- 244 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 00:50:44.15 ID:0kvOpMvX0
- えーと、いわゆる「まとめサイト」で、2ちゃんにこういう場所があると知って来ました。
2ちゃんに入るのは初めてなので、見当違いとか非礼があったらすみません。
自分は婿とって実家を継いでるんですが、実家というのが寺です。
自分が住職してます。
尼さんとかじゃないです。寂聴さんとかのようなではなく、
普通に髪黒いし(今セミロング)、子供いるし、ライブはストレス解消だし、ネットもします。
仕事以外ではフリースとかジーンズとかで、門徒さんに「そういう恰好されるんですね!」と、若い頃は興奮されたりしました(笑)
道行く人やドライバーに2度見されることは、今でもありますwwww
若い頃っていうのは、自分が大学(自分の宗派系)出る前、在学中から家の仕事手伝ってて、
大学卒業と同時に自分ちに就職する形で、黙々とお経あげてるからです。
年齢はアラサーですが、歴は10年以上で、近所の葬儀やさんからは「中堅の住職」扱いです(笑)
で、寺の娘だからって、不可思議なことがある訳じゃないです。
うち三姉妹だけど、長姉は零感だし、次姉は子供の頃結構霊感強い子っぽかったけど、
実は「どんだけ窮地に陥っても死なない鉄の運命」を持ったオンナだって、いつだったか占い師に言われた程度。
次姉は結婚先の義両親&旦那が「ごおうの寅」っていう、非常に業の者な干支周りらしくて、
確かに結婚してから窮地ってか色々な事件に巻き込まれてるけど、全然元気に悪態つきながら生きてますwwww
私は私で、若い頃は京都で学生時代を送ったこともあり、ちょくちょく、なにやらありました。
でも私以外の家族は零感だと思います。てか完全零感です。
私自身も、「それらしき経験」があるにしろ、それに対して何か出来た訳じゃないし、何かされた訳じゃないので、元気です。
子供の友達ママにも「何かあったら助けてくれる?」って言われるけど
「大丈夫☆世の中生きてる内に何も出来なかった人が、死んだからって生きてる人間に何か出来るわけない!」って、
何も出来ないよオーラだしてます。
- 245 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 00:55:32.93 ID:0kvOpMvX0
- >>244です
前置きが長くなりましたが、そういう「それらしき経験」の中で、実は私の人生に大きく関わって、
これから子供達の人生にも関わってくれたら……と思ってることがあるので、それをお話ししようと思います。
子供の頃の夢の記憶で、不思議な夢があります。
夢なのか現実だったのか分かりませんが、取りあえず夜中。
うちの家は東側から西側に台所・風呂・洗面の水回り→居間→六畳間→八畳間って感じに繋がってるんですが、
子供の頃私が寝てたのが、この八畳間でした。
ここには両親と、中学に上がるまで真ん中の姉が一緒に寝てました
(因みに真ん中の姉が中学に入ったら、私は六畳間に移されたけど、これは単にいつまでも父親の布団で寝てんな!ってことだったのかも)。
で、とにかく夜中、目を覚ましたんですね。
ついでに細かく間取りを言うと、六畳間と八畳間の北側には、それぞれ八畳間と八畳間があって、
そのさらに北に小さい廊下、と私たちが言ってた縁側があって、そこの西端にトイレがありました。
その廊下にいくには、寝てた部屋から隣の八畳との間の襖を開けて行くんですが、その夜目を覚ました私は、
なぜか六畳間との襖を開けて、そのまま居間に行ったんです。
六畳間と居間の仕切は上が障子で下が磨りガラスの時代だったか、全部ガラスだったか覚えてませんが、
うっすらと居間が明るかったです。
で、仕切のガラス戸を開けたら、コタツに誰かいるんですね。
明るいと思ったんですが、今思うと、私以外の家族は、電気の豆電球をつけっぱなしにする癖があるので、
その明かりだったかもしれません。それでも、部屋がちゃんと見渡せるくらいの明かりだったし、広さだったんですよね。
で、その豆電球の明かりで、コタツに誰かいるのを見たんです。
顔は見たような見てないような気がしますが、怖いという感じは一切しなかったです。
- 246 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 00:56:29.42 ID:0kvOpMvX0
- >>245続き
その時覚えているのは、ガラス戸に背を向ける形で、コタツにその人が座っていたということと、
テレビの上だかテレビの横の棚にあっただるまが両目入ってたことです。
そのだるまは、私の記憶違いでなければ(というか親にも確認を取ってるので間違いないはずですが)、
上の姉がそろばんの検定に受かるように、という願掛けをしただるまでした。
で、その日の夜、私が寝る前はまだ目が片目だったんですよ。
だから「あれ、だるまに目が入ってる」って思ったのですが、夜中で眠いし子供だったので、そのまま居間から出て、
自分の布団に戻ったようです。
幸いなコトに、おねしょはしませんでしたwwwwww
その週のうちに、そろばん塾から姉が検定合格した、って連絡があったんですけどね。
だるまの目はその時入ってたような、姉が喜んで入れたような、記憶が曖昧なんですが……。
その数年後、真ん中の姉がもうすこし難しいそろばんの検定を受けた時も、
夢だか夜中だかに、その人に会いました。
その時の状況は覚えてないのですが、居間ではなくて
廊下(小さい廊下ではなく反対の南側にある縁側)だったような気がしてます。
その人は白いイメージだったので、私は「白いおねえさん」と呼んでいます。
この人についての話が、もうひとつあるのですが、夜遅くなったので、
また今度カキコしにきます。
- 270 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 13:26:53.32 ID:n4T4bUMn0
- >>244->>246の続き。
時間がなくなって本題に入らなかった、というご指摘がありましたが、
自分が思った以上に1回に書き込める量が少なくて、面倒になって寝ました。
本題、というか、問題。
その「白いおねえさん」に逢った、という記憶は確実に2回だけなんですが、とにかく「怖くなかった」ので
その人はうちにとって良い存在なんだろう、と勝手に思ってました。
なんかの時に「こういうことがあった」と親に話しても、親も「合格前に現れたってことは、良い人なんじゃない」って
感じでしたし。
でも、例えば高校入試とか大学入試とかっていうのでは、出てこなかった。
さらに言えば、私はその人の存在を知ってるけど、私に何か良い事が起こる、って時には、出てこない。
まぁ私はそろばんの試験も受けてないし、その後の人生も上二人に比べたらダメな人生だったので
大人達が諸手を挙げて喜ぶような事は、私の身の上には起きなかった、ってだけなんですけどね。
- 271 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 13:35:28.47 ID:n4T4bUMn0
- ↓>>270
色々すっとばして、大学を卒業して少ししたら父親が死んだので、
「住職になっていい?」と聞いたら、門徒さんたちの会議で何の問題もなく「どーぞ」となったので住職になりました。
(そういや、寺の娘の何がウケるのか全く分からないです。これほど本人達が隠したい事もないのにね)
住職になったはいいけど、その頃20代で独身だったので、周りの次の問題は「私の結婚」でした。
私は結婚しても婿に住職をやらせる気はなくて、誰でもよかったんですけど、少ししたら寺の子息関連からの見合いが
持ち込まれてくるようになりまして。
運が良いのか悪いのか、その頃付き合ってる人がいて、やっぱ付き合ってる人と結婚したい、って思うような盛り上がり時期だったもので
その人と結婚したい、と親や門徒さんに言ったんですね。
で、周りも好きな人と結婚するのがいい、と賛成してくれて、もちろんお寺の仕事はしなくて良いし僧侶の勉強もしなくていいし、って。
相手の家族も、好きで結婚するんだから、と了承してくれて(寺に婿に行かせたい奇特な人は、そういない)、諸問題はクリア、したんですが。
ある日昼寝をしていたら、金縛りにあいました。
何度も金縛りに遭ってるので「あーまたかー」って感じで受け入れてました。
余談ですが、寺の娘だから金縛りに遭うか、と言うと「否」。私の知り合いの寺の人間で、そういった経験をしてる人はほぼ皆無です。
あ、因みに浄土真宗大谷派です。
私が金縛りに遭うのは、多分そういう体質なんでしょう。
でもその日の金縛りは、いつもと違いました。
- 272 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 13:41:14.72 ID:n4T4bUMn0
- >>271↓
普段私が経験する金縛りは、全然怖くないです。
身体が動かない、息が出来ない、といった金縛りの典型は踏んでますが、怖くない。
周りにいつも、動物の霊とかいますが、なにか悪さをされたこともない。
大学時代には人の声とかも聞きましたが、怖くなかったです。
でもその時の金縛りは、何か怖かった。
金縛りに遭ってる間に、「白いおねえさん」に逢いました。
逢ったというか、お姉さんが自分の上に乗ってたんだと思います。
それで、言葉を聞いたわけじゃないけど、酷く怒っていて、ずっと説教されていました。
私は久々におねえさんに逢ったので最初は嬉しかったのですが、説教されました。
金縛りはいつもと違って恐怖を感じるし、おねえさんに説教されるし、それでなんだか悲しくなるし。
普段そんなことはしないけれど、その日は金縛りを無理矢理解いて、目を覚ましました。
一体おねえさんは何を怒ってたのか……。
うっすらと分かっていたのですが、誰にも言えませんでした。
- 273 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 13:52:15.76 ID:n4T4bUMn0
- >>272↓
おねえさんはおそらく、私の結婚に反対だったんだと思います。
その理由は結婚して今に至る八年間で、イヤと言うほど身にしみてます。
結婚した人は、結婚する前からつじつまの合わない理由での借金を重ねていて、
「自分で責任持って返すから」という言葉を信じていたら、どんどん生活費に食い込んできて
あげく長男が生まれたら長男の児童手当に手を付けて、私の逆鱗に触れ、現在通帳は全部私が握ってます。
子どもが赤ん坊の頃はよく世話をしてましたが、そのうち泣いたりわがままを言ったり自分のテリトリーを邪魔するようになると
どんどん遠ざけて自分の部屋で引きこもり&ネトゲ。
昔100キロあったというだけあって呆れるほど食べて、
一時期うちの家計は、旦那の食費と長姉のビール代で破産寸前に。
(因みにうちの家計は私の戴いてくるお布施だけで生活費をまかなっていますが、末寺の末寺の末寺なのでそんな大したお布施はなく。
旦那の稼ぎはそれに勝って少ないので、全額貯金しないことには、子供達の学費が危うい状態だったりします)
それからこれは今も続いてますが、旦那は性的DV大好き。
女は性欲処理、結婚したらその女は自分の所有物だから、自分の性欲を好きなように吐き出せばいい、みたいな。
旦那の悪口は、ここで書くことじゃないんですが……とにかく、のほほんと人畜無害なゲームオタク、だと思ってた人が
あまりのほほんとしてられないような人だったわけです。
年に数回、旦那本人のあずかり知らぬところで、家族戦争が勃発したりもします。
(一緒に生活してるのが耐えられなくなるらしい)
「白いおねえさん」はこのことを分かっていて、私が結婚することに反対して、
怒ってたんだろうなぁ、と。
- 275 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 14:00:30.70 ID:n4T4bUMn0
- >>273↓
おねえさんはやっぱり、うちの家を守ったりするような存在で、だから夫婦円満とか家庭円満とかとほど遠いような旦那との結婚を
危惧したんだろう、と思います。
それに、旦那は勤務が不規則なので、ばーちゃん(私の)や未婚の長姉と一緒に暮らすと、時間的な面で迷惑を掛ける、とか言って、
敷地に離れを建てさせたんですね。
その土地は隣の家から父が生きてる時に買って、更地になってたんですが、旦那が「別家で暮らしたい」と言ったので、母が建ててくれました。
つまりその土地は、もともとうちの土地だった訳じゃないので……
おねえさんは、住職である私が「寺の境内」から出て行くことも、よくないことだよ、と怒ってたのかもしれません。
最近、母が定年後の楽しみに飛び回って、日中は母屋にばーちゃん一人になることが多いです。
だから、仕事が終わって子供達が帰ってくるまで、私も母屋にいることが多いです。
前は母屋にいると好きなことが出来ない(本もパソコンも、離れにありますから)と思ってましたが
今は日中、旦那が仕事に出ていて一人きりの離れにいるのが、怖いです。
今までは特に興味なかったんですが、怖い話まとめサイトなどを携帯で読みあさるようになって、母屋にいる時はなんでもないんですが、
離れにいると、意味もなく怖いです。
静かなのも怖いし、音がしても怖いし、ドアを開けるだけでも怖いし。
まぁ、それは気の迷いなんですが、同じ事をしてても、母屋にいたら怖くなくて離れが怖いってのは、
やっぱり母屋が私の家で、おねえさんが守ってくれてる範囲なんだろうな、と思います。
- 279 :本当にあった怖い名無し:2011/03/07(月) 14:11:21.16 ID:n4T4bUMn0
- >>274↓
余談ですが、おねえさんに最後に逢った金縛り以降、金縛りが怖いものばかりになりました。
多分この金縛りは前に経験してたのと違って、霊的なものじゃなくて、疲れてたり身体が休んでるのに脳が起きてたり、ってタイプのなんですけど。
それでも怖い。
色々な意味で、若気の至り(だったのか?)を反省している現在です。
子供達は普段、学校や幼稚園から帰ると母屋にいます。母屋でおやつを食べて、宿題をして、友達と遊んで。
食事も母屋です(まぁこれは、母親が家事一切しないので、私が家事をしてるからですが)。
風呂と寝る時だけ、離れにいます。
たまに上の子が夜中に寝ぼけて母屋に行って「おなかすいた」とか「もう朝かと思った」とボケをかまして
そのまま母屋で寝ることがあります。
下の子も、夕飯の後に「こっちでばーちゃん(母)と寝たい」と言って、寝相が悪いからダメ、と断られたりしてます。
そういう時に、子供達がおねえさんの守りの中に入りたがってるのかな、おねえさんが守ろうとしてくれてるのかな、と
思います。
出来れば子供達は、私のように怒られないで、ずっと守ってもらえたらいいな、と思ってます。
以上。