- 今もあるのかわからないけど、小さい頃「リカちゃん電話」ってのがあって
ある番号にかけると、リカちゃん人形に繋がるってやつなんだけど。
まあ電話と言っても、リカちゃんが一方的に喋ってるだけなんですが
小さい頃、妹がちょくちょくリカちゃん電話してました。
リカちゃんの一方的な会話に「うんうん」相槌うっているだけでしたが。
- 自分はそれを、いつも隣で見てました。
ある日、いつものように妹がリカちゃんに電話しました。
いつものように、電話の奥からリカちゃんの声が聞こえ妹が相槌打ちます。
- そんなやりとりを少しした後、妹が「うわあん!」と叫び受話器を放り投げて別の部屋へ逃げて行きました。
自分は驚いて、妹の後を追おうと思ったのですが受話器が外れているのが気になって受話器を手に取りました。
すると、受話器からリカちゃんの声で「ママが死んじゃうよ。ママが死んじゃうよ。」と何度も言っているのが聞こえました。
- 自分も怖くなって受話器を乱暴に置くと、妹のいる部屋まで行きました。
しばらくの間、母親が本当に死ぬのではないかと二人で怯えていました。
母親が交通事故に合わないように外出させなかったり。(母親は爆笑してました。)