助手席に曾祖母が

396 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 23:43:45 ID:AMxbOGF30
中学生の時の話だけど、
学校に出かける時に、庭においてある車の助手席に曾祖母が乗ってた。
7:30の朝早くに遠いところからきたなぁぐらいにしか思わなかった。
学校から帰ってきてもまだ車に乗ってる。
これから帰るのかと思い、軽く手を振って母親に
「ひいおばあちゃん来てたの?」と確認してみると、
「来てないよ。」
「え、車に乗ってるじゃん?」
ものすごい変な顔をされました。

その夜、入院中の曾祖母が亡くなったとのTEL。
最後に会いに来てくれたのかな。
家族の中でも見たのは自分だけ。
怖くもなかったし、不思議な感情だったな。
こんなこと体験した人いる?

白いもや

386 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 09:55:37 ID:fuNLv7hk0
ゼミの飲み会で話したけど誰も考察とかしてくれなかったから載せてみる
初めてこのスレに書くから何か間違ってたりしていたらすみません

①去年家族で夕飯に鍋囲んでた時、ガラス張りの引き戸の向こうを白いもやが通った
思わず「!」と思って箸が止まりただそれが消えるのを見ていたんだけど、
私と向かい合わせで食べていて、引き戸を背にして食べていた母が
私が見たものを感じた?らしく、話してもいないのに見たものの特長とかを食べながら話した
それが間違ってればよかったけど全部ビンゴしてたから本気でビビった
母曰く「あれは悪いものじゃないだろうから気にしなくていい」らしいけど…

②何年か前の夏によく家の庭に白くて小さい、ふわふわしたものが沢山見えた
クソ暑い時に大概見えて、私以外の人もそれを見た(らしい)
テレビ見ててふと外を見たときに見えたけど怖い感じはしなかった
ちなみに庭には綿毛が飛んだり、そういう類のものは一切生えていないし
近所にも生えていないので植物以外のものだろうと思う

③今年の節分の事
節分の豆を買ってきた時、母が何か思うことがあったらしく
「今年は念入りにやりなさい。特に玄関口はしっかりやること」と念を押して言ってきた
当日、玄関に豆まき始めたら父が退院する日が急に決まった事を伝える電話がかかってきた
390 :386[sage]:2010/05/27(木) 18:21:04 ID:fuNLv7hk0
>>387
個体?によって違ったけど、窓から見た感じだと3,4センチぐらい
今思い出したけど、最初に見た時は母と一緒でした
「なんかたくさん降ってきてるよ~」とか母が言ってた覚えがある
外は炎天下だし何が降ってるのか分からないから外に出て確認した事は無いです
>>389
「白いもや」は何となく男性的な雰囲気でした
人型のシルエットみたいにぼや~っとしていました

④小学校高学年の夏休みに時々夜中にも関わらず、家の中?外?から鈴の音が響いていた
トイレ行きたくて起きて廊下を歩いていると鈴虫の音とかではなくて、
キーホルダーとかについてる鈴みたいな音がリーンリーンって鳴ってた
誰かが起きてイタズラしているのかと思ってたけど、
朝起きて親や兄弟に聞いても「知らない」の一点張り
うちは朝早くに仕事に出かける家庭なので、夜中に起きている人はいません
家を包むように鳴っていた様に感じたので今でも思い出すと寒気がします

⑤父が入院する前、洗濯物を取り込んでいる時に真っ黒い蝶が家に入ってきた
必死で追い払おうとしても出ていく様子が無い
最後、丸めた新聞紙でぺいっと追い払ったら庭先でピクピクしていた
蝶自体が不吉な意味合いがあるそうなので、
入院した事や生死を半分さ迷ってた事と関わっているのかな?と思った

スレ汚し、長文失礼しました

2人の彼

378 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 02:37:39 ID:hE9CpVEC0
自分の中で時効?になったので書かせてください。


数年前、結婚したいと思っていた恋人と同棲してました。
だいたい付き合って3年目で同棲して1年目くらいのことでした。

休日の朝、なんか彼が布団の中でごそごそしてるので目が覚めました。
自分達はお互い淡白な上に、当時は家族みたいな関係が強くなっちゃって、
正直男女の関係はほとんど無かったです。
おっ珍しいなあ~と寝ぼけつつ彼を受け入れてました。
なかなかに情熱的でした。

と、その真っ最中のこと。
ガチャガチャとドアが開けて、誰かが入ってきました。
買い物袋のようなものを抱えたそいつは、一瞬立ち尽くした後、
持ってた荷物を玄関に放り投げると物凄い勢いでこちらに向かってきました。
部屋はカーテン閉めていて薄暗かったので、そいつが近くまで寄ってきてやっと顔が見えました。それは、彼でした。
もう驚いて、後ずさって?飛び上がって?さっきまで抱き合ってた彼を見ると、
それは彼でした。彼が2人いました。

379 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 02:38:41 ID:hE9CpVEC0

それに気づいた瞬間から気分が悪くなって記憶が微妙なんですが、
2人の彼は小声で早口で口論をしていたようでした。
布団にいた方が服を着つつ、
「交代の日がきたので彼女も返してもらう」というようなことを言ってたのは覚えてます。
実際の言葉はもっと長い文章だったけど、意味はそんな感じのことだったと思います。

玄関からきた方の彼は怯えたような怒ったような、すごい変な顔してました。
それで、いきなり外に飛び出していってしまいました。
布団の彼も追いかけて出て行ってしまいました。
私はちょっとちびってしまいましたが、腰が抜けたという状態になってしまって立ち上がることができませんでした。

布団の上で立ち上がろうと努力していると、
結構すぐ彼が帰ってきて、「驚かせてごめんもう大丈夫」と言いました。
でも冗談だよとかドッキリだよとか無くて、玄関に散らばってた牛乳パックとかを黙々と片付けてて。
彼は1人だったけど、これはどっちの彼だろう、もう1人はどうしたんだろう・・
そう考えると置かれた状況の意味がわからなすぎて、猛烈に気分が悪くて、
何も聞きたく無くて、抜けかけた腰を奮い立たせて外に出ました。
それで、その日そのまま実家に帰って、彼とケンカしたと言って休ませてもらいました。

380 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 02:40:02 ID:hE9CpVEC0
それからの記憶も曖昧なのですが、実家で暮らして、なんとか彼と別れました。
ケンカしたと皆には言っていたのですが、本当の理由は言えなくて、今でも自分の頭がおかしんじゃないかと思うことがあります。
でも、別れたいという私に理由を聞かず、かなしそうにしてた彼を覚えているので、あの事件は現実にあったことだと、
私の頭は信じています。
あの時、何で2人いるの、あれなんなのって、問い詰めていれば、彼も言い訳しやすかったのかもしれませんが、私はそうしなかった。
何も聞きたく無かったし、無かったことにしたかったし。彼も何も言いませんでした。

彼を見るだけで気分が悪くなってしまって何も言えなかった。
これは、どっちだろうとか。というか、何人もいたとしたらどうしようと思って。
今も軽く人間不信です。

今も彼は普通に実在してて、元気にやってるそうだというのを聞いて、
良かったと思えるようになったので記念に。
絶対関わりたく無いですけど。

長文すいません。
393 :378[sage]:2010/05/27(木) 19:10:25 ID:hE9CpVEC0
一応付き合ってる間で両手で足りるくらいの回数ですが、ご両親ご家族と会ったことあります。
公式?というか表向きというか、私が知っている範囲では姉と兄が1人ずつの5人家族でした。
でも双子と考えるのが無難なんですかね。現実的には。
兄弟に抱かれてたとかそういうこと考えると、オカルトにしてしまいたいのが正直な気持ちです。
まあどっちにしてもキモイです。


>>383
身体的・精神的、両方ですね。
私はもともと怖がりで、怯えたり不安になったりすると、汗いっぱいかいて身体的にも具合が悪くなるタイプです。
宇宙人効果なのかは不明ですが、記憶が抜け落ちてる感じはありますね。あの時の体験は夢と似てました。
大筋は思い出せるんだけど、詳細は抜け落ちているという。

穴の餅

377 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/27(木) 01:56:18 ID:Cu++1Wcp0
小学生の頃、真っ白の餅のようなものが入った直径20センチ深さ60センチほどの穴をよく見た。
場所は学校だったり近所の公園だったり空き地だったり色々。
土の穴に入ってるのにその餅のようなものは真っ白で綺麗だった。
棒きれで差して取り出そうとするも、けっこう大きく重くて堅い。
全くのカチカチではないんだけども、ロウソクくらいの堅さかな。

最初は物珍しくてその穴の中の餅を見る度になんとか取ろうと必死だったけど、次第に飽きていった。
当時はなんとも思わなかったけど、今になってあれはなんだったんだ?とすごく不思議。
毎日までとはいかなくても週に2回は必ず穴の餅を発見してたと思う。
いつの間にか見なくなったけど、あれは一体なに?

こぼれ出したお茶

348 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/25(火) 14:47:44 ID:DjJZIPzt0
今年の1月3日の話です。

いつも家ではウーロン茶は沸かして飲んでいます。
沸かしたウーロン茶は、冷ましてからペットボトルに移し、
冷蔵庫のドアポケットに入れておきます。
この日もペットボトルに、ぎりぎり口いっぱいまで注ぎキャップをしました。
それをしまおうと冷蔵庫のドアを開けたときです。
バシャアーと、冷蔵庫の中からコップ半分位の液体がこぼれて来ました。
びっくりして、「誰か不安定にこぼれやすい物入れやがったな!」
と思いましたが、よく見るとそれらしい入れ物やこぼれやすい物は何もありません。
こぼれた液体を見ると、茶色でウーロン茶ぽい気がします。
いつもは、前のウーロン茶が無くなる前に、次のを沸かしていましたが、
今回は無くなってから沸かしたので、冷蔵庫に入っているはずは無いんですが。
納得いかないまま、きれいに拭いてペットボトルをしまいました。
が、何か違和感がありよく見ると、口いっぱいまで入れたウーロン茶が
減っているんです。ちゃんとキャップはしまっています。

これは、何でしょう?
よく考えると冷蔵庫に入っているペットボトルの減っている部分あたりから、
こぼれでた気がする。液体の一部が瞬間移動?時間を飛び越えた?
不思議です。
こういう経験した方いますか?

長々とすいません。

トイレに入っていった人影

326 :本当にあった怖い名無し:2010/05/24(月) 12:41:33 ID:w1tdKBTD0
俺が小学生の頃の話。

ある日の朝、学校に登校してトイレに入った。
用を足していると、目の前の壁に人影が横切って行くのが見えた。
トイレの奥へ行ったみたいだった。
その時は誰か来た位しにか気にしてなかったが、用を済ませてトイレを見渡しても誰もいなかった。
影を見てから10秒も経ってない。入り口に引き返す影は見ていない。個室も全て空いている。
確かに人が後ろを通る気配はした。空気の流れも感じた。

だが、よく考えたら足音を聞いた記憶は無い・・・。


今まで生きてた中での唯一の不可思議な経験。

A子さんとB子さん

323 :本当にあった怖い名無し:2010/05/24(月) 10:44:13 ID:k+A9C7wqQ
体験ではないけど、びびったことがある。

学生時代にバイトしてたところに社員でA子さんがいた。

おれがバイトを始めてから、1年後にB子さんが社員として入ってきた。

一緒に働き始めて気付いたのだが、A子さんとB子さん、吸ってるタバコが同じだった。

また、会話を続けるうちに、誕生日と年齢、血液型も同じことが判明。

さらに、A子さんB子さんともに、この仕事に就く前、2人とも同じ職種だった。

最後に、B子さんはA子さんの元彼と結婚した。

偶然なのかなんなのか、わかんないけど、びびった!
ちなみにA子さんとB子さんの仲は悪かった。

白粉のような匂い

321 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/24(月) 10:22:09 ID:WoyUIXCF0
突然匂いがすることないですか?
自分の場合はお香のようなおばあさんの白粉のような匂いが強烈にすることがある。
部屋の中で急に。別に怖くもないけど、なんだろうって不思議ではある。

ご利益

318 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/24(月) 00:15:00 ID:74tDC/gN0
陸上部にいた友人から聞いた話

部員の子がタッキー&翼の、翼のうちわをもってきたらしく
友達と翼神て言って部室に奉ったらしい。それからというもの部員の子が
相次いで怪我をし始めて、気味悪く思ったらしくって奉るの止めたら
ピタリと部員が怪我するのが止んだらしい。

凄い速さで何か横切る何か

312 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/23(日) 21:00:55 ID:vaeOhfK80
友人の話

その日友人はバイトの帰り、愛車(バイク)に乗り帰路を急いでいたそうな。
深夜作業が長時間続き、かなり眠かったと。
俺もバイク乗ってるから経験あるけど、バイクでも居眠り運転あるんだよ。
友人も必死で眠気と戦ってて、でも耐えきれなくて一瞬意識が飛んだんだって。

で、ヤベっと目を覚ました瞬間、目の前の道を凄い速さで何か横切るのが見えた。
友人曰く、
「大きさは50cm位、手足があって、その手足がすっげー勢いでグネグネグネグネ・・・って動いてた!」
色は黒だったけど、ヘッドライトが当たってよく見えたと。
「凄いよマサルさんの作者がたまに書く適当な人間の絵あるじゃん。アレだったよまさに」

そいつは(2chは見るが)オカ板なんて見ないし、勿論くねくねの事なんて知らない。
でも友人が見たものって正に・・・。

ネックレス

307 :1/2[sage]:2010/05/23(日) 17:19:53 ID:5F+mnJJC0
つい先日思い出した不可解な話です。

私は、失せ物なんかは自力で発見する方ですが
(あちこちひっくり返したり記憶を辿ったりして)
どうしても自力では探しきれないネックレスがあります。
母から誕生日にもらった物で、誕生石が付いた品です。

貰ってすぐから、そのネックレスを紛失する事が多かったのですが、
そのシチュエーションがおかしいのです。
身につけていた筈なのにいつの間にか紛失していて、
有り得ない場所(1年以上使っていない旅行鞄等)から
出て来たり、発見してホッとしていると、また紛失…
ネックレスが自分から逃げて行く様な感じで、
発見しても発見しても紛失してしまいます。
他にも同じ様な事があれば、自分がうっかりしてると思えるけれど、
なくなるのは、そのネックレスばかり。

308 :2/2[sage]:2010/05/23(日) 17:23:09 ID:5F+mnJJC0
去年の春頃には、もう身につける事は諦め
ジュエリーボックスの中にしまって放置しておいたのに、
いつの間にか蓋の上に乗っていて、
蓋が透明なので気付かず蓋を開ける→滑って本棚の後ろへ…

去年夏、引越当日に別の場所から再発見され、
今度こそは絶対無くさない様にと、小さいジップ□ックに入れて
さらに鞄のチャック付きポケットに入れて引越先に
移動したら、ジップ□ックの中からも消えていました。
超イリュージョン…


そして先日、ジュエリーボックスを見たら
昨日まで無かった場所に問題のネックレスが…。
ボックスには仕切りが付いていて、1マスに1つのアクセサリーしか
入れておらず、全マス他のアクセサリーで埋まっていたはずなのに。
元々そこにあったアクセサリーは、昨日身につけて出掛け、
帰宅して元に戻そうとしたら、問題ネックレスがあった…という感じ。

気味が悪いという感じはしないのですが、
「またかよ!!」という気持ちになってしまいました。

こういうツンデレ(?)アクセサリーを経験した方は
他にも居るのでしょうか?

赤いシール

306 :本当にあった怖い名無し:2010/05/23(日) 15:18:55 ID:uYxVXgkl0
つまらない話ですが、唯一の謎っぽい話なので投稿。

まだ小学校に上がる前のこと、母の友人が子供を連れて家に来た。
子供は私より1、2歳上の男の子と、それ以下の年の女の子が数人。子供どうし騒いで
遊んでた。
家には幼児用のよくある小さいブランコや滑り台の玩具があり、滑り台は組み立て
て使うものなのでパーツ毎に分けられるのだが、その階段部分を見ると赤い丸い
シールが。
よく連絡帳とかに先生が貼ってくれるような紙の。
よくみると家にある鉄のラックやら椅子やらにもペタペタ貼ってある。
男の子とそれをみて、
男の子は「…(←ここは思い出せない。昔は覚えてたけど)みたいだね」
私も「うん!不思議だね!」と頷きそのまま貼っといた。(貼った記憶はなし)
数日後、ふと気付くと赤いシールがどこにもない。あんなに貼ってあったのに!
と思い母に訪ねてみた。
しかし「そんなものなかった」と言う答えが返ってきたので不思議がりながらも
なんとなく記憶違いかなぁと思ってた。

あとから考えると、そんなもの貼るとしたら私だけだし剥がすにしても私くらい
です。枚数も結構ありました。一緒に遊んだ友達にしても人数が少し多いのです
。子供ころのことですから単なる夢とかかもですが、なんだか不思議です。

悪寒とは違う背筋を走る何か

282 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/23(日) 01:07:50 ID:FSQvGYP60
仕事や対人関係でゴチャゴチャあって、人間不信になってしまい、結構長い事、何もする気力もなく寝ているだけな期間があった。
食事をとり、ベッドにつっぷしていると、一日がすぎる。友人にも会わない。電話も、メールもしない。時には食事もとらない。
気づくと28時間たって、記憶の中から日付がひとつ飛んでいることもあった。

その間、家にいた猫二匹がずっと側に居てくれた。そばにいて欲しい時には寝ている隣に、ほっといて欲しい時にはほんの少し離れた所に、絶妙の距離感で。おかげでずいぶん、助けられた。

寝て暮らす生活の中、特に何ということもないのに、猫たちがパッと身をおこし、緊張した面持ちでこちらを見た。何だ、どうしたの、と撫でようとした途端、家がガクンと揺れた。地震だ。結構大きい。
ベッドの上、倒れるものの無い位置に移動すると、猫たちも隣に来た。揺れが収まってからTVで確認、震度3だった。すごいな、猫って分かるんだ。

その後も、同じ出来事は続いた。猫たちが緊張すると、5秒くらいで揺れがくるのだ。うちは関東で、軽い地震はよくあった。その度に、猫たちは反応。5秒あれば、それが何か理解してれば多少はマシな行動がとれる。

283 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/23(日) 01:09:41 ID:FSQvGYP60
ある日、さわさわと木々の葉ずれが聞こえ、部屋を風が通る中、横になりながら本を読んでいた。猫たちも側にいて、風のそよぎを楽しんでいる。ああ、気持ちいいな、と思いながらページをめくっていると、異様な感覚に襲われた。

葉ずれの音がまったく聞こえなくなり、風も止まったのだ。それと同時に尾てい骨から首根にかけ、ザッと何かが走る。あっ、と思い猫たちを見るのと、猫たちがこちらを見るのが同時だった。やばい。

ベッドの隅により、二匹を呼んでしばらくすると、何時もより長く大きな揺れが来た。幸いにして家具が倒れる事もなく、無事収まった。震度4、場所によっては5だった。

それからは、地震が来るのが分かるようになった。現実との乖離感、悪寒とは違う背筋を走る何かがアラートだ。まず、外れる事は無かった。

しばらくすると、ある程度元気になり、友人と会うようになった。地震が分かる事は、気味悪がられると思い、言わなかった。少しずつ、友人以外の人とも話せるようになり、短い時間だけど、仕事もまたやりはじめた。

半年ぐらいして、友人との会話の中で、地震の話がでた。最近よく揺れるよね、大きいの来たら怖いなぁ、等など。『事前に分かったら良いのになぁ』と友人が言った瞬間、つい『あ、分かるよ』と答えてしまった。
友人は『ソレはどんな感覚なのか、どんなタイミングで分かるのか』等をかなり細かく聞いてきた。ここで変にごまかすと、逆に気味悪がられる気がして、感覚を思い出しながら説明した。
背筋を走る何かが、寒気とはまた違う感覚だな、そういや、時間が止まるような感じがあるな、てのも、話してる最中に気づいたので、細かく話した。

一通り聞いた友人は少し難しそうな顔をして『それ、あまり人に話さない方がいいかも』と言い、他の話題になった。気味悪がられたりはしなかったので、少し安心した。

話してから三日ほど後、家で休んでいると、猫たちがパッとこちらを見た。え、どういう事だ、と困惑すると同時に、揺れがきた。震度、3だった。怪訝そうな表情で、二匹が顔を覗き込む。どういう訳か、予兆がまったく分からなくなっていた。

それ以来、8年ほどたったけど、未だにあの感覚は戻らない。何で身についたのか、何で無くなったのか、さっぱりわからない。

腕時計

272 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/22(土) 04:57:29 ID:2JqDHCv2Q
凄く小さな事で申し訳ないのですが、どうにも腑に落ちないので。


寝る前に、腕時計をしていない事に気付き
洗顔する時に外した筈と置き場所をみたが見あたらない。
勘違いかとあちこち探したが見つからず。
『目がさめた時すぐ時間わからないから困るなぁ』
『いつも腕時計したまま寝るから無いと変な感じ』
などと思いつつ、腕時計の無い手首を見つめさする事数回。

渋々あきらめて布団に入り、先に寝てた家族に
『もし腕時計見かけたら教えて』と言うと
『…(゚Д゚)σハァ?』


腕時計ありました。私の腕に。


因みにほぼノースリーブの半袖。袖に隠れたりしようも無く。
私の頭かナニかのバグ?


家族は全員「頭のバグ」に10000点

飲み物が突然倒れた

270 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/22(土) 02:50:41 ID:VfswRhe20
前にカラオケに行ったとき、目の前にある飲み物が突然倒れた事がある。
ほかにもいくつかのグラスが並んでいたが、何故かそのなかの一つだけが勢い良く。
誰かがテーブルを蹴ったのかとも思ったが、床にボルト止めしてあり動かないタイプだった。
当然「えーっ⁈」となり、周りを見ると仲間の1人が目撃していた。
「今の…何?」
「突然、倒れたよね…」
でもまわりが盛り上がっていたので、とりあえず見なかった事にした。
ていうか話題にする空気じゃなかった。

日本地図の形の雲

265 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/21(金) 17:03:58 ID:YNxFiiih0
もう、30年くらい前かな。
高校生だったんだが授業中に窓の外をボンヤリ眺めている時、変な形の雲が浮いているのに気づいた。
ビックリしてまじまじ見ると、雲は日本地図の形をしていて、白い日本列島状の形で、輪郭が鈍いオレンジに光っていた。
放心状態になる程リアルな日本地図を、しばらく眺めていると、やがて雲は関東のあたりから、真っ二つに割れて四散し、次第に消えてしまった。
何を暗示してたのか、未だに思い出してはきになって仕方ない。

ボールペン

262 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/21(金) 16:09:05 ID:AyIb90FT0
職場の話なんだが。
ちなみに、オチはたいしておもしろくないかもしれないが、ご了承願う。

販売やってるんだが、なんだかいろいろ見えないのがいるらしく、
通りすがりの「見える」というおばさまが
「ここに男の子がいるから、塩盛っておいたほうがいいわよ」
と言って去って行ったりする職場だ。

で、クレジットカードで買い物した人にサインしてもらう用のボールペンがレジにある。
海外製で、金属の、結構重たいやつだ。
見た目はかっこいいのだが、インクの出がいまいちよくないので、
実際はまったく使われず、レジの邪魔にならないところに追いやられていた。

ある日、買い物したお客さんを見送り、スタッフ同士(二人)で少し話をしていたとき、
二人の目の前でそのボールペンがフワッと浮いた。
あっけにとられていたら、ちょっと横滑りして、ペン先から床に落ちた。
もちろん触ってなどいないし、むしろ意識しないと取れないようなところに追いやっていた。
しかもバランスを崩して落ちたなら、尻から落ちそうなものなのに、わざわざペン先を下にして直下。
もちろん二人でパニックになり、いろいろ検証したけど、原因は不明。
ペン先だけが特に重くできているわけでもなかった。

でも、以前にもこのボールペンはよくありえない位置に転がったり、浮いたりしたらしいので、
今回もそんな伝説がひとつ増えたのかな、くらいで終わった。
なんだか見えない人がやんちゃをしたのかもしれない。
前々から、浮いたことがあるというのは聞いたことがあったので、実際に目にできて、テンションが超あがった。

不思議な話を不思議な彼女に話したら

252 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/20(木) 17:33:35 ID:3c17lPCa0
雨女と晴れ男の怖い話しを読んだら、昔のことを思い出した。
小学生の時、雨男がいた。
そいつを誘って遠くに行くと、必ず雨が降った。
別に苛めには繋がらなかったが、多少囃し立てたことはあった。
そんなことを彼女に話したら、彼女は左の掌で俺の目を塞ぎ、少し考えてから言った。
「その人には水のアヤカシが憑いている」
手を離し、
「護っていたんだよ」
257 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/20(木) 23:39:42 ID:3c17lPCa0
>>253
今じゃレズビアンなんて珍しくもないけど、俺の学生時代には、身近にいたら好奇な目で見られる存在だった。
なんかテレビ見てて、そーいえば怪しかったなーって女子二人を思い出したんよ。
とっても綺麗な子と、とても薄気味悪いペアだったんだけど、なんか挙動が妙だった。
それを彼女に言ったら、また目を覆われて、
「その綺麗な子は体が作り物で、ばれやしないかといつも気にしていた。
その薄気味悪い子にだけばれた。けど薄気味悪子は周囲に言いふらしたりしないで素直に受け入れたから、二人は一緒に行動するようになった」
んだって。
真実そうなのかは不明。確かめようもない。

喋る絵皿

243 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/20(木) 12:51:16 ID:zTyWomRN0
友人が喋る絵皿と接触したことがあると判明。
一部編集したが転載する。許可は得てある。

(転載開始)
うちの父の実家に絵皿があったんだけど、それがよく喋ったんだよね。
なぜだかわからないけど兄貴って呼んでたよ。絵皿のことを。
よく「男は度胸、女は愛嬌」って言われた。
兄貴的な解釈だと、
・女にはデフォで度胸と逞しさが備わっている。愛嬌さえあれば完璧。
・男はまず度胸を身につけるところから始めろ。
という意味になるみたい。
ついでに、
・男は脳内がガキなのに腕力は強い。だからへりくだってやらないと怪我をするかもしれない。
・ニコニコあやしながら男を手のひらの上で転がせ。
とも教育された。
両親も祖父母も男尊女卑的な人だから、そういうこと言うとは思えないんだよね。
まあ思春期くらいになってからようやく意味が分かったんだけど。
たぶん、兄貴とおしゃべりしてたのは6歳くらいまでだな。
小学校在学中は父の実家には行ってないし、中学生の頃にはもう絵皿としゃべろうと思う年齢じゃなくなってたし。
一応、ためしに声かけたけど、実際、返事はなかったよ。
兄(皿じゃなくて実の兄な)に変人呼ばわりされただけで。
(転載終了)

個人特定できそうなところは省いた。
描かれてたのは魚だそうで。
あと友人の兄や弟は絵皿が喋ることを知らないそうだが従妹は知ってるとかで。
女にしか声聞こえないんじゃね?と俺は思う。

祖母が亡くなる数日前

220 :ちょっと謎な話だと思うので[sage]:2010/05/19(水) 21:52:37 ID:/e9V8DX50
俺の母親の話なんだが、
俺が産まれて3ヵ月後に祖母が亡くなった。
祖母が亡くなる数日前に、
夢の中で、母親が祖母から電話がかかってきて元気な声を聞けて
嬉しい気持ちと、少し寂しい気持ちがあったらしい。

(祖母はその時、寝たきりで電話を掛ける元気ももちろんなく
モルヒネで意識が朦朧としている状態だった。)
次の日に、母親が祖母のお見舞いに行くと、
涙を流しながら、「電話、電話・・・」と(寝言?意識朦朧の状態?)と言ったらしい。
傍から聞くと、たまたまやんって思われるかもしらんが、
俺の中では、親子愛の良い話。
今年で、母親は祖母の死んだ年齢を越えた。
長生きしてくれよ、かーちゃん。最近、冷たくしてごめんな。

キッチンの方から気配が

209 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 10:16:55 ID:gxRkORWS0
おまけでもうひとつ。

子供の頃、片親でその親も入院していて一人で暮らしてた。
夜の9時くらいだろうか。
自分の部屋に居たらキッチンの方から何となく気配が。
しばらく怯えたものの、意を決して戸を開ける。
玄関の鍵は間違いなく掛けてる、ドアチェーンも。泥棒では無いはず・・

開けると勿論誰も居ない。
ホッとしてお茶でも飲もうとキッチンに近づいた。

ちなみに、子供だから調味料なんて使ったら使いっぱなし、
精々、袋を軽く丸めて置いとくだけでも御立派レベル。

・・なのに。

全部キッチリ丸めてゴムで縛って棚に直してあった。
学校行ってる間に親が一時帰宅して片付けた?
きっとそうだ。

アンテナの端子

208 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 10:09:07 ID:Y405kOQcP
>>207
うちのテレビも不思議なことがあった。
新築したばかりのころ、アンテナに繋ぐ端子が二つあったんだけど
一方はあまり綺麗に映らない、というわけでもう一方に繋いでいた。
その端子でテレビを見続けて5年ぐらい経った時に,電気屋さんが来て
頭を捻った。
「あの・・・この端子に繋いでました?見えてました?
こっちBSの端子なんですよ。BSのアンテナつけてないですよね?」
自分は、アンテナじゃなくて端子だけのBSの方に繋いでいたわけだ。
その後、BSの方に繋いでみたら,砂嵐で全然見れなかった。

うちのテレビ

207 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 09:56:22 ID:gxRkORWS0
うちのテレビの話なんだが。

うちのは外部入力端子に接触があると自動的に電源が入る機能付。
つまりゲーム機とかを繋ぐと電源が勝手に入ってchが変わる。

最近、時々テレビの電源が突然勝手に入る。
PS2を繋いでいてS端子が痛んでいるのでそれが原因だろうと思っていた。

・・で、久しぶりにPS2やろうと思いテレビのリモコンを探したがみつからなかった。
そこでいつもの現象を思い出し端子をイジッて電源を入れようと思った。

・・反応が無い。
一度外して繋ぎなおしたりしても反応が無い・・

思い出した。

「電源入れたまま繋がないと反応しない」んだった・・

じゃあ電源入ってなかった今までのは・・何?

キュルキュル

205 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 08:24:49 ID:CU7mhu+D0
初です。2週間程前の出来事。
少し気味の悪い事が起こったのでカキコ。

夕方、友人と電話していた時の事。
電話の途中から、ブツブツと、相手の声が途切れだした。
電波が悪いのかもしれない、と思いながら相槌を打っていると、どんどん酷くなっていく。
相手の声が殆ど聞き取れない。
は?とか、え?とかしか返事が出来なくなった頃。
携帯の画面は通話中になっているにもかかわらず、何も聞こえなくなってしまった。
すると、TVの砂嵐の音を小さくしたような、「サァーーーー」という音が。
どしたー?と声を掛けても返事なし。
音量調節しようと画面を見ても、通話中のままだし、どうしようと思って耳にあてた瞬間。


キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル
キュルキュルキュルキュルュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル!!!!!!

まるでテープの早送りのような音が。
反射的に耳から離して携帯を確認したが、通話中。
まだ聞こえるかも、と耳にあてた瞬間切れてしまった。

友人に、あれは何だったのか聞いた所、前にも一度経験したことがある、とのこと。
何が原因か分からないから、怖くて切ったと言っていた。
AUに問い合わせても、トラックなどが原因だとは思うが、テープの早送りは聞いたことが無いそうだ。

誰かこんな経験したことがある人いる?

夢で見た廃屋

199 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 02:17:12 ID:6LlW6IP80
3レスほどで長めだけど、ちょっと聞いてくれ。

父方の祖母の家は、山間部にあって、住宅地っぽい一画は
それなりにひらけてるが、それ以外の場所は普通の山と変わらん状態。
で、住宅地と山間部の境に、廃屋があったんだ。
俺はその廃屋に向かって、歩いていた。
(あぁ、そうそう。子供のころに、兄弟や従兄と探検しに行ったよなぁ) と
幼年時代をなつかしく思いながら。

で、しばらく歩くと、廃屋に到着。
俺の子供のころでさえ、ぼろぼろだったその家は20年を経て
いまにも朽ち果てそうだった。
さすがにいい年して、廃屋に入る気にはなれなかったので
ひとしきり子供時代の感慨にふけったところで、帰ろうと廃屋に背中を向けた瞬間
「何をしに来た」と、しわがれた声。

え?と思って振り向くと、さっきは気付かなかったが
廃屋の中に、人が立っている。パッと見ても、男か女かもわからないほど
年を取った老人が一人。ボロボロの服を着、腰も曲がり、相当な高齢だと一目でわかった。
それよりも何よりも、異様だったのが目つき。
それほどの高齢なのに、目つきがやけに鋭く蛇に睨まれたカエルのように
一瞬、身動きが取れなかった。

(うわ、こえぇ) そう思った瞬間、目が覚めた。
201 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 02:18:24 ID:6LlW6IP80
そんな夢を見たことも、すっかり忘れた1ヶ月くらい後のこと
祖母が亡くなった。享年93歳。

これだけ長生きしていれば、葬儀といっても
そこまで湿っぽい感じにはならず、集まった親戚一同は
おのおの近況を報告しあったり、思い思いに思い出話に
花を咲かせたりしていた。

そのうち、叔父に呼び止められた。
「なぁ、○○くん、タバコ買ってきてくれ」
そう言って、俺に千円札を渡してきた。
「それはいいけど、このあたりに自販あったっけ」
「5分ほど歩いたところにあるわ、ほら、ちょうど小学校の裏手あたり」
簡単に道を説明されて、俺は煙草を買いに行った。
時刻は夕方で、真っ暗というほどではないが、あたりは薄暗くなっている。

タバコを無事に買えたのは良かったんだけど、暗い上にあまり目印になるような
ものがないせいで、帰り道を間違えて、俺は例の廃屋の前に出てきてしまった。
子供のころに、探検しにきたことを思い出して、一瞬懐かしくなった。
が、それも束の間、俺は先日見た夢を思い出してしまった。
(あの時は、変な年寄りが急に現れたんだよな、あー、やだやだ)

急に不安になって、思わず目の前の廃屋を凝視して
人影がいないか、確認してしまう。
だが、当然というか何というか、人影はなし。
ほっとして、きた道を引き返そうと、廃屋に背中を向ける。
その時、ガタッ、と背後で音がした。
音の位置からして、明らかに廃屋が発信源。
飛び上るほどビックリして、後ろも振り返らずに
俺はその場所から、ダッシュで逃げだした。

202 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/19(水) 02:19:52 ID:6LlW6IP80
全力疾走で帰ってきた俺に、親戚の人たちは驚いていたが
さすがに、事情を説明もできず、最近運動不足だから走ってみたと誤魔化しておいた。
学生時代はサッカーをしていたおかげで、言い訳もあまり不審がられずセーフ。

で、少ししてから、思い出話をよそおって
昔一緒に探検した地元の従兄に廃屋のことを聞いてみたら
「あー、もう取り壊されたな、何年か前に。一時期はホームレスが住み着いて
みんな困ってたから。でも、追い出すわけにもいかんやろ。
そのホームレスが亡くなった時に、今後こういうことがないように壊してん」
(え…嘘…)
思わず絶句して、何も言えなかった。

次の日、火葬場に行く道すがら、従兄が声をかけてきた。
「ほらほら、あそこ。あそこが廃屋のあったところ」
そう言って、更地を指差している。位置からして、昨日の晩に俺が迷い込んだ場所に間違いなかった。
その後、従兄をはじめ、地元の人にそれとなく探りを入れてみたけど
例の場所で心霊体験とか、そういう噂も特にないらしい。

オチはないけど、なんか腑に落ちない俺の体験。
ちなみに、夢で見た年寄り=ホームレスかは確認していない。
そうだったら、怖すぎるんで。

思い知ったか!!!!!!!

