- 去年の春頃、朝起きたらプールが逆さまんなって浮かんでた。
天井近くに水だけが。
つまり水がこっち向いてるわけ。
え何だこれと思った直後、水がドシャーンと降ってきた。
押し潰されそうな重さと冷たさ。
夢じゃないのか!?と慌てたが、なぜか布団は濡れてなかった。
で驚いた。仰向けでいたんだけど天井が透けて見え、朝の空が視界に広がってたんだ。
これ以上は何かあったわけでもなく、ありゃ夢だったんかなと何日か過ごした。
自分は子供に接する事の多い仕事で、中には反抗的な児童もいる。
一人異常に反抗的な女子児童がいて、そいつに接しなきゃいけないヤダなと思う日を迎えた。
案の定キレた態度をとられたんだが、そのとき視界がボヤア~ッとなった。で気がつくとそいつが裸で立ってるんだよ。
疲れてんのかな・・と思った。
- でもそれ以降、男女年齡問わずそういう事がおきるようになった。
なぜか自分に反感示したら視界が一瞬歪んで目の前にいる人間が裸で立ってる。
ある男の子は右胸に手術痕が見えた。しばらくあと両親の会話を聞いてて前に右胸を手術したのを知った。
この一例があってほんとに透けて見えてるんだなと判った。
不思議と二次性徴を経た人間しか見えない。
それよりも小さな子は、多少は反抗的でも、服が透けて見える事は無い。
目の前でにこやかに接してくれた綺麗な女性が、透けて見えた事があった。
あとで判ったんだけど、自分のいないとこで陰口いっぱい叩いてたらしい。
中学一年生のちょっと売れてる芸能人と街中ですれちがった時も、透けて見えた。
どことなく目が冷ややかだったからかな?
こうなって一年半が経つ。正直今のところ役に立ってると言いがたい。妄想の可能性も否定出来ないしね。
体ん中まで透けて見えれば、病気の発見とかに使えるんだけど・・変化があるの待つとしよう。途中経過を置いていく。