- 364 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 06:11:45 ID:34RDfMuk0
- 小4の時の体験談。
1学期の終わり頃、クラスの誰かの机かカバンに、
トカゲがぎっしり詰め込まれるという事件が、相次いだ。
ちなみにトカゲは生きていた。
カバン開けたり、机に入れてある引き出し(厚手のボール紙で出来たあれです)開けたら、
トカゲがうじゃうじゃ。
女子「ギャー!」
男子もさすがに、「おわっ!」ってなる。
誰の机(かカバン)が狙われるか、分からない。
午前に悲鳴が上がったかと思えば、給食の後また別のクラスメイトから悲鳴が、なんて事もあった。
事件はそれだけハイペースで、起きていた。
言い換えれば犯人は、そんなにも堂々と、犯行を繰り返していた。 - 365 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 06:16:54 ID:34RDfMuk0
- クラス会議もひらかれた。(多分一度だけじゃなかったと思う)
授業中に悲鳴が上がって、何人かで中庭あるいは裏庭(どっちも緑が多い)へ放しに行く事もしばしば、
つまり授業の妨害にもなっていたから、(会議は)必要だったと思う。
「誰がやったの!」
問い詰められても、まァ当たり前か、誰も名乗り出なかった。
でも解せないのは、誰もその「そぶり」も見せなかった事。
イタズラ目的でやってんなら、どこかクスクスとした態度を見せるもんじゃないかな?
それと一クラス四十人以上の時代(歳バレるねw)だったとは言え、所詮そこは限られた空間、
誰かが犯人を知っているハズ。
なのにその気配も無かった。 - 366 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 06:18:47 ID:34RDfMuk0
- 最後にそれが起きたのは、一学期の最終日。
自分はベランダのすぐそば、一番左の列の、一番後ろの席で、右隣の女子と話してた。
一学期最後の日って事で分かるだろうけど、夏休みに入るから、
その子は机の引き出し開けて、中の物をカバンへ移し変えていた。
移し変えながら、自分と話してた。
通知表を受けとる時間だったから、ワイワイはしていたけれど、誰かが教室の外へ出たりだとか、
そういう人の出入りの、乱れる時間帯じゃなかった。
自分もその子も、通知表を教壇まで受けとりに行く位はしたと思うけど、そんなには席を外さなかった。
基本は「途切れなく話してた」って感じ。
それでその子が「・・でねー、」って話しながら、まだ詰め替え作業中の引き出し開けたら、
「やー、ちょっと、何これ!」(※その子の悲鳴)
生きたトカゲが、すし詰めになっていた。 - 367 :本当にあった怖い名無し:2010/12/18(土) 06:24:08 ID:34RDfMuk0
- その子と話しながらジロジロ引き出しの中を見ていたわけじゃないけれど、
少し前までは絶対にそんな異様な光景じゃなかった。
いきなりそうなった。
2、3匹なんてもんじゃない、まさしく「すし詰め」と言える数のトカゲを、どうやって気がつかれずに・・・・?
犯人は誰だったんだろうと、今でも思う。
2学期が始まると、もうそんな事件は起こらなくなり、クラスのみんなもまるで忘れたみたいだった。
良くも悪くも、子供の時間は、流れるのが速い。
自分は半端無い数のトカゲを見るの、実は2度目になるから、印象深く・・・・
小1まで暮らしてた家は、裏に雑木林があって、林の奥には石がピラミッドのように積まれていました。
何歳の時だったか、石を一個どかしてみると、中にトカゲがすごい数いたのを、憶えています。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。