170 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 16:13:04 ID:BO9Ukqtd0
長くなるんですが聞いてください。
5年前のことなんですが、未だに訳が分からなくて未だに僕のトラウマになっている出来事です。

6年前、mixiでとある女性と仲良くなりました。仮にA子(25歳)とします。
メッセージをやりとりし、何度か会うにつれ僕は彼女を好きになり付き合うことになったんです。

東京(僕)大阪(彼女)で遠距離恋愛な上、美容師のため連休がない僕に変わって彼女が毎週末東京へ来てくれました。
小さくて可愛くておっぱいが大きくて料理が上手で性格がよくて上品で非の打ち所がない。
信じられないくらい僕の理想どおりで、僕は彼女に夢中でした。
今思えばそれは不自然なくらい完璧だったと思います。

付き合って1年近くたったころ、僕は結婚を意識し始めお互いの両親に会うことにしました。
うちの両親は彼女を気に入ってくれました。
でも彼女はいいところお嬢様なので、貧乏美容師の僕との結婚を反対されるのでは…と覚悟してたんですが、
ご両親ともお金持ちの嫌な感じが全然なくとても親切で、結婚もとても喜んでくれました。
途中、部活から帰ってきた年の離れた弟くんは無口でそっけなかったけど、興味のない僕でも知ってるくらいの超有名高校の野球部在籍だけあってとても礼儀正しかったです。

ドラマに出てくるような幸せ家族で、こんな仲のいい両親に育てられたからこんないい子が育ったんだな、とますます彼女が大好きになりました。

それからも毎週末僕の家にやってくる生活は変わらず、仲良くすごしていたある日の日曜日。
早朝、彼女が朝食を作る匂いと音で目が覚めた。幸せだな~とまどろんでいると寝室のドアが勢いよく開けられました。
ご飯できたのか、と思いキッチンに行くと彼女様子がなんか違う。
おはよう、と声かけても無視。
彼女はヤキモチ焼きなところがあるので、なにかいらぬ心配をして怒ることがよくあったので今日もそれかと思い、気にせず話しかけていたんですがやっぱり無視。
いつもなら「大好きだよ」というとすぐ機嫌が直るのにな、昨日何かしたかな…と考えてるとどこからともなく焦げ臭いにおいが。
どうやらフライパンをから煎りしている様子。
「火、つけっぱなしだよ!」と言うや否や彼女は

「思い知ったか!!!!!!!」と叫び熱々のフライパンで僕の頭をガンっと殴った。

171 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 16:14:10 ID:BO9Ukqtd0
>>170続き

突然のことに呆然。
そんな僕を尻目に彼女は荷物を持って出ていってしまった。

それから彼女と音信不通になりました。
普通に考えれば前日に何か怒らせるようなことをしたんだろう、と思うのですが、不可思議なことはここからなんです。

僕はどうしても彼女とちゃんと話したくて彼女の居場所を探しました。
携帯は解約されていたので、まず会社に電話をしました。
電話口の人に「そのような人は働いておりません」と言われる。

次に彼女のマンションへ→もぬけの殻。

彼女の実家へ→誰もいない。表札も外されてて住んでる形跡無し。

実家へお邪魔した時に彼女のお父さんが
「この家は私の曾祖父から使ってるものでね、大きいだけが取り柄のボロ屋敷だよ。でも愛着があって引っ越す気も建て替える気になれなくて」
と言っていたので、手放すなんてちょっと考えられない。もしかしたら事件に巻き込まれたとか?
と色々考えていたら、お父さんに名刺をもらったのを思い出した。
京都某区役所の職員ということだった。
すぐさま区役所に直行。
しかしそんな人は働いていないということ。
名刺も見せたんですが「これはうちの名刺じゃないですね、偽物です」とまで言われる始末。

172 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 16:14:58 ID:BO9Ukqtd0
>>171続き

もう何が何だかわからない。
彼女は何者だ?彼女の家族は何者だ?
残るは強豪校で一年生ながら野球部レギュラーを務めているという弟くんだ。

ツテなんかないけどそのとりあえずその学校へ行った。
行って愕然。

弟くんと初めて会った時、弟くんは部活帰りで制服だったんだけど、その時の制服と今目の前にある学校の制服とが全然違う。
学校名を間違えたということはない。
弟くんのスポーツバッグには○○高校野球部と書いていたし、試合中の写真を見せてもらったときもユニフォームに○○高校とかいてあった。

もうわけがわかりません。
彼女は僕をだましてた?なんのために?家族ぐるみで?そもそもあれは本当の家族だったのか?

突然現れた理想通りの彼女もとても不自然に思えてくるし、ドラマみたいな絵に描いたような幸せ家族も不自然に思えてきた。
最後の彼女の言葉「思い知ったか」も意味がわかりません。
彼女や彼女の家族と過ごした時間を思い出すと鳥肌が立ちます。
何か得体のしれないものと一緒に居てたようで。

彼女ははじめから居なくて僕の妄想だったのでは…とも思ったんですが、両親が「A子ちゃんとの結婚いつなの?」って聞いてきたり、
うちのお店のスタッフに「最近美人の彼女さんカットしに来ないですね」と言われるたびに、妄想の方がよかったと思います。
この一連の出来事に説明がつけば、自分がメンヘラだったというオチでもなんでもいいんです。
ああ、これはこういうことだよ、誰かが納得のいく説明をしてくれるまで僕はずっとモヤモヤしたままです。
180 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 17:50:56 ID:BO9Ukqtd0
>>173
復讐、というのも考えました。全く心当たりはないですけど…。
でもそのためにエキストラ(?)を用意しますかね。
そこまで復讐心を抱いてるならフライパンで殴って終わり、なんてそんなあっさりできますかね。
結婚式でドタキャンとか、もっともっと堪えることをしてきそうな気が…
まあ全て憶測ですが。

>>176
mixiはすぐに退会したようでした。
彼女のマイミクに会社の人もたくさんいて「繋がり:株式会社○○ 彼女はとても美人で云々」みたいな紹介文もいっぱいあったんですよ。上司からのも同僚からのも。
それも嘘だったと思うと鳥肌が立ちます。
あ、彼女の大学の同級生という2人と僕もマイミクだったんですが、彼女が退会したと同時期くらいにそちらも退会していました。
彼女の複アカか?とも思ったけど、どちらともマイミク数が200人近くいたし、日記もこまめに書いてたし、1人は中国在住でよく中国の町並みをうpしてたので、
手間暇を考えたら複アカというのは考えにくいです。

一時期でも美人の彼女ができてよかったな、とおっしゃいますがそれ以上に不気味で怖いです。
194 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 23:10:48 ID:BO9Ukqtd0
>>188
実家周辺の聞き込みはしました。
「こちらに住んでいた○○さんという方はどちらへ行かれたかご存じないですか?」ということを5、6件のお宅に聞いて回ったんですが、怪しかったからか誰も答えてくれませんでした。
優しいお言葉ありがとうございます。


投稿するにあたって色々思い返してたんですが、先の投稿で「弟の試合中の写真を見た」と書きましたが
その写真の他にチームメイト数十人も一緒に写ってるのも見ました。
彼女が失踪したあと、ネットでその野球部の記事を読んでたんですが、僕が見た写真とユニフォームが全然違うんですよね。
弟だけでなく丸坊主の少年達数十人も巻き込んでたと思うと、本当になんのためにそこまでするんだと不思議でしょうがないです。

聞いてくれてありがとうございました。
230 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/20(木) 01:20:34 ID:nrLyFwgK0
>>213
もう引退してる某プロ野球選手もそこの高校出身で、高校時代の画像を見ましたがユニフォームは同じでした。

>>216
ジューーーっと押し当てられたわけじゃないので禿にはなりませんでしたが、髪がチリっとはなりました。
たんこぶもできました。

>>219
「思い知ったか!」と叫びながら殴ってきた、の方が近いです。
まるで意味がわかりません。

北朝鮮の工作員説を読んで目から鱗です。
彼女らが何者か何の仮説も立てられなかったので、そういう可能性もあるんだということで少しモヤモヤが晴れる気がします。
書き込みして本当に良かったです。ありがとうございました。

大きな月と光

169 :本当にあった怖い名無し:2010/05/18(火) 13:45:22 ID:0Xpy2bBu0
謎な話…今でも何なのか、理解できない
長文でゴメンね

小学校5年か4年か…忘れた
犬の散歩で実家の上の畑から抜け隣の集落の畑をぐるーっと回る、いつもの散歩コース
学校終わってからだからもちろん夕方で、でもまだまだ明るかった
散歩コースの半ば過ぎたあたり、一反はある畑の広がる向こうに防風の為かわかんないけど
一列か二列に植わった林の向こうに、月が見えた、と思った
でも、大きさが尋常じゃない
月だと思ったものは畑一反分より大きいくらいの大きさで下半分は木に隠れて見えない
月ってこんなに大きかったっけ?なんてボケながら、犬と競争しながら家に帰った

その日の夜ではなかったとは思う
夜、二段ベッドの下で目が覚めた
頭のほうから強烈な光が差し込んで来てたから、なんだ?と思った
障子をはさんでお昼のような強い光、でも違う方向見たら、ちゃんと夜
上段の兄は起きない
ちなみに、部屋に光が差し込んできている方は、一メートル半くらい土手になって
奥には氏神様が祭ってある、半分畑で半分木がぼうぼうな何も光源はないところ

