ビルの窓の女

436 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/06/29(月) 23:01:55 ID:aGgyq0dK0
俺が大学にいくために上京した時の話。

マンションに引っ越してきた、実家からは冷蔵庫と洗濯機、
あと布団だけを持ってきた、入学式まで一週間、
それまでにいろんな物をそろえなきゃいけない、
近くの定食屋で飯をたべて家に帰ってきた、テレビをみながら
明日そろえるものをノートに書いていたら時刻はもう二十四時を過ぎてた。
俺のマンションの窓は全部擦り硝子になってて外の景色は見えない、
見えるのはぼんやりとした明かりだけ、明日はカーテンも買わなきゃ、
部屋の電気を消して横になってみた、窓からは少しの明かり、
少し眠気があったが外の様子を見ようと窓を開けてみる、
窓を開けたとたんギョっとした、隣のビルの窓から女がこっちをみてる、
薄暗い部屋に佇む女はニヤニヤしながら俺をじーっと見てやがるんだ、
俺は気持ち悪くなって窓を閉めた、布団に潜り込み朝を待った、





すると突然
「コンコン、コンコン」
部屋のドアがノックされた、こんな時間に誰も来るはずが無い、
友達なんていないしこのマンションはオートロックだ、
俺は怖くなってそのまま布団からは出なかった、
その一回のノックでどうやら誰かは帰ったらしい、
俺は不安と恐怖でそのまま朝を迎えた、
外は明るくなってきた、風呂に入り着替えをして部屋の空気を
入れ替えるためにあの窓を開けた、俺は見たんだ、佇む女を、
だけど隣のビルには…俺の空けた窓の向こうには…壁しかなかった…
背筋が凍りついた、もしあの時ドアを開けていたら、俺はどうなっていたんだ…

関連エピソード: