- ポルターガイストを経験した話し。
何度か食べに行ったラーメン屋での出来事。
普段から繁盛店が好きじゃなく、どちらかと言うと暇な店を好んで行く傾向がある。
理由はゆっくり食べたいから。
メニューも決まり
その辺にあったマンガを読みながら待っていた。
- カタン。。
目の前の灰皿のガタツク音がした。
ははーん、よくあるアレか?
濡れたコップの底が浮いた様になって移動するあれかと思い、灰皿を手にして裏返してみたんだよ。
濡れてないんだよね、灰皿。
あれ?
じゃあテーブルに何かゴミがあって、ギリギリ落ちない程度に安定してた灰皿が、俺が来たのをきっかけに落ちたんだと思い、テーブルをナデナデしてゴミを探したんだけと何もない。。
- じゃあ、灰皿自体が安物のパチパチパンチと同じ金属の灰皿だから歪んでるんだと思って、もう一度テーブルに戻して浮いてる箇所を探したんだけど、歪んで無くて。。
灰皿は確かにガタついた。
灰皿の片側を五ミリ持ち上げて手を離したみたいな音がしたから聞き間違えではない。
その日はいったい何なんだと思いつつ普通にラーメンを食べて店を後にした。
それから
- それから一年以上経った今日、ある方との会話がきっかけでその灰皿がガタついた事を思い出した。
詳しくは言えないが、
その店は以前殺人事件があった店だということがわかった。
落ちは無いけど、
灰皿がガタっいたのはきっと霊の仕業だと思う。
現在はラーメン屋は移転し、別の飲食店が入っている