- 936 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/04/13(月) 09:44:09 ID:xQ/sTodF0
- それじゃあ大して面白くないけどネタ投下
数年前、一人暮らしをしてた時の話。
ある日の夜、そろそろ寝るかと思いベッドに入ったところ、いきなり外から女性の悲鳴がした。
文字だとうまく表せないんだけど、「ぎいゃあああああああぁぁぁぁ・・・」みたいな感じの叫び声。断末魔の叫びってこんなんだろうなぁ、と思うような声だった。
それを聞いた時点で俺はもう内心ガクブルだったんだが、もし仮に事件だとしたらすぐに助けなければならない(その女性を)と思い、
恐る恐る家を出てアパートが面する路地に出てみた。
しかし外は静かそのもの、まるで事件なんてなさそうな雰囲気だった。しばらく辺りを歩き回ってみたが、変わったことは何一つない。
家を飛び出してきた自分がアホらしくなって、なんだか一気に白けてしまい、その日は家に帰ってすぐ寝てしまった。
数日後、たまたま隣に住んでいる大家さんに会ったので、先日のことを聞いてみた。しかし、そんな叫び声は聞いていないし、特に事件にもなっていない、と言う。
とても大きな叫び声だったので、近所に住んでいるなら間違いなく聞こえているはず。
そういえばあの日の夜、俺が外に出た時、路地には数人の通行人がいた。その人たちも、まるで叫び声なんて聞こえてなかったような様子でただ通り過ぎるだけだった。
もしかして俺にしか聞こえてなかったのかな?
ちなみにその後2回ほど同じ事があった。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。