- 766 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 20:02:31 ID:OLEv3LGJ0
- <その1〉
以前会社で帳簿の数字が合わなくて、同じ部の女性と二人で遅くまで残業をして原因を調べていた時の事です。
夜遅くなりなかなか原因が分からず、伝票をひっくり返して探していた時の事、すぐ耳元で「出るよ」というはっきりとした男性の声をききました。
「へっ?」と思って、何?何?と振り返って辺りを見回した直後、もう一人の女性が「あったーっ!!」と声をあげたのです。
もちろん他の部の男性も帰った後で、広い事務所に二人きりでした。
一体あれは誰の声だったのでしょう。
<その2>
私が小学生の頃の話。
いたずら心で、貯金箱を仏壇の上に置いておきました。その仏壇は高さ1m80cm位で、私は椅子の上で背伸びをして置きました。
ほんの子供心でした。置いておいた事自体には意味が無いです。
それから2.3日経った位でしょうか。
祖父が「今朝変な夢を見た。ご先祖らしき侍が夢に出て来て、頭が痛い、頭が痛い、と訴えるんだ。
で、仏壇に何かあるのでは?と思い、壇上を見たら、お前の貯金箱があった。」と私に言いました。
祖父は信心深く、毎日お経を上げ、先祖を大切にする人でしたから、ご先祖からの訴えを聞いたのかなと思いました。
ご先祖様、あの時はごめんなさい!
- 767 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 20:17:03 ID:OLEv3LGJ0
- <その3>
お年玉で買った、のらくろ絵の奴だこを川の堤防で弟と上げていました。
強い風の影響で、糸をすべて伸ばしてしまい、あっといったが最後はるかかなたに飛んでいってしまいました。
弟と残念なことした、しっかりもってたらと悔やんでばかりいてたのですが、
数日後家のまえにその凧が置いてました。
名前も住所も書いていなかったのに、どうして戻ってきたのか今もってまったく不思議な出来事です。
(凧を失くして落ち込んでいる我々を不憫に思って両親が内緒で凧を買って、家の前に置いたとか?)
<その4>
同窓会での出来事です。
30数年ぶりに中学1年の学級の同窓会があるから来ないかという連絡を受けた。
家の近くの通りでタクシーを拾い乗車したところ、私より少し若い感じの女性の運転手さんでした。
運転手さんに「今から30数年ぶりに中学1年の学級の同窓会があるんです。」
というと「珍しいですね中学1年の同窓会って。」との返事。
「そうなんですよ、ところで運転手さん中学はどちら?」と聞くと自分と同じ中学です。
そして組も担任の先生の名前も同じです。それに年齢も。
えっと思い運転手さんの顔をよく見るとその当時のクラスメイトでした。
まさか今から行く同窓会に出席するはずのクラスメイトが運転するタクシーに乗るとは!
そのクラスメートは引越したため連絡がこなかったとの事。
その同窓会で先生にその事を話すと非常に驚き、「きっと神様がめぐり会わせてくれたと思うよ。」と言ってました。
- 768 :本当にあった怖い名無し:2009/05/12(火) 20:26:25 ID:OLEv3LGJ0
- 最後です。
数年前、祖父が他界し、そのお通夜の晩、夜寝ていると弟の部屋から寝苦しそうな声がしました。
私が声をかけると、弟は「胸の辺りが重くて息ができない。胸の辺りに重くて冷たいものが乗っていて、
近くに祖父が立っていた。」といいます。
翌日葬儀で祖父の遺体に対面した時、祖父の胸の上に沢山のドライアイスが乗っていました。
偶然とはいえ、鳥肌が立ちました。
その後、しばらくしてまた弟が夢で、「祖父が祖父の部屋のベッドの下を
懸命に探しており、“おまえも手伝いなさい”と言われた。」というので
祖父母の家に言った時に同じ場所を探してみると、弟の名前を決める時に使ったであろう一枚の紙が出てきました。
祖父の字で沢山男の子の名前が書かれ、弟の名前がまるで囲ってありました。
私たち姉弟の名前は祖父が付けてくれたことは知っていました。
祖父にとって、弟は初の男孫で嬉しかったのでしょう。また難しい祖父にも弟は良く懐いていたので、知らせてくれたんだろう。」
と思いました。家族全員その紙のことは知らなかったので皆驚き亡き祖父を偲びました。