- 132 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/05/21(木) 17:01:25 ID:2pY7LkFu0
- いきなりおじゃましまーす(*`Д´)ノ
去年、銀座で働いていたときのことなんです。
その日は雨が振っていて少し寒かったです。時間は仕事終わりだから16時くらいだったかな?
百貨店なんかをぶらぶらして、銀座4丁目の交差点近くの
中村屋(パン屋さんの)の前あたりを歩いていた時です。
正面から来た男の人が私を避けようとせず、まっすぐこっちに向かってきました。
紳士物の中でもかなり大きい目の黒い傘を持って、
同じく黒いフォーマル用のウールっぽいコートを着て、ネクタイもしている紳士風の人。
私が避けようとしたらその男の人が
「あの…火曜日の集会に出てらっしゃいましたよね?」
ってたずねてきたんです。
意味ワカンネって思いつつ、話しかけられたんでその男の人をよーく見たら、なんかおかしい。
まず、背が小さい。私が153センチなんだけど、少し見下ろす感じ。
なのに不釣合いな大きな傘で、さらに痩せているのに着ているコートの肩幅が半端なく広い。
その上にちょこんと小さな顔。
歳は30前後かなあ?
そのチグハグな様子がうまく文章にできないんだけど、
直感的に「人じゃない」って思ってしまうような、物語の登場人物のような現実味のない風貌。
んで、集会なんて知らないから
「はぁ?」とか「え?なんの集会ですか?」とか聞き返しても
「いやあの、集会に来ていらっしゃいましたよね?」って言うばかり。
今思うと「ええ、集会のときはお世話になりました」とかって話をあわせてみたら
不思議体験が出来たかも…って思うんだけど、ホント異世界にでも連れていかれそうで怖くなり、
「あの、ちょっと急いでるので失礼します」ってその場を去りました。
よくある宗教の勧誘だったのかもしれないけれど、自分の中では不思議体験です。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。