- 236 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/11/11(木) 01:05:36 ID:7AKZJpkr0
- 俺の実体験。
今年の夏頃の話だったと思うんだけど、夜道を歩きながらツレと携帯電話で話してたんだわ。
なんとなしに目の前のマンションの一階ベランダ辺りに視線をさ迷わせていると
人の頭部らしきものが目に入りてっきり下着泥棒かと思って面白そうだからなんとなく遠巻きからニヤニヤ観察する事に。
でもすぐに分かった、そいつがまともな人間じゃないって事が。
上手い例えが思いつかないんだけど、ドラマなんかで出てくる心電図の動き。
あんな感じで頭を激しくボールをドリブルするような動きでリズミカルに跳ねたり沈んだりって動きを繰り返した。
昔見たポン厨がそんなアヤシイ動きで通行人や繁華街をパトロール中のオッサン達をドン引きさせてるのを見たことが有るから思わず後ずさりしたんだけど。
でもな、そのマンションのベランダの下の隙間って鉢植えがびっしり植えてあって
真横にフェンスがあってとても大の大人が自由に動き回れるような広さじゃないんだわ。
で、良く見るとそいつ首から下が無いんだよ。いや、最初は生首かと思ったんだけどよく見ると丸いサッカーボール大の大きな球体で
色は黒と白のツートンカラーでうねうねした模様が描かれていた。
そこでああ、こいつやっぱ人間じゃないなって悟った俺だけど妙に頭の中は冷静でうろたえもしなかったけど
本能的に早く此処を立ち去らないとって気がして後ろを振り返る事無くその場を後にしたんだな。
去り際そいつはまっすぐまっすぐ移動し続けてたんだけど、それってラッキーだったのかもしれない。
球体に目でも付いていて俺の存在に気付いてたらタダじゃ済まなかったかも知れないしな。
あれからそいつの事が気になってネットで正体に繋がる情報を調べまくってるけど、未だに尻尾を掴めずにいる。
くねくねのように見たら発狂する類の洒落にならない奴で無い事を祈るばかりだ。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。