- 31 本当にあった怖い名無し [sage] 2012/04/26(木) 15:50:23.77 ID:hAswrVNO0 Be:
- 俺はいつも仕事から帰ると、高さ130センチくらいの木箱の上に
財布と家の鍵を置いておく習慣があるんだ。
で、ある朝仕事に行こうと財布と鍵を取ろうとしたんだがうっかり
鍵を落としてしまった。
すぐに拾おうとしたんだけど、落としたと思われる辺りに鍵がない。
木箱の裏側に落としたのかな?と思い、裏側も見てみたけどない。
「ヤベ!鍵無くした!」
と相当あせりながら探しまくったんだけど、どうしても出てこない。
とりあえず時間がなかったので先に仕事の支度を始めたんだけど
しばらくして少し離れたところに無造作に積み上げてた雑誌と床の隙間の
金属光に気づいた。
まさかと思いながら見てみたら家の鍵だった。
転がったんじゃね?と思うかもしれないが、その雑誌の山は木箱からは
離れてたし、しかもその隙間は木箱の方向からは反対側。
さらに言うならその鍵はキーホルダーについてたし、
他の鍵も一緒に連ねてある。
重さ、形状的に跳ねたとか転がったとかは考えられない。
ほんとに「どうしてこうなった?」って感じだった。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。