- 723 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/05/12(火) 04:55:06 ID:MtAjz9Pf0
- 俺が子供の時に住んでいたマンションでは「子供会」ってのがあって
小学生は毎週日曜日に廃品回収と草むしりをさせられた。
休日なのに早起きしなくちゃいけないし、草むしりはつまらないし
あまり好きではなかったんだけど、たまにエッチなマンガ雑誌なんかを
ゲットできるから渋々参加してた。
ある日のこと。
途中で草むしりに飽きてしまった俺は、持っていたスコップで
あちらこちらに穴を掘って遊んでいた。
公園の植え込みの中の木の根元を20センチほど掘ってみるとビニール袋が出てきた。
中に何か入っているらしく、引っ張ってもなかなか抜けないので、
更に掘り進めて、ある程度のところでようやく引っこ抜くことができた。
大きめの透明のビニール袋の中には、マンガで犬がくわえているような
骨が入っていた。記憶が少し曖昧だけど長さは自分の腕ぐらいあったとおもう。
ただ、マンガの真っ白い骨とは違って所々に赤い肉片がこびりついていて
袋のそこには赤い液体がたまっていたことを鮮明に覚えている。
子供ながらになんかヤバい気がして、元の場所に埋め直して
素知らぬ顔で草むしりに戻って、誰にも話さないようにしていた。
なんだったんだろう。オチがなくてすまん。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。