時空の狭間

919 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/07/18(水) 09:29:31.77 ID:g62dzEFE0 Be:
今から10年ほど前だが、時空の狭間みたいなのに紛れ込んだことがある。

地方都市に住んでて今のようなジリジリした猛暑だった。
熱中症になる寸前だったのか、ぼーっと歩いてたら、急に視界がモノクロになって、音が聞こえなくなった。
気がついて、周囲を見渡すと、車も人も見当たらない。
周囲はカラーに戻ってるんだけど、シンと静まり返ってる。
なんかヤバいなくらいに感じてるんだけど、どうしようもないので、そのまま歩き続けていた。
そしたら、建物と建物の間で動くもの発見。
人の形をしているのに全身銀色。ターミネーターのT1000みたいだった。
やべぇ!タ―ミネーター!?見つかったら殺される!と感じた俺はその場にうつぶせに寝て、身を伏せてじっとしていた。
どれくらい時間がたったのかわからないのだが、ふと気づくと音が戻り、車の音も聞こえてきた。
あたりには人も歩いていて、身を伏せていた俺は、周囲の人から「なんでこんなところに寝てんの?」みたいな顔で見られていた。
熱中症でぶったおれたと思われたのかも。
何もなかったのかように俺は颯爽とその場を立ち去った。

関連エピソード: