- 547 :本当にあった怖い名無し:2009/05/07(木) 09:07:26 ID:NmitrcwP0
- 以前、法事で鹿児島に行ったとき、親戚の一人(誰だかよく知らない…笑…高齢のおじさん)から聞いた話です。
畑仕事の帰り道、藪に向かって小用を足していたときの事。
山道を向こうからおりてくるものがあった。
よく目を凝らしてみると、信じ難い事だが雛人形のような平安貴族のような格好をした、男女二人連れの小人だった。
小人は彼の足元まで近づいてきて「これ! おまえ、こんなところでションベンなんぞするでない!」と、甲高い声で叫んできた。
驚いて何者なのか尋ねると、「われは、この山の神じゃ! 無礼なことをするな」と答えたので、慌てて逃げて家に帰った。
…という話だったのですが、話が話だけに私がちょっと真剣に聞けずにいると、彼はとても不満そうに「嘘を言っとると思っちょろうが、
これは、ほんっとうにこの目で見たんじゃち」と、大まじめに言っておりました。
何時頃なのか、どこの山なのか等も気になったのですが、周囲の人達の目も何だか気になったので深くは追求しませんでした(情けない…)。
また何か思い出したらお便りします。
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