原っぱを守れ

921 本当にあった怖い名無し [sage] 2011/07/28(木) 02:20:44.87 ID:gbJr8Fc70 Be:
私が小3の頃、家の裏のだだっ広い原っぱが
パチンコ屋になってしまう事になった。

その原っぱは、近所の子供達が遊んだり、犬の散歩をしてたり
キャッチボールをしてたり、爺さんが寝てたりして
幅広い層の地域の人々に親しまれてた。
だから、この原っぱで遊んでいた私もいつもつるんでた友達4人も
原っぱがパチンコ屋になってしまう事を大人達から聞いて嘆いた。
と言うか、ブチ切れた。

友達4人の中に、家が神社をやってる奴(仮名K)が居て
私達はKの神社に行き、Kの親父さんに
「呪いかけたいから、何か強いお札くれ!」と要求した。
Kの親父さんは「あんまやりすぎんなよw」と言って、普通の白い封筒をくれた。
中には1枚の白い紙が入ってた。
白い紙の表には、漢字みたいな字が書かれてたけど読めなかった。裏は白紙。

私達は即効、その紙の裏に「パチンコ屋が建ちません様に」とか
「パチンコ屋が潰れます様に」とか各人の署名入りで寄せ書きみたいに書いて
Kの親父さんからもらった封筒に入れて、パチンコ建設予定地である原っぱ
(この時既に、ボーボーだった草は全部取り除かれてた)の土の中に埋めた。

何日かして、遂にパチンコ屋の地鎮祭が始まってしまった。
私達は、無言でその様子を遠くから眺めていた。
しばらくして、地鎮祭が終わったのか知らないけど
神主さんが私達の方に歩いて来て
「なんか、ここ強い結界が張ってある」
とか意味不明な事を一言を言って、また戻って行った。
あの神主さんは、なんで私達にそんな事言いに来たんだろう。

ちなみに、件のパチンコ屋は順調に建設されオープンし大繁盛した。

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