずにゴロゴロしてました。
……そしたらまた芯が出てきたんです。さっきよりもすごい数で。
友達のいたずらにしても、私のお腹とカーペットはずっと密着していたので
その間に芯を置く事は出来ないのに…。
「ねぇ…また芯が出てきたよ…」
いたずらだよね?と友達の目を窺うと、友達は真剣な目で言いました。
「さっきから二回も芯片付けたよね?で集めた芯はあっちに置いたし…
 私の身体の下からもいっぱい出てきたよ…」


78 名前:2/2投稿日:03/05/01 01:56

一瞬二人は目を見合わせて、次の瞬間ダッシュで家を飛び出しました。
家のドアを開けるとその下に、季節は真冬だったのに来た時には無かった
蝉の死体がありました。
訳分からなくて、その子のお家の人が帰ってくるまで
外に避難していました。
シャープペンシルの芯と蝉の死体って関連性が無いのですが
どちらも小さい頃の私には異常に思えて怖かったです。
今大人になって考えると大した事じゃないのですが、
(そしてどちらにもそれらしい説明をする事は可能ですが)
不可解だったのでカキコしてみました。

あき様

985 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/29 18:42
初めて書き込みいたします。
少し不可思議なお話です。
私の家は、代々旅館を営んでおり、大きな旅館の為、私が幼少の頃も、
両親共に忙しく、会話をした記憶もほとんど無いほどでした。
毎日、店の者が学園まで迎えに来るので、学友と遊びに行く事も出来ず、
何時も母屋かお店で、2人で遊んで過ごしていました。

問題となるのは、『2人』出過ごした事です。
私は一人っ子で、外出も禁止されていたので、近所にはお友達もいませんでした。
ですが、あや取りや、おままごと、お花摘み。鞠遊びも全て2人で遊んでいました。
時折、祖母も交えて3人で遊んでいましたが、私が疲れて休んでいる時も、
祖母と彼女はお話をしたり、お菓子を食べたりしていました。

一緒に遊んでいたお友達を、私は「あき様」と呼んでいました。

年月は過ぎ、私の息子も小学一年生になりました。
彼は一人でキャッチボールをして遊んでいます。
学校から帰ると、グローブを2つ持って庭に向かって駆け出し、
「あき様~」と大きな声で呼びながら姿を消します。
息子も心配ですが、私もあき様に会いたいので探していますが、会えません。
息子についていっても、あの子は少し油断すると、何時の間にか消えてしまいます。
ですが、お夕飯時にはひょっこりと現れて、
「あき様と・・・・・・して遊んだ」と、楽しそうに話してくれます。
大人になると、会えなくなるのでしょうか?

今は、お婆ちゃんになったら会えるのかな?と思い始めています。

空家の女

865 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/29 02:26
いまだにキショ恐い、謎な話。
小学校低学年の頃、両親の用事で俺は知り合いのおばちゃんちに一晩預けられた。
そこの家は柴犬飼ってて、俺は一日目の暇つぶしにそいつを連れて散歩に出かけたんだけど
土地感のないところを、やたらめったら歩き回ったんで迷子になってしまった。
シャイボーイだった俺は他人に話し掛けることもできないし、連れてる犬は
役に立たないしでウロウロしてるうちに夕暮れ近くになってしまった。
しかもある場所を通りかかったとき急に犬が足を踏ん張って動かなくなってしまい
俺はそいつ抱えて歩き出したんだけど、異様にクソ重たい犬だったような気がする。
そうやって立ち往生してた場所の右手に2軒つながりのような形の空家があった。
当時昆虫集めに凝ってた俺は、いい虫(カマキリとか)でもいないかと犬をひきずって
そこんちの草ぼーぼーの庭に入り込んだ。
んで、しばらく草をかき分けてるうちにいいかげん暗くなってきてこりゃやばい
と顔をあげたとき、空家のほとんどの窓は雨戸しまってたんだけど、俺とこから
玄関はさんで向こう側の窓だけ雨戸が少しだけ開いてて、そこから女の人が
顔突き出してるのが見えた。
顔つきとか覚えてないけど確か女で、両目閉じたまま顔を左右に振ってたと思う。
とにかくキショイ動きだった。
俺は「ギョエェェェーー!!」と思ったわりに声も出ないまま腰ぬかしたけど
すぐに一目散に空家から飛び出した。

866 名前:865続き投稿日:03/04/29 02:27
それからどうやっておばちゃんちまでたどり着いたのか忘れたけど、
おばちゃんに半泣きで空家の女のこと言ったら、おばちゃん怒り出して
なんでか分からんけどすぐさま頭をバリカンで丸坊主にされて
その後知らないおっちゃん連れてきて呪文みたいなの聴かされた。
それに出かけてたはずの両親も急遽呼び出されたり結構大事になった。
以来おばちゃんちには一度も行ってないけど犬は結局帰ってこなかったと思う。
すんませんおばちゃん。
つか、これ最近思い出したことなんだけどあれは一体なんだったんだろう。

ループ

798 名前:今も夢?投稿日:03/04/27 23:17
少し前の出来事ですが。
朝、いつも通りに目覚め、朝飯を食べようと起き上がり椅子に座って
朝飯を食べ始めたところで、布団の中で目が覚めました。
『ああ、なんだ夢か』と思って、再び(?)布団から起き上がり、朝飯を
食べ・・・ていたはずが、いつのまにか場所は学校の教室に移動
そして、また布団の中で目が覚める。
『あれ?』と思って、布団から起きて朝飯を食べて、また布団の中で目が覚める
『また夢か?』と思っても、それ以降何度も布団の中で目が覚め続ける。
次第に『このまま夢から覚め無いのではないか』と恐くなってきたのですが、
また布団の中で目覚めるという夢を見続けました。
その後、何とか夢のループからは抜けたようなのですが
何故か何回目でどのようにして目が覚めたのかは覚えてないです。

山にとりこまれる

751 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/26 17:19
うちのオヤジ、若い頃は鉄砲ぶち(狩猟)が趣味だったんだけど
ある年、「山にとりこまれる」と言い出して、それ以来ピタッとやめた。
なんでも、鳥や動物の次の動きがすべてわかるようになってしまって
自分は山にとりこまれつつあると感じ、無性に恐ろしくなったんだと。

飛び立つ前のキジの飛ぶ方向も、ウサギが隠れてる雪の下の穴も
キツネの足跡がとぎれていても、どこに潜んでいるか等々が
何もかも気味が悪いほど直感でわかるようになってしまったんだと。
その時、「これは人間の感覚ではない」と感じたんだそうな。

一緒に狩りに行ってた仲間は、オヤジと一緒に行くと、面白いように
ウサギやらキジやらがとれるので、オヤジが突然狩りをやめたことを
非常に惜しんで何度も誘われたが、オヤジは二度と山には行ってない。
おかげで70歳こした今も元気だけど、あのまま狩りを続けていたら
どうなっていたんだろう・・・?

留守電

723 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/25 23:03
 たまにニュースなんかにもなるんですが、携帯電話に夢中で、踏
み切りを気づかずに越えて電車に轢かれてしまう、って事故があ
るじゃないですか。
 巻きこまれた本人もさることながら電話の相手も大変だ。友人知
人が、あるいは肉親が電車に轢かれるまでを電話口にきかされる
ことになるのだから。そしてそのなかには、電話先が留守電であっ
たためにその一部始終が録音されている場合もあるわけです。友
人の彼女、A子もそういう経験を持ってるんです。以下の話はA子
から聞いた話。

 A子の友人にB子というのがいたのですが、このB子がまさにA
子の留守電にメッセージ入れてる最中に電車に轢かれたそうで
す。よくある旧式の踏み切りで、遮断機がなくて警笛だけの踏みき
りでの事故だったとのこと。なんでも次の日にA子のところへ泊まり
で遊びに行く予定だったのだが、行く時間がずれるので連絡いれ
てた最中に踏み切りで轢かれたらしい。
内容はだいたいこんなものだったとか。カーンカーンという警笛の音がかすかに聞こえるなか・・・・
「B子です・・・・・明日ね、ちょっと遅れそう・・・・・一時間くらい遅れ
(衝突音)」

 そんな事故があったとも知らずに家に帰って留守電を聞いたA
子。ほんとにびっくりしたらしい。メッセージの途中でものすごい衝
突音がいきなりするわけですから。B子の家に確認の電話を入れ
たら、やはり事故に巻きこまれたことがわかった。むろん即死だっ

724 名前:723投稿日:03/04/25 23:04
ごめんへんなとこできれたみたい

たとのこと。

 友達が死んでいく最後の声の入った留守番電話。いやだとは思いつつもB子のことを思ってメッセージを消すに消せずにテープに入れたまま残しておいたそうです。
 一年後の命日。A子はそのテープをもう一度だけ聞こう、そして供
養にとお寺に預けてしまおうと思って聞くことにしたそうです。そし
てテープを聞くと、一年前には気づかなかった変なことに気がつい
たのです。
A子「電話がかかってきたときにもう警笛がしているのよ。というこ
とは、かける前から鳴ってるはずでしょ、なんでB子気づかない
の?」
残念ながら、私がこの話を聞いた時点では先にも書いたとおりに、
寺へ供養で預けたあとで、実際のものを聞いてないのでそのあたりなんとも判断できないのですが、もうひとつ不思議がある、とA子はいうのです。
「それにしゃべりはじめてからぶつかるまでがけっこう短いのよね。
警笛鳴ってから電車がくるまでって、少し間があるじゃない。でもね
あっという間なのよ」
A子が再現してくれたテープの内容は上の通りです。文字にすると
わかりづらいですが、普通の速さで口に出して読んでみてくださ
い。確かに短いんです。

 結局、こういう推測しかできないんです。
 警笛がすると同時、もしくはその直前に電話をかけはじめ、A子
の留守電が「メッセージをどうぞ」といったあと、しゃべり始めると同
時に電車が来ると分かっているはずの踏みきりにむかって歩きは
じめた。
 こんな妙なことってあるものなのか、いまだにわからない話なの
です。

雛人形

619 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/22 13:26
ある日、叔父の一家が遊びに来た。昼食の後大人達は茶の間で
おしゃべりをし、私と私の兄弟、いとこ達は隣の部屋で遊んで
いた。
茶の間と隣の部屋を遮るふすまは開け放たれて二つの部屋は一体
となっていた。大人たちのおしゃべりと子供達のはしゃぐ声でそ
こは明るいにぎやかさでいっぱいだった。
子供達の間で追いかけっこのようなことが始まりった。私は押入
れを開け、上の段によじ登った。

押入れの布団の上に登ったところで、暗がりに妙なものがあるこ
とに気がついた。2体の人形が、押入れの私がいるのと反対側に
鎮座している。

620 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/22 13:27
それはいつもはその部屋のガラス戸棚に飾られている人形だった。
7センチほどのお雛様とお内裏様の人形で、形自体はだるまのよ
うに丸く、そこに着物と顔が描きこまれていた。顔は真っ白で、
雛人形らしい切れ長の目をしていた。私はそのお雛様に特に注意
を払ったことはなかったが、そこにその人形があることは意識す
るともなく意識していた。

それが押入れの暗がりに、ちょうど自分に向かうように2体並ん
で立っている。

621 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/22 13:28
あれ、と思うまもなくその人形達は、
  ひょい、ひょい
とその場で小さく跳ねた。私は何がおきたかも分からずあっけに
とられた。しかしすぐに大きな恐怖に襲われた。人形達が跳ねな
がら私に近づいてきたのだ。しかも近づきながらその姿はどんど
ん大きくなってくる。
  ひょいひょいひょい。
私の目の前に迫った時には私よりも大きくなっていた。
「うわっ!」
私は手をむちゃくちゃに振り回した。その弾みで押入れから転げおちた。

622 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/22 13:29
畳が目の前に迫る・・・!ばしん、と畳に手をつき、顔を上げた。
すると・・・誰もいなくなっていた。駆け回っていた兄弟やいとこ達。
隣の部屋でおしゃべりに興じていた大人たちも。部屋はがらんと
して、気がつくとさっき昼食をとったばかりだったはずなのに、
部屋には夕方の光が斜めに差している。

623 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/04/22 13:30
何が起きたのか分からないまま、しばらくぼうっとしていると
母親が現れた。いとこ達はどうしたのか、と聞くともう帰ったという。
あの人形は?と思い、戸棚を見てみた。すると人形達は無くなっ
ていた。私はお雛様はどうしたのかと聞いてみた。しかしわたし
がいくら説明しても母親はそんなものはない、初めからなかった
、というばかりだった。

それから数ヶ月、寝るたびに薄暗い路地であの自分より大きくな
ったお雛様達に追いかけられる夢を見た。途中で夢だと気づくこ
とも多かったが、それでも醒めずいつまでもいつまでも追いかけ
られるのがつらかった。

忌み名

367 名前:夕暮れの話投稿日:03/04/11 06:58
狐やイタチが人を化かすと言う話を聞いた事があるでしょうか?

そのころ、私達の間では「秘密基地」作り、中に蛇の抜け殻や黒曜石、気に入った棒などの宝物を置く事が流行っていました。
その日、私は学校から帰ると、500Mほど離れた川の堤防に埋まっていた土管の中に作られた「秘密基地」に向かっていました。
学校が終わって、川に向かったのは15時頃だったでしょうか?田んぼ道を歩いていると、あぜに置かれた椅子に黒い人が腰を掛けていました。
(この椅子は、近所のお爺さんが、大きな声で詩吟を唸っても良い様に、田んぼのあぜに置かれていたものでした)
顔も何も覚えていません。ただ、黒い感じの人でした。その人は、私の事を「○○○」と、忌み名で呼んだのです。
(父方の家では、生まれた子供に、両親が秘密の名前を付ける風習があります。両親と本人しか知らず、私も姉の忌み名は教えて貰っていません)
私は、忌み名を呼ばれたのに何故か驚きもせず「はい」と返事をしてから、丁寧に挨拶をしてそのまま基地に向かって歩き出しました。
歩き続けました。しかし、堤防は近づきません。嫌な予感がして私は必死に走り始めました。しかし、走っても走っても堤防が近付いて来ないのです。
どのくらい走っていたでしょう?日差しに焼かれ、息が切れ喉はカラカラになり、足がもつれて転倒しました。すると突然辺りは夕暮れの風景に変わりました。
フラフラになりながら回りを見回すと、そこは椅子の前でした。家から200M程の所で、私は立ち止まっていたのでした。
家に帰ると18時頃で、夕食の準備が出来ていました。ビールを飲んでいた父にその話をすると「化かされたのか」と言って大笑いされました。
忌み名を呼ばれた時は、絶対に返事をしてはいけない。知っているのは、父母と化生(人外。神も含む)だけだからだそうです。
なぜ忌み名を付けるのか聞いてみたら、人と化生を見分ける為だそうです。忌み名を呼ばれた時は気が付かない振りをして通り過ぎる様教えられました。

神田

364 名前:田での出来事投稿日:03/04/11 05:41
最初に、何歳の頃かも忘れてしまった、幼い日の出来事から・・・

山や田んぼには、神様が住んでいると言う話を聞いた事がありますか?
私の生まれた町では、お百姓さん達からそんな話を聞かされて育ちました。

ある日、私は幼馴染A君と、彼の家の近所の神社の裏手の田んぼのあぜで、2人で遊んでいました。
親からは「明るいうちに、帰っておいで」と、きつく言われてはいましたが、
楽しい時間はあっという間にすぎ、あたりが薄暗くなってきてしまった時、それは起こりました。
苗の植えられている田の水面が鏡のように調い輝いて、その中では、怒り心配している私とA君の母親と、
近所に住んでいる同級生の母親が映っていたのです。3人の母親の会話まで聞こえた記憶があります。
早く帰らないと酷く怒られると思った我々は、急いでA君の家の前まで駆けて行きました。
そこには、水面に映ったのと同じ服装、構図の母親たちの姿がありましたが、なぜか不思議には思いませんでした。

365 名前:田での出来事投稿日:03/04/11 05:41
その後か先かは忘れましたが、田んぼに石を投げ込む遊びをした事があります。
まだ苗の植わっていない田んぼは見晴らしが良く、大きな石を投げ込むと爆発するように泥と水飛沫を上げる事から、爆弾投げと呼ばれていました。
その年、私の家の前の田は「神田」(その田の収穫から、神社に一束の稲穂をお供えする)となっており、お神酒と、注連縄で飾られていました。
私たちは、いつもの年のように、大きな掴み易い丸めの石を選んで投げ込む事にしました。まるで注連縄がプロレスのリングのようで、
幼い心に特別な思いを抱かせたのでしょうか?私は、石垣に隠しておいた、模様の入ったお気に入りの宝物の石を投げる事にしました。
石の大きさは、多分大人の握りこぶし位だったのではないでしょうか。私は一番乗りで石を投げ、石は放物線を描いて水面へ。
大きな水飛沫が上がった時、私は頭に強い衝撃を受けて、意識を失いました。
目が覚めると、そこには母と、友人達。そして近所の医院のお爺ちゃん先生が覗き込んでいました。
「この石が頭にぶつかったんだよ」と聞かされて、先生が見せてくれた石は、確かに自分が投げ込んだはずの宝物の石だったのです。
周りにその事を訴えると、皆、急に押し黙り、その後両親に連れられて神社と田んぼに、お供えをしに行った記憶があります。

袋の中

211 名前: ◆M3KxHxXh2A 投稿日:03/03/25 21:59
少し長くなってしまいますが聞いていただけると幸いです。

子供の頃の話。
梅雨の時期、スイミングスクールの帰り。
公園の植込みの中に、黒いビニール袋に入った何だかぼったりとしたものが置いてあった。
大きさは、普通の大きさのゴミ袋が少しダボつくくらい。
何だろう?とちょっとワクワクして、持っていた傘の先で突っついて穴を開けた。
ブニっとした嫌な感触がして、中から赤黄色い半濁とした汁が染み出てきた。
それに伴っての悪臭。
梅雨の蒸れた空気と交じり合って、それはもう半端無い匂い。
一度退散し、少し離れた場所から様子をうかがいつつ、
傘の先についてしまった汁を地面に擦りつけて拭いていた。
動物の死体かな?
誰か、あの袋を開けてくれないかと辺りを見まわしたが、
雨の公園に人はいなかった。
中を見ないことには帰れない。好奇心はあの匂いに勝ったんだな。
意を決して袋のもとへ行く。

212 名前: ◆M3KxHxXh2A 投稿日:03/03/25 22:01
持っていた傘の先で、先程開けた穴をめくってみる。少しだけ中が伺えた。
犬か何かだと思っていたが、予想に反して白っぽいつるんとしたものが見える。
ドキっとして一歩下がる。
なんだろう?暫し迷ったが、やはり好奇心には勝てず
その穴を一気に引き破いた。
ビニールの中で引っ掛かっていたであろうものがズロンと出てきた。
足だった。汁で覆われた白くつるんとした一本の足だ。
細過ぎる。それに長過ぎた。過ぎるという表現がぴったりくると思う。
人間?人間じゃない。
動物?それも違う感じがする。
足よりさらに細い足首からそのまま指が生えていた。
その指も細過ぎたし長過ぎた。
ついに好奇心は恐怖に負け、逃げるようにして家路についた。

213 名前: ◆M3KxHxXh2A 投稿日:03/03/25 22:03
帰宅し親に話そうかとも思ったが
何だか言ってはならないような気がして、言わなかった。
そういう子供だった。
傘が無いのに気が付いたのは翌朝学校へ行くときだった。
毎日降り続く雨にうんざりしていたと思う。
母に傘を無くしたことを伝えると、また無くしたのかとしたたか怒られた。
家にあった花柄の古い傘をもらう。
こんな傘は嫌だと思ったが、また怒られるのも嫌なのでそのまま登校した。
案の定、友人たちに冷やかされたが、天の邪鬼だった私は
昨日の出来事を友人たちにも話さなかった。
あの場所へ行くのは嫌だったが、傘を取りに行かなければならない。
学校が終わった後、一度帰宅し、公園へ向かった。

214 名前: ◆M3KxHxXh2A 投稿日:03/03/25 22:05
雨の公園の中でしばらくうろうろし、誰かいないかと辺りを見まわしたが
やはり、誰もいなかった。一人で行くしかない。
遠巻きに見てみるとやはり自分の傘が落ちていた。
この場所からでは植込みに隠れて袋までは見えない。
少しずつ近づいていくと見えてきた。
袋は昨日と同じくそこにあった。
もう少し近づこうと思ったそのとき
ガサゴソと袋が動き出した。
恐怖で声が出そうになったが何とか踏みとどまった。
いや、出せなかったんだと思う。
生きてたんだ!
私はソレに気付かれないようにそーっと何歩か後退り
そのまま背中を向けて一目散に逃げ出した。
公園を出て、小道を抜けて、多少大きな通りまで出ると
人通りがあったので、速度を落として小走りになった。
けれど、家に着くまで一度も後ろを振り返れなかった。
殺される。そればかり考えていた。

215 名前: ◆M3KxHxXh2A 投稿日:03/03/25 22:06
その日の夜は一睡もできなかったと思う。
自分の様子がおかしいのを両親が気付いたようで
どうしたのか聞かれたが、やはり誰にも言わなかった。
新しい傘はその日のうちに母が買ってきてくれていた。

梅雨の時期が過ぎた夏の盛りに、友人たちとその公園に遊びに行った。
本当は行きたくなかったが、事情を知らない友人たちに押しきられたからだ。
あれから幾日か経って、恐怖心もいくらか癒えていたんだと思う。
あの植込みを遠くから見てみたが、何も無くなっていた。
ほっとして遊びに集中していると
ベンチにあのときの自分の傘が立てかけてあることに気付いた。
しかし持ち帰りはしなかった。


長文の上駄文、失礼しました。

ずぶ濡れの

198 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/03/25 12:49
不可解と言えば、小学校の頃に体験したのが一つだけあるな