絶対に起きた記憶ある
障子を開けた記憶がある
起きたら朝だった

なんだったんだろう
今でも、謎…というか、夢なのかと思うくらい現実離れしてる
誰か似通った体験してないかな…

コサック兵

165 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 11:27:43 ID:B7LO7avO0
すみません 初めてPCから書き込みます。読みづらかったらごめんなさい。
あれは多分3才くらいのころです。その頃夜中一人で目を覚ますのが大好きでした。理由は昼はただの戸棚や洋服掛が夜中になると、窓の外のうっすら明るい街灯で動物や色々な物に見えるのがとても面白かった記憶があります。
たまにそういうのを見ていると不思議な体験をしたことがあります。
でもある日その楽しみは突然終わりました。ある夜目が覚めたとき、姉の机の上の魔法瓶かなにかを見ていると少しづつ動いているような気がしました。
気のせいかと思ったのですが少し前と比べて確かに移動しています。私はまた楽しい不思議体験だと思って嬉しくなりました。
その時です。
姉の机の下に小さい黄色の2つの目がこっちを見ているのに気づきました。びっくりしてこれこそ気のせいかと思ったのですが、確実にこっちをずっとみています。
私が右をむくとそれも右をむきます。左も同じです。
ここで初めて恐怖を覚えて布団にもぐりました。こうしていれば怖くないと思ったのですが、布団の上に重みを感じました。
驚いて顔を出してみるとそこには男の人のようなものがいました。顔は暗くてわからなかったのですが恰好が変わっていてコサック兵みたいな帽子とコートを着ていました。(この時はコサック兵なんて知らなかったので後年はいからさんが通るの漫画みてびっくりしました。)
そのコサック兵は両手に丸太のような物を持っていて、それを交互に私の脇腹を布団の上から叩きだしました。
声を出して助けを求めたくても金縛り状態で動くこともできません。恐怖が沸点に達したその時、ふわっと体が浮くような気がしました。その瞬間声がでました。
「おかあさん!!」
自分と横に寝ている家族が下にいました。
子供ながらこりゃ死んだかと思った次の瞬間、体に戻っていて朝になってました。
後から起きてきた家族にいっても皆夢だといって信じてくれませんでした。
その後私は夜目がさめるのがすごく怖くなってトイレいけなくなりオネショするようになりました。
不思議な体験もなくなりました。
本当に不可解な体験でした。

C神社

152 :本当にあった怖い名無し:2010/05/18(火) 02:44:05 ID:5qYkIpRT0
ある時期、A県B市のC神社に行きたいと感じる様になった。
理由は分からないが何となく行きたいと思う様になった。
A県B市のC神社までは、自分が住んでいるところから、新幹線や電車を使って4時間位掛かる。
C神社にはそれまで行ったことがない。
行ったことはないが、時間がある時は、本やインターネットでC神社の画像を眺めるなどしていた。
しかしその場所が遠いこともあり、自ら積極的にその場所まで行こうとはしなかった。

そんなある時、たまたま大学の研修で、そのA県B市の隣町に行く機会に恵まれた。
「せっかく近くまで来たのだから」ということで、また自由時間が出来たこともあり、C神社を訪れて参拝をした。
C神社は初めての場所だったが、何か大きな存在(?)に包まれる様な感じがし心地良く、「ここに来て良かった」と思った。
154 :152続き:2010/05/18(火) 02:46:57 ID:5qYkIpRT0
それから特に何事もなく一年が経った。

その年は何故かまた、今度は仕事で、A県B市の隣町に行く機会が訪れた。
本来なら自分がその場所に行くはずではなかったが、担当者が突如として行くことができなくなり、
代わりに自分がA県B市の隣町に行くことになったのだ。
そしてまた、「せっかく近くまで来たのだから」ということで、C神社を訪れて参拝をした。

それから特に何事もなく一年が経った。

そんなある時、親戚のおじいさんが、「ワシは高齢だからいつ死ぬか分からん。これを頼む」と言って、
代々伝わるという家系図を私の母親に手渡して来た。家系図の存在は母親から話を聞かされていたので知っていたが、
実際に見たことがなかった。そして母親がその家系図を私に送って来た。(当方実家を離れ一人暮らし)

155 :152と154続き:2010/05/18(火) 02:49:31 ID:5qYkIpRT0
家系図をよくよく見てみると、私の先祖はある土地の領主D氏に仕えていた様だった。
私はその領主D氏のことが気になり、インターネットや図書館で色々と調べたところ、領主D氏はある神社の出で、
そこから別の場所に移り住み、その土地の領主となった様だった。
そして領主のD氏の出自の神社というのが、なんとC神社だった。
つまり私の先祖が、間接的にではあるが、C神社と所縁があったということが判明したのだった。

このことが分かって以来、C神社に妙にシンパシーを感じる様になり、毎年お参りすることにしている。
そして今年も2月にC神社を訪れて来た。現在の自分とC神社に直接の関わり合いはないが、
遠い昔に自分の先祖が間接的にC神社と関係していたかと思うと不思議な感じがする。

なぜ突如として、ある時期にC神社に行きたいと感じる様になったのかはよく分からないが、
自分にとってはC神社と先祖との所縁を感じた不思議な出来事だった。

猫の鳴き声

149 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 01:04:53 ID:Z32Irx3T0
該当スレはここでいいのかなぁと迷いつつ書いてみる。違ってたらゴメンナサイ。

今から3年前の4月初め、母と一緒に地元の夜桜を見に行ったんだ。
その日は小雨が段々と本降りになるという、生憎天気は良くなかったんだが逃してしまうともう機会がなかったので思い切って出掛けたんだわ。
桜は綺麗だったけど雨に濡れるのが嫌でノロノロとした運転で車内から見物。それでも結構満足。大部分の人は歩いて観賞してた。
桜並木は結構長くて途切れた所は行き止まり。提灯の明るさもなく車のライトだけが頼り。
そこでUターンして戻るしかないんだけど、その時猫の鳴き声が聞こえてきた。
それも異様に大きな声。みゃあああぁ~みゃあああぁぁ~~と途切れることなく鳴いている。
車で引いてしまったら嫌なのでどこにいるか確認しようとしても周りは真っ暗で鳴き声ばかり、姿が見えない。
しかも30mも離れてないところに人がいるというのに関心を示す様子もないのが不思議で。
変だなぁと思いながらも仕方ないのでそのまま通り過ぎようとしたら一段と大きい声が聞こえて、車のライト前、それが姿を現した。
えぇっ、猫が立ってる!立ったまま歩いている!
良く見ると顔も普通の猫と違う。妙に目が大きい。口もあんなに裂けてるものだっけ?
母に捕まえてくると断って、慌てて車を降りた。
大粒の雨が顔を叩いて一瞬目を瞑った。
開けるとそこに居たはずの猫はもういなかった。
それでも鳴き声は相変わらず聞こえるので周辺を探したが、見つけることは出来なかった。
諦めて帰宅する頃にはアレはペットショップから珍しいのを買った飼い主から逃げ出したペットだ、そうだミーアキャットっていう立ち上がる猫のようなのがいたっけ。
それに違いないわと納得させていた。


150 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/18(火) 01:11:17 ID:Z32Irx3T0
(続き)

それきり忘れていたのは当時から不治の病に掛かっていた母の介護やら仕事やら家事で多忙だったから。
…母が亡くなりまた春が巡ってきて上記のことを思い出しネットでミーアキャットのことを調べてみた。
画像、全然似てない。鳴き声、出さない。
驚いて不思議な体験をしたもんだと職場の人や友人に話しても訝しがられるばかり。

本当にアレは何だったんでしょう。ご存知の方教えて下さい。

外国人のおにいさん

133 :1[sage]:2010/05/17(月) 04:03:50 ID:+fQZv+jA0
オカ板初めてなので、、、スレ違いだったらごめんなさい。


おそらく地球人ではない人と、自転車で高速で空を飛んだことがあります。
とは言っても、これだけだとただの電波なので詳しく書こうと思います。

小学4年生のとき、近所の公園で友達と遊んでいたら、アメリカの青春映画に出てくるようないかにも好青年という感じのお兄さんが、
自転車を押してニコニコ笑いながらこちらに向かってきた。外国人が物珍しかった私たちは彼を取り囲んで色々と質問責めにした。
彼も日本人並みに日本語が上手くフレンドリーだったのですぐに私たちの人気者となった。これが彼との出会い。
彼の存在はだんだんと有名になり、近所のおばさんたちの噂では彼は日本に来た留学生とのことだった。

そして2年後、私が小学6年生のとき、同じ公園で一人でアイスキャンディを食べていたら、またあのお兄さんが、自転車を押しながらこちらに向かってきた。
わたしが食べているアイスキャンディを物欲しそうな目で見ていたので「食べかけでよければどうぞ」と半分あげたら、
流暢な日本語で「ありがとう!君は優しいね!」と言われた。
これが彼と一対一でした最初の会話。

134 :2[sage]:2010/05/17(月) 04:04:36 ID:+fQZv+jA0
さらに時は流れて中学3年生の夏休み。小6以来彼を見かけていなかったので彼のことはすっかり忘れていた。
当時、私は高校受験のために地元の塾の夏期講習に通い、ある日のお昼休みにまたあの公園でアイスキャンディを食べていた。
すると、ほとんど食べ終えようとしていた頃に彼が今度は自転車に乗って颯爽と現れた。
「え、まだ日本にいたの?」
と、あっけにとられて目を点にして彼を見ていたら
「今僕の姿は君にしか見えていないから、僕のことが見えないふりをしたほうがいいよ」
と耳打ちされた。
彼が自転車の後ろに乗りなよと小声で呟いたので、わたしは二人乗りをしてみた。
その瞬間、自転車がふわりと宙に浮いて、彼がペダルを漕ぎ出すとどんどん前に進んで行った。かなりのスピードだった。
どんどん高度は上がっていき、地元の駅が蟻のように小さく見えるほどだった。

彼は、時おり、今は大宮上空だとか、あれが××の生き残りの村だ、とか説明してくれたが、空気の音で殆ど聞こえなかった。

135 :3[sage]:2010/05/17(月) 04:05:36 ID:+fQZv+jA0
しばらく飛行を続けていたら、さすがに怖くなって
「そろそろ下ろして欲しいんだけど」
と言ったら彼はうろたえて、捲くし立て始めた。
「そんな困るよ、君のことを僕の家族にも話したんだよ」
「これは運命だ!と僕の師匠が断言した!僕の両親も楽しみにしてる」
「じゃあどこまで行くつもり?」
とわたしが訊いたら
「あと5時間くらいだよ」
とにっこり笑ってた。
何回も懇願されていたから少し申し訳なくも思ったけれど
「悪いけど、わたしはまだ15歳だからあなたのお嫁さんにはなれないの。あなたの国では違うのかもしれないけど」
と意味不明な説明をしたら、彼は残念そうに頷いて、しぶしぶ地上に下ろしてもらえた。
「×××(多分わたしの名前を言ったつもりだったんだと思う)大丈夫と思う!」
そう言って彼はまた自転車で上空に昇っていった。
これが彼を見た最後。何が大丈夫だったのか分からないw

降ろされたところは見たこともない深い森の近く。
腕時計を見たら地元の公園を出発してからまだ20分も経過していなかった。
すぐ近くの駐在所(交番?)に駆け込んで「迷子になりました」と警官に伝えたら、母親に連絡してくれた。住所を尋ねられて正直に答えたら驚かれた。

136 :4[sage]:2010/05/17(月) 05:13:10 ID:+s7zzEXJP
当時私が住んでいたのが埼玉の熊谷ということろ。
駐在所があったのは、東京から八王子を超えた山梨県との都県境の藤野という町。
どうやってここまで来たのかと問い詰められたけど、今起きた出来事を話しても信用されるはずがないと思ったので
「実家からひたすら自転車を漕いでいたらいつの間にかここでした(泣)自転車は途中で壊れました(泣)」
と嘘をついた。
当然信用されずに「誘拐?」などと疑われたが頑なに否定して、
結局、熊谷から無賃乗車したが、あまりにも遠くに来すぎて怖くなって、下車したのが藤野だった
ということになった。

このことを母親に話したら「塾をサボるための作り話でしょ」と言われ
そのほかの人にも大抵は「夢を見てたんでしょ(笑)」で片付けられた。

137 :5[sage]:2010/05/17(月) 05:13:55 ID:+s7zzEXJP
でも、例えあの飛行が夢だったとしても

・熊谷から藤野までどんなに上手く電車を乗り継げても2時間以上かかるのに、20分ちょいで到着したこと
・授業が終わってアイスキャンディを買いにいくところを先生と何人かの友達が見ていること(授業が終わったのは交番に到着する30分くらい前)
・警察官が私を駐在所で保護した時間を記録していたが、記録された時間は出発から約20分後だったこと
・↑つまり出発時間と到着時間の証拠あり
・そして、多分、私の頭はまだ正常であることw

を考えると、これは未だにうまく説明できない不可解な体験です。

あれから10年以上経って、ちゃんと(?)人間の世界の人と結婚しました。
運動不足解消だと言って自転車通勤を始めたダンナを見て、ふとこんなことを思い出しました。
長文かつ乱文、失礼しました。。。

なぜか3つ目の文章を投稿した後、規制にかかってしまったorz
148 :133[sage]:2010/05/17(月) 20:48:14 ID:+fQZv+jA0
わお、もうまとめサイトに掲載されてる!
ありがとうございます。

天狗、ですかー。
じゃあ、彼の言った「××の生き残りの村」っていうのは、
天狗が共同体を作って暮らすユートピアのことだったのかもしれないですね。
天狗界って師弟制なのかなw
というか、今思うと本当にE.T.っぽい(笑)

あまり関係ない訂正ですが
>>136
×埼玉の熊谷ということろ
○埼玉の熊谷というところ

でした。
失礼しました。
163 :133[sage]:2010/05/18(火) 08:49:56 ID:ReSyJ3S00
>>148
普通に2人乗りするときと同じように
荷台に腰掛けて軽く天狗さんのお腹あたりを抱き抱えるようにしがみついていたはずなんですが、、、
風の音がひどかったのは覚えているのですが
不思議なほど安定していて、振り落とされそうと思った記憶はないですね;
212km/hで風の影響受けまくりなら
普通ならどう考えても飛んでいってしまいますよね(^-^;

164 :133[sage]:2010/05/18(火) 09:20:24 ID:ReSyJ3S00
すいません
レス番間違えました
>163は>>153さん宛です

死ぬまでを走馬灯のように

120 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/15(土) 17:42:06 ID:Z4WbCaO40
328 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/05/12(水) 14:03:03 ID:6ZV2GBz50
スレチかもわからんが書いてみる。
消防4年の6月ぐらいか、制服のまま畳にごろ寝して
電源のスイッチが切れたテレビのブラウン管を見ていた。
突然ブラウン管めがけて吸い込まれるようになって
真っ暗の中から切り裂かれたように外が見え、ピンクの洞窟を通り、白衣の人物に捕まえられたところから
当時現在の自分の後頭部を突き抜け、死ぬまでを走馬灯のように体験した。

ちゃんとビデオの高速早送りみたいでも実体験の感覚とか痛みとか瞬時にわかるんだよ。
…ここからが問題なんだが、どっかのビルで何度も何度もためらいながら投身自殺するシ-ンになる
歩道に激突して体がどんどん冷えていくのまでリアルにわかる。
自分の体というか形はそのままに景色が真っ暗になって肉体の感覚はなくて
人型の空間の中に自分がいて、それ以外は鋼鉄の壁でもあるみたいに身動きが取れない感じ
恐ろしいほどの寒さと絶望でひたすら絶叫して泣いていた。

丁度上に電球くらいの白い明かりが見えるが距離感がなくどんどん小さくなる。
それに気づいてもういやだ!!って思ったら、元の畳の部屋に戻っていた。

初夏なのに全身びしょ濡れで畳まで染み込んでいてドライアイス並に
冷えていた。

このとき見た内容が度々その後実際起こったり避けようとしてもそうなる。

できたら何とか回避したい。

髪の塊

116 :本当にあった怖い名無し:2010/05/13(木) 10:49:02 ID:M18Ce3LG0
自分が5歳かそこらの話なんだけど
近所のガキらと適当に外で遊んでたら
民家の白い門に黒いのがくっついてた
当時の自分らがジャンプして触れれるか否かの位置にそれはあった
よく見たら髪の塊で黒い緑っぽい顔がついてた
水木しげるのキャラかつるべに似てたな
苦しいか、もしくは眩しそうにしてる感じ
当然怖がりそうなもんだけど何故かその時は全員テンションも高く
ジャンプして触ろうとしたり、はしゃぎまくり
日が完全に暮れてしまったので満足しつつ帰った
何だったんだろね

謎の猫

90 :本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水) 01:36:45 ID:yuZBXAlS0
巻き添え規制が解除されたのでカキコ。
霊感ゼロの俺の不思議体験。謎の猫(?)に助けられた話。
長文になるから先に粗筋を書くと、「大学院入試を控えた俺がネズミ被害に悩まれる」
→「謎の猫が現れてネズミを退治」→「ネズミがいなくなり、俺は晴れて大学院合格」となる。
個人的な話だが、俺は今年の4月から大学院に進み研究に励んでいる。
以下は、昨年の12月に卒論を提出し、2月の大学院入試に向けて勉強していた頃の話。

俺は実家を離れ、都内の大学の学生寮で生活をしている。寮費は一カ月で大体15000円(光熱費込)前後。
今時東京都内でひと月一万円台で暮らせるなんて、俺の様な苦学生や貧乏学生にとって有難い話だった。
しかしながらこの寮の大きな欠点は建物がオンボロだというところ。
1970年代初頭に建てられた、築40年近くになるオンボロ寮だ。
しかしひと月一万円代の生活費は捨て難く、寮生はみんな色々と不自由なのを我慢して暮らしていた。

中でも酷かったのはネズミの被害。
共用スペースや個室など場所を問わず、とにかくネズミが出没し、俺たちの食料品を食い散らかしたり、糞尿を撒き散らしたり、本当に酷かった。
俺たちはネズミ捕りトラップや粘着シート、毒餌などを買って退治しようとしたが無理だった。
大学側にお願いして定期的にネズミ駆除業者を入れて駆除して貰ったが、ネズミが増えるペースの方が早く、駆除は全く追いつかなかった。

91 :本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水) 01:39:44 ID:yuZBXAlS0
そんな中、最も恐れていたことが起こった。ネズミが俺の部屋に住みついたのだった。
俺は部屋の中に食べ物を置かない、部屋を清潔に保つなどしていたが、ネズミが居ついてしまった。
ネズミ被害にあったことない人は分からないかもしれないが、ネズミは怖い。寝ていると足を齧ったりする。
芸人の「メッセンジャー黒田」の左耳の耳たぶが欠けているのはネズミに齧られたからだと聞いて
(画像検索を掛けると本当に耳たぶが欠けていた)、俺はガクブルしていた。

