- 669 :本当にあった怖い名無し:2011/02/13(日) 04:21:32 ID:NM7Xxdc90
- 少しアスペル入ってる知人の話。
一緒に自転車で夜の繁華街を並走してたら、
前方からこれは明らかに「ヤ」の付く人たちだろう、という集団が来た。
リーダー格と思しき男は漫画の闇金ウシジマくんの主人公、丑島にそっくり。
まァ要は前から歩いてこられたら(しかも集団)普通は避けるよな、って外見だった。
知人は見た目ガリヲタ、その上繁華街には似合わない自転車行動。
そのヤの付く(かも知れない)連中は、なんか「バカにしてやろう」と思ったんだろうね。
リーダー格が知人の自転車に、擦れ違いざま唾をかけてきた。
そしたら知人は自転車を停め降りていった。
「一体何を―― 」と不安に思う間もなく、知人がリーダー格のボディへ、思いきりパンチ!
「バキャッ!(ボゴオッ)」、生木の折れるような、何かが破裂するような音がし、
リーダー格の男は、血を吐いてうつ伏した。
知人は勉強は出来たがアスペルガーでキレ易く、小学校からケンカが絶えなかった。
痩せの大力と言うのか、パンチや蹴りが異常に強く、
一発で相手のアバラや脛の骨折っちまうのも、珍しくなかったんだ。
で、この時もそうなった。
リーダーを取り巻いていた連中も、ビビると言うより「一体何がおきたんだ・・ 」と、
反応出来ない、呆気にとられた様子だった。
知人は慌てる事もなく自転車に乗り、連れの自分は慌てたが、まァ悠々と引き上げた。
不意打ちに近かったとは言え、普通アバラが一撃で折れるものか??
何より相手のいかつさにまるで気が配れない、その空気の読めなさが不可解だった。
キ●●イに間違ってケンカ売ったら、大変な事になるの教えられたよ。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。