- 高校生の時に進路の事を
霊能者に相談した。
人の事がなんでもわかる。
思ってる事も、秘密も、前世も
なんでもかんでも霊感でわかるという
人らしい。
確かに、初対面だが色んな事を
言い当てられて驚いた。
その出会いが私の運のつきだった。
力のあるいい人だと思い込ん
でしまったのだ。
・・・それからの付き合いで
よくいろんな事でアドバイス
をしてもらっていた。助けて
貰った事もある。
10年以上そんな関係がつづいた。
所が、最近気づいたんです。
- その霊能者はボランティアで人助けをしてると言われてる割には
上手に私からお金を引き出している。遠廻しにお金を引き出すのがうまい。
確かに世話になれば謝礼はした方が良いと思うが、金額がだんだんつり
あがっていく。中元歳暮も要求しだしいろいろ月数万の出費になってきた。
言葉が巧みで・・、ああ言えばこういうこういえばああいう、・・・確かに
霊感はあるような感じなのだがわからない事までわかると言い出す
傾向があるようだし・・嘘がとても上手い。
- 私は思った。「だまされてるんではないか?たかられてるだけじゃないか?
今考えると、霊能者の指示どおりした行動した事でとんでもない目にあったり
不都合もかなりあるんではないか?」
所が、霊能者は人の気持ちや秘密は霊感ですぐに察知するので
「しょうもない事、考えんなー」といきなり怒鳴りつけられた。私は夜に座禅をする習慣がある。
座禅をしてると、ビジョンをたまに見る。
- ある時・・ビジョンを見た。
霊能者のおばちゃんが私の頭に座りロボットを操縦するように
私を操縦してるのだがハンドル操作が無茶苦茶で、私がドタバタドタバタ、倒れまくり
周りの建物やビルなどを、怪獣映画のシーンみたいにぶち壊しまくってる
霊能者はそれでも私の頭にいすわり出来もしない私の操縦を必死でしてる。
・・・そういうビジョンを見た。
私は決心した。
霊能者を損切りするべきだ。
- とうとう電話も着信拒否にした。
それから、半年後・・・
夜座禅をしてると、あの霊能者の
おばちゃんが、もの凄い鬼のような
形相をして私に念をかけてるような
まとわりついて自分の所に引きもどそうとするような
気持ち悪い背筋が凍りつくようなビジョンを見た。
だが、そのビジョンをあまり気にしなかったのだ。
- ところが最近、真言宗のある高名なお坊さんの所に行きました。
大変修行を積まれた高僧の方です。
その方と、お話をしてると、
「これこれこういうような人、こころ当たりないか?」」
と言われた。
その特徴があの霊能者のおばちゃんを思い浮かべたのです。
- そこで、「霊能者で、かなり長い間色んな相談に乗ってもらってた人
だと思います。ですが、何かおかしいと思い今は交流はありません。」
すると、和尚さんは「あなたの足にしがみついて、もの凄い
執念やぞ。・・・でも、それは取り除いたから。」
霊能者のおばちゃんはある目的があったようです。それが
達成される前に私が逃げたので引きもどそうとしていたん
だと思います。
ビジョンは気にした方が良いと思う今日この頃である。
- 「度すべからず・・・
おかしなもん使ったらあかんよ。
お大師さんもおっしゃってるけど、
ちょっとでおかしな気がした時は
使ったらあかん。」
和尚の言葉が胸にしみます。
霊能者に振り回されて10年以上。
総合的に、お金も、時間も、自分自身も大変粗末にして
しまったと後悔してます。
座禅中のビジョンもいつもいつも見えるわけではありません。
自分の事は自分で決めて行ける主体を確立していきたいです。