俺は大学院入試に向けて死に物狂いで勉強をしていた。
しかし夜になって電気を消して寝ようとするとネズミたちが活動を始める。どうやら夜行性らしい。
俺が寝ているとネズミが部屋中を走り回る。酷い時には布団の上を走り回るし、顔の近くまで平気で近づく。
俺はネズミが走り回る音と体を齧られる恐怖で殆ど眠れなかった。
だから必然的に、ネズミが活動する夜には起きて勉強し、ネズミが休む昼間に寝るという昼夜逆転の生活になった。

だが、大学院入試は昼間にある。昼夜逆転の生活だと、昼間に脳が働かない。
俺は「このままだとヤバい、院試に落ちる。生活リズムを元に戻そう」と思い、夜に寝る様にした。
俺が夜に寝ると当然ネズミは活動を始める訳だが、不思議な出来事が起きたその日は、ネズミの活動が特に酷く、俺は眠れない夜を過ごしていた。

92 :本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水) 01:41:51 ID:yuZBXAlS0
ここで話題は、「実家で猫を飼っていた頃の自分」に戻ります。
俺の家では、俺が小さな頃から猫を飼っていて、猫が途切れたことがない。
家族みんな猫が好きで可愛がっていた。俺も本当に猫が好きだった。
長年猫を飼っていると、当然のことながら、死んでしまう猫がいたり、
行方不明になったりする猫や事故に遭ってしまう猫がいたりした。
そういう猫が出るたびに、俺は「俺の飼い方が悪かったのかな」「ダメな飼い主で申し訳ない」
「本当にごめんね」とか思っていた。そんな感じだったから、俺は大学に進んで実家を離れても、
それまで飼っていた猫の写真を寮に持って行って、毎朝欠かさず線香を手向け水を供え、
「今まで有難う、ダメな飼い主でスマンかった」というのを日課にしていた。
また、寮に一匹茶トラの猫が住みついていて、ソイツに餌をやったり撫でたりして俺なりに可愛がっていた。

93 :本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水) 01:44:08 ID:yuZBXAlS0
またここで話題は、「寮で眠れぬ夜を過ごしていた頃の自分」に戻る。
ネズミの騒音で眠れずうつらうつらしていたら、俺の布団の上にポーンと何かが飛び乗って来た感触があった。
俺が飼っていた猫もよく俺の布団に飛び乗って来ていたから、俺が感じた「ソレ」が猫だと直感的に分かった。
体を起してみると、コタツの上に真っ黒い猫が一匹居て、その猫が俺の方を見ていた。深いグリーンの目だった。
こんな猫は今まで見たこともないし、寮に住みついている茶トラとは全く違う。
俺は「コラコラ、こんなところにいてはダメだよ。どうやって入って来たの?自分の家に帰らないと」と言って、
その猫をベランダの外に出すが、すぐに部屋の中に戻って来る。
その夜は雨が降っていたし、12月の寒空に猫を放り出すのも気の毒な気がして、
「部屋に居てもいいけど、イタズラしてはいけないよ」と言って、その黒猫を部屋に入れておくことにした。

それからの記憶がない。
どうやら寝込んだらしい。どれくらい眠ったのだろう、俺は勝手に目が覚めてしまった。朝の4時30分くらい。
起きぬけにボーとしていると、「ギギギギ…ギュー…グエ」みたいな何とも形容し難い、断末魔の様な声(?)が聞こえる。
どうやらネズミが苦しんでいる声らしい。しかし部屋を見渡すもののネズミの姿は見えない。そういえば、黒猫の姿も見えない。
俺は猫がいなくなったのが不思議だったが、眠たかったこともあり深く考えずにまた寝た。

94 :本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水) 01:48:40 ID:yuZBXAlS0
不思議なことに、その日の夜から、俺の部屋に全くネズミが出なくなった。
数ヶ月間毎日の様に俺の部屋で運動会を繰り広げていたネズミが、
その日を境にピッタリと出なくなった。本当にピタリと出なくなった。
その日以来徐々に朝方の生活に戻し、院試の為の勉強を続けた。
ネズミが居なくなったので、勉強がはかどった。そのお陰か、無事に大学院に合格した。

しかし不思議なことがある。
あの日あの黒猫はどうやって俺の部屋に入って来たのか。
入り口のドアとベランダのガラス戸はカギを掛けて閉めてある。(冬だったし寒い)
そして黒猫はどうやって部屋から出て行ったのか。俺が聞いたネズミの苦しそうな声と、
その日の夜からネズミが出没しなくなったことに関係があるのか。
黒猫とネズミの断末魔の声に関係があるのか(黒猫がネズミを退治した?)
俺の家では過去に黒猫を飼ったこともないし、寮に住みついている猫とも違う。
分からないことだらけだ。

何だかよく分からんが、突如現れた黒猫によって、俺が救われたのは事実だ。
有難う、あの時の黒猫。感謝している。俺が大学院に受かったのも君のお陰。
君の分まで研究を頑張るよ。
115 :90-94:2010/05/13(木) 09:36:01 ID:ebhBz+WH0
>>90-94で黒猫について書いた者です。

>>107
ケットシーの存在を初めて知りました。情報有難うございます。
俺が見た黒猫は、大きさは普通の大人の猫サイズで、澄んだグリーンの眼が印象だった。

>>108
俺が住んでいるのは4階です。
10年以上寮に住みついて寮の主と化している茶トラですら、怖がって4階にまで上がってこない。
俺の後ろをヒョコヒョコついて来て2階までは来るが、それ以上は怖がってついて来ない。
俺が抱いて4階まで連れて行っても、怖がってすぐに1階まで下りてしまう。
だから野良猫が4階まで上がって来て俺の部屋に入って来るのは考えにくい。
ましてや俺の部屋はドアもガラス戸も閉めていたのだから。

毎日線香を手向けて水を供えるのは続けて行こうと思う。

痺れ

68 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/07(金) 20:32:32 ID:7X7jtNJm0
こんなスレあったんだ。
読んでて思い出したので、体験談をひとつ。

数年前のこと。
上京して同郷の友人と同居していたんだが、
共同生活の上での取り決めごとを相手が全く守らなくて
私は軽くノイローゼになってた。

その頃から、寝起きや夜中に目を覚ました時に
右手の薬指と小指、その真下部分の手のひらが痺れてる事が頻繁にあった。
身体の下になってたんだな、この寝相が癖になってるのかな、と思ってた。

その後も私の精神状態は良くならなくて、もう一人の同居人が
とうとう私の母に連絡して、母が上京してきた。
当然私と同じ部屋に寝ていたんだけど、数日後の朝
「右手の薬指と小指が痺れる」
と言い出してビックリした。

悪いことアg起きてた時期だったし、なーんか良くなかったのかねー
なんて今も思ってしまう。

女性の声

66 :本当にあった怖い名無し:2010/05/07(金) 20:05:33 ID:fhx7Msnv0
今日体験したことを聞いてください。

午後3時頃、私はとある老人関連施設にいました。
椅子に座り職員の話を聞いていると私の右後方から
誰かがすっと近づきました。
そして右耳に顔を近づけそっとささやきました。

「※T△F〒2・・・」

女性の声でしたが何と言ったのかは聞き取れませんでした。

「あ、うん」

と私が振り返りもせず生返事するのと同時くらいに声の主は
そのまま右後方へ去って行きました。
私は妻だと思い生返事をしたのですが妻の声とは少し違いました。
さらに去って行く気配が2~3歩で突然消えたのが気になり
ふっと後ろを振り返りましたが誰もいません。
キョロキョロ辺りを見廻しましたが近くにはそれらしき女性
どころか男さえもいません。
話の途中だったのでとりあえず私は何事もなかったかのように
振舞いました。

帰りの車の中で妻に何か言いに来なかったか聞きましたが
答えはNO
実は声の主は妻よりもう少し若めの女性のような気が
していました。
他にもお茶を運んできた職員、介護している職員
利用者など考えられましたがどれも妻より年上。

あれはいったい誰だったんでしょうか・・・?
そして何と言ってたんでしょうか・・・?

流れていくたくさんの影達

64 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/05/07(金) 17:29:23 ID:xoI1opfA0
話が無いみたいだから投下。
あれは20年近く前、俺が小学校に上がる前のこと。
家族で沖縄に里帰りをしていた。

夜、ふと目を覚ますと部屋の中は真っ暗で、
ぼーっとしてまた寝付けるのを待っていた。
部屋の壁を眺め、流れていく影を目で追いながらじっと待つ。

静かに、ゆっくりとただ流れていくたくさんの影達。
影絵のように、ゆらりゆらりと。
いつまでも、行列が途切れることは無く壁の端から端に消えていく。

そして、見慣れた俺はようやくその異様さに気付き
母達を起こそうと揺さぶるが誰も起きない。
仕方なく布団に包まり、恐怖のあまり震えていたが気絶した。

翌朝、変な姿で寝ている俺を起こした母。
壁に向かって泣きじゃくり怯える俺に、
母達は影なんて無いよ、怖くないよって壁を確認してくれた。

ほっとしたものの、俺は怖くて違和感について言い出せなかった。

…影って、全く明かりも無いのに見えるのか?
見えていたのは本当に影なのか?
影だとしたら、たくさんの何が俺達の背後を…通過、していたんだ?