- 540 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/10/15(木) 16:19:26 ID:/slJO9WqO
- 私が小学生に上がって最初の夏の夜の話です。当時私は、大きな借家団地に住んでいました。
その日、茹だるような暑さに真夜中に起きてしまいました。
クーラーのつけ方が分からず、両親に話し掛けても起きず、困っていました。
ふと、ガラスは冷たいという事を思い出し、カーテンを潜って窓に触れて涼んでいました。
私の家は団地の角にあり、寝室からは団地の道路が少し見えたのですが、
そこに真冬のようなコートとハットをきた人が立っていました。
コートとハット=男性というイメージだったので、
私は近所のおじさんがお仕事から帰ってきたのかなと見ていました。
すると段々とその人がこちらに近付いてきました。歩くというより、すーっと滑るようでした。
よく見ると顔が真っ黒で目だけ光っていて、ハットとコートが宙に浮いているような感じでした。
怖くなってしゃがんで息を潜めているうちに、いつの間にか寝てしまいました。
誰に言っても信じてもらえないと思い、今まで内に秘めていましたが、あれは何だったのでしょう