おばあちゃん、ありがとう

556 本当にあった怖い名無し [sage] 2011/06/18(土) 23:32:12.60 ID:OKn97szK0 Be:
スレ違いだったらすみません。

筋金入りのおばあちゃん子だった私。
高校生の頃に祖母がなくなり、その後、家を出てお盆に帰省していた時の事。

こちらの地方では、一人で墓参りに行ってはいけないという習わしがあり
前日の夜に母から「明日の朝、一緒に墓参りに行って」と頼まれていた。
実家は田舎ゆえ静かなのと、落ち着くのとで
いつも寝起きが悪いから、起きられるか心配しながら寝た。
その次の朝、二階にある自室の階段下から
「○○、起きぃや」と母の呼ぶ声で一応目が覚め
それでも、うとうとしていたら
もう一度声がし、出発するのかと慌てて着替え、階段を下りると
母はまだパジャマ姿で私に向かって「早いねー」などと言う。
えっ?と思って母に尋ねると声をかけたのは後の一度だけだそうな。
母は私のあまりにも早い着替えに驚いた様子だった。
一度目の声が母だったのか、自信はないけど確かに女性の声で、関西弁だった。

怖くはなかった。むしろ、その後この出来事を親類に話すと
当然、といわんばかりに「それはおばあちゃんやなー」と言い切る様子のほうが怖かった。ww
早くお墓に来て欲しかったのかな。

生きてて、なんとなーく運が良い気がする事も多々あり
今回の震災もギリギリ帰宅難民を逃れたし
それと、ここから先は半分こじつけかもしれませんが
後から気づくと祖母の命日にたまたま私が大きな引越ししてたり
実家でかわいがっていた猫が老衰で亡くなったりと、何かとアピール?があるので
祖母の事を忘れないようにしなければ、と思うこの頃です。
おばあちゃん、ありがとう。

関連エピソード: