祖父の遺影

836 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/04/11(土) 20:03:19 ID:WIZpWKez0

数年前に父方の祖父が亡くなりました。
私は死に目に会えなくて、田舎に着いたのはもう火葬場で焼いた後でした。
その日は親戚中が集まっていて部屋が埋まっており、私が寝た部屋は新しく祖父の仏壇が設置された部屋でした。
なかなか寝付けず、深夜一人で家を抜け出して呑みに行きました。
ふらっと入った店で一人、亡くなった祖父の顔や性格、小さいころの思い出などを思い出し、晩年は大学や仕事で面倒がって帰省せず、会うことがあまりなかったのを反省していました。
おじいちゃんはもっと孫たちに囲まれた温かい家庭を望んでいたのではないかなと思いました。
帰宅して部屋に戻り、祖父の遺影の前で少し涙ぐみながら声に出して「こういう考えになりました」と報告をしていました。
すると、祖父の遺影が知らない人の顔に変形していきました。
顔がぐにょーんとゆがみ、別の人の顔になると変形が止まる。
「誰だろう、こんな人知らないな」と思っていると、またぐにょーとゆがみ、さらに別の人の顔になりました。
涙を拭いてもう一度写真を見直すと、祖父の顔に戻ります。
しかしまたジーと見ていると、数秒で変形が始まります。
いずれもおじいさんという年齢の男の人でした。若い人や女の人には変わりません。
「ご先祖様かな?」とも思いましたが顔を知らないので確証はありません。
何度見直しても変形が始まるので、数回試したところで「おじいちゃんが何か反応してくれた」と勝手に納得し、寝ました。
写真が他人の顔に変わっていくなんて、私の中では不思議な体験です。あれらの人たちは誰だったんだろう。

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