祖母の顔を見たくなった

825 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/04/17(火) 10:24:53.77 ID:8hmA67T/0 Be:
ちょうど今位の時期の頃、祖母が他界したときの話。
同じ町内に住んでいながら普段はわざわざ祖母に会う為だけに立ち寄ることなどまったくなかったが
何故かその日だけは夜勤明けの帰り道に回り道して祖母の顔を見たくなった。
826 825 [sage] 2012/04/17(火) 10:25:48.48 ID:8hmA67T/0 Be:
祖母の居る本家に着くと、離れに行って声をかけたが返事がない。
出直して来ようかと思っていたら、同居している従兄弟が本宅から出てきたので
「お婆さん居る?」と聞くと、なぜか怪訝な顔をして「叔母さん(俺の母)から連絡もらって来たのか?」と聞き返された。
どこか噛み合わない会話をしている所へ近所に住む叔父が登場して、ようやく事態が理解できた。
827 825 [sage] 2012/04/17(火) 10:26:21.98 ID:8hmA67T/0 Be:
その日の祖母は最近では珍しく体調が良かったらしいが、念のためという事で俺の実家の近くにある総合病院へ叔父夫婦とともに検診を受けに向かった。
その車中で眠るように穏やかに亡くなったらしい。
従兄弟はその連絡を受けて俺の実家に連絡をした直後だったので、あまりにも早い俺の到着に戸惑ったということらしい。
828 825 [sage] 2012/04/17(火) 10:26:47.11 ID:8hmA67T/0 Be:
少しボケが始まっていて、同居している従兄弟の名前はたまに間違えることもあったらしいが、なぜか俺に関する記憶だけはいつもしっかりしていたから、
真っ先に俺を呼んでくれたのかな?と思っている。

通夜の明け方、この時期には珍しく雪が降り、雪を被った満開の桜が朝霧の中に浮かび上がるという幻想的な景色だったのが今でも強く印象に残っている。

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