チトーのおっちゃん

211 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/09/01(火) 01:15:00 ID:YC/O2/q90
実家のある町内に、「チトーのおっちゃんの家」と呼ばれる家がある。
そこの家には30歳ぐらい(自分が最後にこの人を見かけた1996年春の時点で)
の女の人とその母親らしきお婆さんが二人で住んでたけど、この女の人の父親が、
どうやら「チトーのおっちゃん」らしかった。なんでも昭和47年だか48年だかに、
普通の勤め人だったここの一家の主が、
「ユーゴスラビアに行って、チトー大統領の下で働きたい」
などと突然言い出して家を出たっきり、戻らなかったらしい。
本当か嘘か判らないけど、ともかくその日からこの家は、
近所付き合いの無い女性とその娘の二人暮しだったようだ。
今年のお盆、実家に帰ったら近所でM浦のおばちゃんに会った。この話が出ると、
「喬ちゃん《俺》が就職で神戸行ってからすぐに、あそこのお母さん、亡《の》うならはったんやわ。ほんで娘さんもそれからすぐ、どっかに引越していかはったで」と言っていた。
「ああ、そうなんや」でその場は終わったんだけども。


当時は東側のユーゴスラビアに入国なんて出来たんだろうか。
大使館に亡命の申請とかをして、それが通ったんだろうか。
それなら新聞に載るか。オチのない、どうでもいい話で申し訳ないです。

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