ありえない記憶

244 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/06/04(土) 01:27:48.58 ID:8Tpi7SSbO
怖くも何ともないけど、記憶系の話ってあるじゃない。それ系の話。


中学卒業間際に体育の授業で制作課題が出たんだ。
それが3人ずつグループを組むものなんだけど、たまたま同じ塾だった二人と組まされた。
二人は仲良いけど、私はろくに話した事もなくて滅茶苦茶気まずかった。
イジメってほどじゃないけど、二人で小声で盛り上がってて私には必要最低限しか話しかけない
おまけに私は運動がものすごい苦手で発言権はほぼない、二人が決めた事に頷くだけ。
でも決めた内容は私に出来るわけがないもの。
憂鬱でどうしようもなくなった私は発表の授業がある日、学校を休んだ。
その後二人と顔を合わせるのが怖くて、苦痛のあまり学校を休み続けた。卒業式にも出なかった。


……という記憶があるんだが、ふと先日んなわけねーじゃんと気がついた。
そんな制作授業はなかったし、あの二人のうち一人とは同じクラスになった事すらない。
卒業式には普通に出たし、卒アルには友達の寄せ書きもちゃんとある。
当日の記憶も張り切るヤンキーがうざかったとか、天気が良かったとかきちんとある。


上の内容はよく考えると夢の記憶だった。
なんで事実だと勘違いしてたのかよく分からないけど、人間の記憶ってあてにならないなと実感したよ。
そして記憶系の話が好きだったのに楽しみが半分くらいになった。
夢を事実だといつから、何故信じてたのか……それだけがほんのり不思議です。

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