- 14 :本当にあった怖い名無し:2010/01/04(月) 02:23:14 ID:MNrgy4OZ0
- 子供の頃からずっと疑問に思っており不気味に感じていることがあります。
それはいま30歳の僕が小学4年生の頃の話です。春の始業式の朝、おそらく
7時半頃家族そろって居間のテーブルで朝食をとっていました。ぼくが台所を
背にして座っており、右に長兄と父が、左側に次兄が座っていました。母は、
僕からみて正面にあるテレビの横の食器棚に洗い終わった食器をしまっていました。
位置関係としては、僕が一番台所に近く(背中を向けていたけど)母が一番遠い位置になります。
突然、誰もいないはずの背後の台所から、「ガチャガチャガチャン」と音がしました。
驚いて反射的に振り返ってみると、籠に入れたキャベツに包丁が突き刺さっているんです。
おそるおそる近づき包丁を抜くと、コロンとキャベツは二つに割れました。しかも、狙いすましたように
真ん中で、堅いはずの芯もすっぱりと切られているんです。包丁はその籠から2メートルほど離れた
場所においていたはずであり、また、キャベツの籠の上には包丁を置けるようなスペースなどありませんでした。
キャベツは前日にうちの畑からとってきたばかりのものです。
家族皆ぞっとし、母は驚き少し取り乱していました。
その後、兄弟で包丁を上から落とすなど実験をしてみたのですが、ちょっと突き刺さるようなことはあっても、
きれいにすっぱり二つに割るようなことなど不可能だとわかりました。しかも、まな板の上のような平らなところに
キャベツがあったわけではなく、ビニール袋やお菓子などごちゃごちゃ一緒に入っている籠の上に置かれて
いたため普通に切ることさえ困難だと思います。
家族は全員居間にいたし、台所は外からの入り口はありません。
いまでも母にこの話をすると、いやがってやめてくれといいます。
いったいどういうことだと思われますか?
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。