図書館の石造

739 :729[sage]:2010/01/29(金) 05:42:42 ID:aCl1vbc1O
子供の頃?の話また書きます
私が通っていた小学生の図書館の入り口の脇には妙な石像がありました
四本足なので、なにかの動物だとは思いますが、肝心の顔が崩れてしまっていて、それが何なのかわかりません
そしてよくある話ですが、その石像が夜に校庭を走り回っている。とか、その姿を見たら石にされてしまう
と言った怪談がありました
中学から県外の学校に通っていた私は、中3?くらいの夏休みに島に帰省していました
ふと、我が母校は今どんな感じかな~、と軽い気持ちで学校を見に行きました
そして図書館の前にきた瞬間に強烈な違和感。例の石像のある位置がおかしい
不思議に思った私は職員室を訪ねると、ちょうど5年生の時に担任だった先生がいました
懐かしい顔にしばし談笑した後、先生に石像の話をすると「気付いたか?アレ動いてるよな…」と気味が悪そうに言っていました
それから長期休みで帰省するたびに、石像を見に行きました。やっぱり石像は少しずつ移動していました
そんな事があって、この間久し振りに島へ帰った際に、あの石像はまた動いているのか確かめにいきました
期待に反して例の石像は無くなっていました。なんでも「本当に動いてる」という噂が広まって気味が悪い
かなり古くなっていたので、子供が乗って遊んでいるうちに崩れて怪我でもしたら危険だ、という事で取り壊されたそうです
取り壊された理由は島で長年教師をしている母親から聞きました
気になるのはアレは何の石像だったのか、いつからあるのか、勤続30年以上のベテラン教師の母親も知らないって事です
長文失礼しました

関連エピソード: