- 私が小学校6年生、弟が3年生の頃
一緒に登下校をしてたのですが、家まであと500mといったとこで不思議なモノを見ました
車がほとんど通らない道道の右側を見ると、背の低い木が生い茂ってる林があります
その林に川とは言えないくらいの小さな水の流れがあるんですが、そこを何気なく見ながら歩いてました。
その川のような所の上流へ目を向けると、一角だけ円形に木が無い場所があるのですが
そこに変な物体がいました。
全身緑色、人型で川に向かって何かしてます
第一印象は「カッパ」
ついに妖怪見たー(゚∀゚)!とか思いつつ、弟に
「カッパだよカッパ!」と、川を指差しました
弟も「あ、ほんとだ!」と、二人してその緑色の物体を見続けていました。
カッパらしき物体は川に向かって正座して、右手首を前に90度曲げた状態のまま固定
その状態で上半身だけ激しく前後に揺らし、川を突っつくような感じで動いてました。
何かの儀式?カッパ流の魚の取り方?とか思いながらも見ていましたが、ここからカッパまで2~30mくらいあったのでよく見えません
- それに私が知ってるカッパとは全く違います
皿も甲羅も無いし、なんだか普通の人間が全身緑色のタイツを着ているような感じ。
家も近いので双眼鏡でも持ってきて確かめようと思いましたが、はっきりと正体を知ってしまった瞬間に見たと言って殺されるかもしれない
声をあげたら走ってきて捕まるかもしれない
そう思うと怖くなってきました
しかしこのままではカッパを見たと誰かに言っても信じてもらえないと思い、遠いですが視力は両目2.0はありましたので離れたまま目を凝らして観察しました
木や機械の類ではなかったと思います。生物独特の動きの滑らかさがありました
目や鼻はありませんでしたがペ○シマンみたいな窪みらしき物はありました。
それが黙々と川に向かって動いてます。すでに10分は経過したでしょう
カッパは疲れたような感じもなく、動き続けてます。
それ以上は怖くなったので家に帰りました
次の日以降、その場所には何もいませんでした
もちろん誰に言っても信じてもらえません
数年後、的場浩司がゴム人間の話をしていてびっくり
似たような風貌でした
あれはカッパじゃなく、ゴム人間だったかもしれません