- 230 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/09/01(火) 13:33:41 ID:RFcoGlqR0
- 既出かなぁ
306 名前:わんにゃん@名無しさん[sage] 投稿日:2008/09/04(木) 01:34:34 ID:MJjGjaZh
数年前の実話です。
夜遅く仕事から帰るとウチの猫が脱走していました。
疲れていたけど、いてもたってもいられず、心配で探しに出かけました。
深夜の自宅周辺をアテもなく探しまわり、猫影をみつけては小声で名前を呼び、そして逃げられました。
いつまでたっても見つからず、最悪な想像をしてしまい途方に暮れて道路に座り込んでいると、
1匹の人懐こいノラが近寄って来ました。
わたしはその見ず知らずのノラに、
うちの猫の名前は○○だということ。
その、わたしの命より大事なウチの猫が行方不明なこと。
ウチの猫はずっと家の中で育ったので外が危険だと、きっと理解していないこと。
きっとお腹が減っているだろうということ。
見つけたら教えて欲しいこと。
等、真剣に相談しました。
そのノラはわたしの話を最後まで聞くと、何も言わずに去っていきました。
いま思い出しても、何故そんな風に話しかけたかはわかりません。
少し休んで、再びぐるぐると何度も家の周りを捜索していると、
さっきのノラが近寄ってきて、少し離れたとこで背中を向け、じっとわたしを見つめてきました。
まるで「オレに付いてきな」と言われてる気がして、ノラの後について行くことにしました。
自宅から1分もかからない、草むらに案内され、その猫が立ち止まった所へ行くと、ウチの猫が転がっていました。
首輪に片手をひっかけ「タスキ掛け」の状態で歩けず、力尽きたようです。
弱々しく「ニャー」と鳴くウチの猫を抱き上げ、お礼を言おうとまわりを見ると、
すでにそのノラは立ち去っていました。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。