- 小5の時、同じクラスで大親友の女の子Mちゃんと私はいつもくっ付いてた。
その日は土曜日で、学校が終わったら一旦家に帰ってお昼ご飯を食べてから
私の家にMちゃんが来る、という約束になっていた。約束の時間は13時。
wktkが止まらねえ!大好きなMちゃんと、今日はいっぱい遊べる!とか
私はもうめちゃくちゃ興奮してた。興奮し過ぎて、大声で歌まで歌ってた。
興奮して脳みそギンギンのはずなのに、Mちゃんを待っている間に
私は何故か、歌ってる途中でいきなりストンと寝入ってしまった。
全身麻酔かけた時と同じ感じ。
で、ピンポーンってMちゃんが来て目が覚めて
その時初めて(私、今まで寝てたんだ…)と思った。
時計を見たら13時ピッタリだった。
変なの~と思いつつ、Mちゃんに部屋に上がってもらった。
- すると、Mちゃんが「○ちゃん(私)、さっき自転車で私の家の近くまで来てたでしょ?」と言う。
私「いやw私、実はさっきまで寝てたんよwそれに、Mちゃん家がどこにあるか
私まだ知らないし」
M「そうだよね。でも、あれは◯ちゃんの自転車だったし
(当時、私の自転車は色んなステッカーがいっぱい貼ってあった)
◯ちゃんが今来てる服と同じだったし、顔も髪も体系も…◯ちゃんだったよ。
最初、うちのお母さんが気付いて『あら、◯ちゃん来てるわよ?』て言うから
庭に出て見てみたら、確かに◯ちゃんだった。
『迎えに来てくれたのかな~?でも、私の家知らないはずなのにな~』って不思議だった。
けど、なんか◯ちゃん微妙に遠くに居るんだよ。こっちに来れば良いのに。
全然、近寄って来ないの。ただ、こっちを見てるだけ。
しかも、私とお母さんが話し掛けたり手振ったりしても全く反応してくれないの。
自転車に跨がったまま、無表情でじっとこっちを見てんの。
なんだかよく分からないから、放っといて家ん中入っちゃった。
で、そろそろ出かけるかって外に出たら、その◯ちゃんはもう居なかった」
- Mちゃんは普段から嘘をついたりする様な子じゃないし、私はMちゃんを信じた。
早速、Mちゃんのお母さんに電話したら「◯ちゃん、さっき確かに家の近くに居たわよ」と言う。
お母さんまで、そんな変な嘘をつく意味もないよなーと思って信じた。
大人になった今は、Mちゃんの家も知ってるし、よく遊んでる。
MちゃんもMちゃんのお母さんも、あの日の私のドッペルゲンガー?生霊?については
未だに、不思議ね~…何だったのかしらあの子って言ってます。