当時小学校2年で2個上の先輩と本屋に行ったとき、
なんかカラッと晴れた八月の真っ昼間だというのにずぶ濡れの男の子がいた。
裸足で茶色いボロボロの服を着て、滴はしたたり落ちてた。
しかも何をするでもなく駐車場にぼんやり立ってる。
あまりに気になったからその先輩が話しかけて見たんだけど、
なんだか支離滅裂なことを言うもんで手に負えなくて。
どうも家出少年くさいと踏んだんでその本屋の店員呼んだ。

なんか不気味だったし、片方が残るのも怖かったし、二人で店行って。
店員はすぐ出てきて、たぶん20秒は立ってなかったと思う。
だのにそこにもうその彼はいなくて、その周辺結構回ったんだけど、
どこにもいなかった。

しかもあれだけずぶ濡れでボトボト雫を落としてたと言うのに、
全くその跡が残ってなかった。

たいして怖くないけどこのぐらいだなあ、自分の経験したのは。

穴を通って

933 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/03/21 17:01
14年前、多摩川の河原から栃木の山中にワープした。

草むらに見つけた穴を5mほど進んでいったら、なぜか板壁に突き当たり
その隙間から這い出てみると、森の中の腐りかかった社の縁の下だった。
振り返って出てきた板壁を見ると、何十枚と色褪せたお札が貼られていた。
混乱した俺はとりあえず泣き叫びながら山を下った。幸い少し降りた所で
舗装された道路に出たので、そこを辿って町の交番に駆け込んだ。

不思議だったのは警察官たちの対応が素早かった事。支離滅裂な俺の言葉
を遮っては住所氏名を確認し、テキパキと迎えの手配を済ませた。落ち着
いた頃にいったい何が起こったのか尋ねてみたが、わからん謎だの一点張り。
それは両親が聞いても同じ事だった。結局今もって何も分からない。 <終>


948 名前:933投稿日:03/03/22 03:11
>>944
その日は親戚の葬式だったのですが、年の近い親戚もいなかったため一人で
河原を散策していました。例の穴は、川と土手の中間辺りのやや斜面になった
ところで見つけました。間口は草に覆われていましたが、少し頭を下げれば入
れそうだったので何の気なしに覗いてみました。なぜ穴の奥に進む気になった
かというと、その穴は斜め下に向かっているにもかかわらず奥の方が暗闇では
なかったからです。少し降りてみると、明らかに前方から光が漏れているのが
確認できました。その時点ですでに???の心境でした。

ナット

859 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/03/18 12:08
2~3年前からなのだが、リビングのソファーの上や下に
たまに大き目のナットが落ちている。
なんかの部品が落ちたのかと思ったけど、照明は違う場所にあるし
エアコンから落ちたとも思い難い。
最近はなかったのに、昨日ソファーの上にポンとあったよ。
ちなみに誰もいないのにこの現象は起こる。
どっからくるんだ?

「ラッキー」

843 名前:1/3投稿日:03/03/17 23:56
 私は工務店に勤めておりまして、3年程前にある幼稚園へ、
バスの車庫を修理にいった時の事です。

 その幼稚園はお寺が経営していまして、車庫は園舎を横に
抜けた本堂裏の広場にありました。その広場は真ん中をバスが
通るために何も無く、邪魔にならない端の方にコンクリートを
おわん型に固めた直径3m位の遊具がある程度でした。

 朝8時半くらいに幼稚園に到着すると車庫の側にトラックを
止め、風で剥がれてしまったトタン屋根を直すべく準備を始め
ました。

 軒先下に足場を作り、さてトラックから屋根材を持ってこよう
と振り返ると遊具の所に10人ほどの園児が集まっています。

 幼稚園や小学校で作業をしていると、もの珍しさに子供たちが
集まって見ているというのはよくある事で、遊具から車庫までは
距離があるので危険は無いだろうと考え、足場の上に上がった時
の事です。


 「らぁっきぃーーー、らぁっきぃーーー」


 背後から園児たちの声が聞こえました。
 舌足らずで、間延びした声です。


845 名前:2/3投稿日:03/03/17 23:57
 「らぁっきぃーーー、らぁっきぃーーー」


 それは一人だけのものではありません。
 その場にいる園児たち全員が声を合わせているのでしょうか。

 何事だろうと振り返ると声がピタッと止まりました。
 何かの遊びなんだろうかと思いつつ、また作業に取り掛かると、
また「ラッキー」の連呼が始まります。


 「らぁっきぃーーー、らぁっきぃーーー」


 来る途中、幼稚園の庭に犬小屋があるのが見えましたから、
飼っている犬でも呼んでいるんだろう、と、遊具の方を振り返る
とまたピタッと「ラッキー」コールが止みます。

 周囲を見回してみましたが、その手のものは見当たりません。
 おかしな遊びがあるもんだと妙な違和感を感じつつ、手元に目を
やるとまた園児達の「ラッキー」コールが始まります。


846 名前:3/3投稿日:03/03/17 23:58
 「らぁっきぃーーー、らぁっきぃーーー」


 振り返ると、止まる。
 また作業に戻ると、


 「らぁっきぃーーー、らぁっきぃーーー」


 また始まる。
 ・・・どうも私がそちらを向いていない間はコールを続け、振り
返るのを合図にコールを止める様なルールにでもなっているんで
しょうか。
 10秒おきくらいに振り返るとその通りになっていました。

 何度も繰り返していて気がついたのですが、振り返ると遊具の上
に座り込んだ園児達は何事も無かったかのように、思い思いにあち
こちの方向に視線を飛ばしています。

 しかし、誰一人としてこちらを見ていません。
 まるで振り返った私から目を逸らしているみたいに。

 それに気がついて背中に寒気が走りました。
 なんか自分が見ていない間にだけ呪文を唱えるように繰り返さ
れる「ラッキー」コールに、私の方を見ようとしない園児達。
 それに何か異質なものを感じ、振り返るのが怖くなりました。

 やがて始業のチャイムが鳴り、彼らは遊具を飛び降りて園舎へ
戻っていきましたが、あの園児達の行動は一体なんだったのでしょ
うか?

子供

768 名前:750投稿日:03/03/16 01:56
なんかキボンヌされたのでいい気になって漫画みたいな幽霊話を。
長いのでいくつかに分かれると思うけど…。
(ちなみに新耳袋のハトの話って…どんなんだろう…今は無事なんだけど自分)

発端は友人と自分がそれぞれ自活を反対する実家からいっせーのせ、で飛び出して
同じアパートの違う部屋で暮らし始めたことだった。
そのアパートは激安だった。
狭い三角形の土地に無理矢理立てたことが見え見えの台形の建物で、
ワンルームな上に当時築30年、外壁だけ塗り直して中は古いままだった。
家賃は2万円ぽっきり。
部屋はほんとは6部屋あったのだが、なぜか4部屋しか募集しておらず、
残り2部屋はしばらく空き部屋だった。
というかそもそも4部屋をいっせーのせ、で募集するのもよく考えたら謎だった。
そんなに古いアパートで外壁塗っただけなら前からの住人が引き続き住んでてもおかしくない。
しかし、なぜか多分住人をいっせーのせ、で退去させて(ただの想像だけど)
それから募集をかけたのではないかと後から思った。
後で気になって空き部屋になっている2つのうちの1つをこっそりポストから覗き込んでみたら、
部屋の中がぐちゃぐちゃに物が散乱したまま放置されていて、ぞっとした。
しばらく放置された後にその部屋は片付けられたらしいが、入居者が現れたかどうか記憶にない。

770 名前:750投稿日:03/03/16 02:03
続き。


とにもかくにも安いことは確かなので、自分は部屋が台形なのもまあある意味面白いかと思って
気にしなかったのだが。
いっせーのせ、で実家を出た友人Tは隣の部屋で、部屋はまともに長方形で、少し広かった。
だからよく自分の方が友人の部屋に遊びに行った。
二人とも話し出すとなかなか止まらず、よく夜明けまで話し込んでいた。
隣が競馬場だったので、ふわりふわりと馬の朝のトレーニングをする影が朝もや越しに
窓に映り込む不思議な光景を時々見た。
とにかく空が明るんで来るまで話し込んで、それから死んだようにごろ寝することもたびたびだった。
後から考えると、そのごろ寝をしてる時に、ワンルームに何でも詰め込んであって、
大の大人二人がこたつに足突っ込んだままごろ寝して足の踏み場もないはずの狭い部屋で、
ぱたぱた、ぱたぱたと子供の走る足音と、足が頭上を通過する時の風圧で
自分の髪が多少揺れているのを知覚しつつ、
「うるさいなあ…しかも人の頭跨ぎやがって失礼なガキだなあ…」
とうすぼんやり思ったことが何度かあった。


771 名前:750投稿日:03/03/16 02:05
そのうち、Tの部屋で話し込んでる最中TのCDラジカセが何の前触れもなく電源が落ちたり、
自分の部屋でもCDラジカセのトレイが(聞いている最中に)いきなり
ガシャーンという音とともに開いたりといったことが何度か起きた。
(リモコンはテーブルのど真ん中にぽん、と置いてあって、二人とも触ってなかった)
実家で今まで使ってきててそんな現象にあったことは一度もないラジカセが両方とも同時に
似たような現象を起こした。
そして二人の部屋で相次いでそれぞれのトイレの水を流すと
ずっと流れっぱなしになって止まらなくなったので、
元栓から閉めるようになった。
これは設備が古いせいかもしれない、が、ラジカセの件もあったので
ちょっと試しに部屋の隅に盛り塩をしたらトイレの不具合が多少直ったりした。

さらに、ややしばらくして、自分の親知らずがだんだん腫れてきて、口が開かなくなってきた。
あまりに痛いので、固形物を口にすることもできずカ●リーメイトだけでしばらく生き延びた。
しかし我慢できずに病院に行ったら(外科から口腔外科へ回された)
「入院して下さい」
「へっ? 今すぐですか?」
「今すぐです。カ●リーメイトだけでは全然駄目です」
そうして2週間ほど入院を余儀なくされたと思う。
手術、抜糸、点滴、暇を持て余す、と自分が病人のノルマをこなしているとTが毎日来てくれて
また話し込んだりした。
その話の中で、
「最近あまり眠れない」
というTの言葉もあったような気もしたが、その時は深く気にも留めていなかった。


772 名前:750投稿日:03/03/16 02:07
退院してからまた、休日前には夜明けまで話し込む日々が続いた。
話の中でまたTが眠れない、という話が出てきた。
寝入りばなに、どこか暗いところに引っ張られて行って、
そのままどこかに連れて行かれそうになる、というのだ。
それが職場の昼休みの昼寝でも同じで、寝入りばなに何もない、
真っ暗な虚空に引っ張られていくという。
しかも、どこからが声がすると言う。
「身辺整理しておけ…」
老若男女の区別も付かない声だったらしい。
おかげで眠れないという。
ある時は同じく真っ暗な虚空に引っ張り込まれてポッカリと浮かんでいて、
恐くて冷や汗をかいていると、亡くなったTの祖母の声がして、子供の頃のように
「Tちゃん、Tちゃん…」
と呼ばれて、それから明るい方に戻ってきた(目が覚めた)ということもあったという。

それからしばらく同じ現象に悩まされていたのだが、ある日職場で昼寝してると
寝っ転がっている床から手足が伸びてきて、肩口には顎を乗せられて、
誰かにぺたぺたぺたぺた触られた、と言う。
床であるはずの下方から子供のような小さな人型のものがしがみついて来るような形だったと言う。
Tは大層気味悪がっていた。
その頃はもう夜明けまで語るのもさすがに辛いので、普通に夜寝ていた。
しかしふとした折に不眠より先に便秘にまず悩まされていると言う話を聞いた時、
どういう風に話が流れたのかは記憶にないが
「なんだ、不眠っても便秘のせいやん」
と自分は笑い飛ばしてしまった。
(便秘の経験がある人は分かると思うが、単に腹痛を起こすだけでなく頭痛や腰痛や吐き気など
様々な不快な症状が付随して来ることがある。もちろん深く眠れなかったりもする)
元々Tの変な現象が自分にはあまりピンと来ていなかったので、あっさり笑い飛ばしたのだ。


773 名前:750投稿日:03/03/16 02:09
それからすぐTの大学時代の友人が結婚するので、Tは式に招待された。
少々遠方で泊まり込みでの出席になるので、ついでにというか好奇心からというか、
自分がTの部屋にその間泊まってみることにした。
もしかすると自分も何らかの現象に遭遇するかもしれない。
しかしもちろん寝入りばなに虚空に引き込まれる、なんてことはその時点では全く信じていなかった。

が。
早速来てしまった。
今まで霊現象なんてものは見える人にしか見えないと思っていて、
少なくとも自分は未だかつてそれに類する経験はしたことなどなかったにも拘らず、
Tの今までの話と寸分違わぬ現象に遭遇した。

寝入りばなに、ふと気が付くと布団に寝ているはずの自分が真っ暗な虚空にぽかりと浮かんでいた。
漆黒の闇、というのはこういうものかと思った。
よくよく考えるとあり得ないのだが、一筋の光源もないのだ。
それなのに自分が虚空に浮かんでることはわかるという。
光源がないのにそれを視認できるというのはおかしな話だ。
しかも体が動かない。
これが噂の金縛りか? 目もろくに上手く開けられなかった。


774 名前:750投稿日:03/03/16 02:11
その頃自分はあまり両親に近しい感情を持てなくて、それで実家を飛び出すことになったのだが、
自分が生まれる半年前に癌で亡くなったひいじいさんが自分が生まれることを
大層楽しみにしていた、という話をある時聞いて以来
両親よりも会ったこともないひいじいさんをリスペクトしていたところがあった。
単に全開で甘えられる対象が欲しかっただけ、という甘えだとは思うのだが。
(なぜじいさんばあさんじゃなくひいじいさんなのかというと
じいさんはひいじいさんよりもさらに前から不在だった。
詳しく聞きほじったことはないが親が子供の頃離婚したのだという)

そして、妙に現実的なとこもある代わり恐い話も大好きだった自分は昔オカルト系の本で
自分の干支に割り当てられているのが阿弥陀如来、
ひいじいさんの干支に割り当てられているのが不動明王だ、ということを知って、
その二つの真言だけ暗記していたのだった。
「ひいじいさん、助けてくれよう」
と思いながら、一生懸命不動明王と阿弥陀如来の真言をぐるぐるぐるぐる心の中で唱えていた。
するとそれまで動かなかった体が、現実にはあり得ない速度でぐるん、と反転して
シュタッ! と起き上がってしまった。
頭をてこの支点にしてぐるん、と回った感じだ。
この時の反転して起き上がって片膝ついたポーズがまるで漫画でカッコつけてるヒーローみたいで、
後から思い返すと非常に恥ずかしかった。

さらに漫画チックな展開は続く。
反転して振り向いたら虚空の先2、3m位のところに子供が横向きに立っていた。
前述だが部屋は狭く、枕から壁までの距離は1mもなかったと思うのだが、
壁も部屋も何もかも見えない虚空に、壁があるはずの位置よりもさらに向こうにその子供はいた。
日焼けで褐色の細い足が半ズボンから出ていたが、ありがちなことにその先の足首が視認できなかった。
上半身は白と薄緑のツートンカラーのトレーナーだった。
横向きに立っていて、しかし目だけをじろりとこちらに向けて立っていた。
通常現実に子供がするとは思えない悪意に満ちた目つきだった。
ねめつける、と言う表現がピッタリだった。
なぜかこいつは5歳だ、という声が頭の中で鳴り響いた。


775 名前:750投稿日:03/03/16 02:13
その時自分の頭はからっぽで、恐いとすら感じていなかった。
しかしどうにかしよう、という解決案を考えてもいなかったはずだが、勝手に自分の口が動いた。
(ここがまた漫画のようで信じてもらえなかった)
「なぜこんなことをする」
ゆっくりとした口調がまた厳めしく、常には出ないような重低音が出た。
その時ののどの収縮の仕方がまた常とは違った。
またそうでもないとそんな低い声は出ないと思うのだが、のどの収縮する感じは今でも覚えている。
しかしそれを再現しようとしても出来た試しは未だかつてない。
現実にそこまで低い声を出すことは不可能だった。
「お前が我が存在を無きものとしたからだ」
子供は確か、そう言った。
子供らしからぬこれまた古めかしい言い回しだった。
声音も通常の子供の声音とは違う低い歪なものだった。
すぐには言われたことが腑に落ちなかった。
が、自分が便秘と言って笑い飛ばしたことだと気がついた。
不眠が便秘のせいだと言う発言はその子供(幽霊)の存在の否定につながるからだろう。

次の行動がまた自分の頭とは別に体が動いた。
繰り返すが自分は何も考えていなかった。
自分がいつも思考している頭よりも少し上のところ、胸に響かないところで(誰かの?)何かが沸騰したらしい。
(ほんとに何も考えず、感じていなかったので、まるで他人事)
これもまた現実にはあり得ぬ素早さで、視認できるその子供の足首に両手でガッと飛びつき、
「消えろ! 消えろ! 消えろ!」
と何度も心の中で繰り返した。口には出さず、ひたすら念じていた。
すると、嫌な笑い方で弓なりに唇を歪ませたままのその子供が、
上の方から消えて行ってしまったのだった。
しかし両足首をつかんでおきながら何だが、子供は絶対自分と正面から向かい合わなかった。
消える時も横向きのままだった。
とにかく嫌な笑いだった。胸に一物不穏なものを含ませつつ消えて行ったように見えた。


776 名前:750投稿日:03/03/16 02:15
そのまま起きた。汗をかきづらい体質の自分が、冷や汗びっしょりになっていた。
それから手近なノートに覚えているだけの今の出来事を書き付けておいて、また寝た。
翌朝、結婚式に出席するために出かけたTから電話が来た。
もちろん昨夜の夢のようなうつつのような妙な出来事を全て話した。
便秘だと笑い飛ばしたこと、信じなかったことを謝りつつ報告した。
それでも夢を見ただけだと言う可能性ももちろん捨てきれないのだが、とりあえず
子供が出てきたところ以外は全てTの話と一致していた。
Tの方は出先では例の経験(虚空に引っぱり込まれる)はなかったと言う。

それから一人で休日を過ごし、翌日Tが帰って来ることになっていた。
昨日と違い入眠時には何も起こらなかった。
起きる直前に夢を見た。
無言でTが帰ってきて、ニヤニヤ笑っている口元が見える。
そしてニヤニヤしたまま自分の寝ている枕の下に両手のひらを差し入れて、
頭を持ち上げて来た。
(頭だけ持ち上げられて首が曲がったようには感じなかった。
全身寝たまま持ち上げられていたような感覚の方が近い)
目を閉じているはずなのに嫌なニヤニヤ笑いがはっきり見えた。
ただし無言だ。無言でニヤニヤしながら頭を持ち上げ続けている。
(現実にはTはそういう嫌な笑いやいたずらをするやつではない)
「何いたずらしてるんだよ、よせよ…」
と思いながら目を覚ますと、自分の頭を支えていた手のひらの感触が、そのまま枕に変わった。
なんとなくヤツ(子供幽霊)が嫌がらせに来たんだな、と思った。
もちろん数時間後帰ってきたTにそれも話をした。
その後はその現象が前ほど頻発しなくなった。(全く無くなりはしなかったが)


777 名前:750投稿日:03/03/16 02:16
ややしばらくして、自分が通勤中に事故ってしまった。
車体がひっくり返ったにもかかわらず自分は無傷だった。
そうすると実家から「カエレコール」がうるさくなった。
なんとなくヤツがTと自分を引き離したがってるような気がした(ヘンな意味でなく)
自分がいるとTを引き込むのに厄介だと思ったのだろうか。
というかそう考えると親知らずで入院したのも同じ発想の元、ヤツが仕組んだのではないかとも思った。
(まあ考え過ぎだとは思うが)
カエレコールをかわしつつ、廃車になった自分の車の代わりに来る新車を待ちながら
代車で通勤していたある日曜の朝早く、
「ドカーン!!」
というものすごい大音響が鳴り響き、何事!? と寝ぼけ眼をこすりながら窓を開けると…
台形のアパートの脇に止めてあった自分の代車とTの新車(ローンが終わった直後!)が…
路上に斜めに飛び出していた。
どうやら後ろに止めてあったTの車に三叉路を猛スピードで曲がった車がぶつかり、
その反動で自分の代車に玉突き衝突したらしい。
(三叉路の隙間の三角形の土地に立っているのでアパートの形が台形なのだった)
自分の代車は道路の真ん中まで飛び出していた。
やられた! と思ったが当の犯人は当て逃げして行ったのだった。
しかし暫くして両親とともにしょんぼりと現れて(親の車で遊んでいたカー用品店の店員だった)
とりあえず示談になったが…
自分は代車、Tの新車は全損。下取り額は既に低く、かなりの出費でまた新古車を買うはめになった。


778 名前:750投稿日:03/03/16 02:20
実家のカエレコールがますます激しくなったが自分は無視していた。
ただこのままここに住み続けるのはヤバいかも、と思いはじめたので新しい物件を探して
二人とも隣町に引っ越した。
それ以降、その現象も妙に頻発したハプニングも無くなった。


ちなみに、>750で書いた「にゃぎにゃぎ」の友人はTで、職場で昼寝している時に聞いたという。
もしかするとヤツの仕業かもしれない。
と思いつつ、しかし単なる夢である可能性は捨てきれないが。

ただ、もしかすると入眠時の脳波の状態が、ちょうどヤツのような妙なもの、いわゆる幽霊とかと
波長が合いやすい状態なのかもしれないと思う。
またそういうのを見計らって、夢か現実かハッキリしないところでちょっかいを出しに来るのかもしれない。
それでも、そんな朦朧とした状態で働きかけて来るということは、
基本的に幽霊とはいっても現実をはっきり自らの働きかけで動かせるほどのパワーはないのではと思っている。
(よほどの無念や恨みを持って死んだ者とかは例外かもしれない)
多分生きている人間の方が強いんだろう。
心理的な働きかけで気力を奪われない限りは多分。

長文スンマソ。