- 416 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/03/27(金) 04:54:45 ID:JQrq+B0C0
- 誰に話していいかすらわからない話だから、ここに書く。
おれが小学生の時の話、北海道に家族旅行行ったんだ。
親父は北海道が大好きで、ほぼ毎年行ってた。
千歳空港で降りて、レンタカー借りて、ホテルに向かうべく、長い林道を走ってた。
親父は毎年ホテル変えるため、いつもルートが違うんだけど、
一度、かなり長距離な時があった。カーナビで行き先設定して、
道を走ってたんだけど、途中のトイレ休憩所があるとこで、カーナビが普通車が走らないような、
ちゃんと舗装された道ではなく、凄い細い、車一台通れるかぐらい砂利道を指したんだ。
さすがに「この道はナビのミスだろー」みたいな感じになって、舗装された道を進んでいったんだけど、
到着予定時刻が二時間も伸びた。さすがにもうかなり走ってて日が暮れてて、0時すぎるのはイヤだから、
「引き返してあそこの道とおるか」ってことになって、その道に戻って進んだんだ。
砂利だらけの道で車もかなり揺れ、街頭もない、ほんとに道かというとこを通ってって、
次第にみんな不安になって「やっぱり戻ったほうがいいなじゃない?」って言ってたんだけど、
Uターン出来るような道幅もないし、進んでしまったからには戻れない。
だが、対向車が来た。細い道だから、道を譲る事も出来ないし、
対向車もどでかいワゴンでどうしようもない。
親父が一旦車から降りて、対向車の家族連れに「この先どうでした?」って聞いたんだよ。
そしたら「この先段々細くなってきて、行き止まりだったよ」って答えたから。
仕方なく親父はバックで戻ったんだよ。
・・・この時点で別に俺は何らただの家族旅行の記憶として、思ってたんだが・・・。
今思い出すと、行き止まりで、しかもUターンも出来ないような道幅で、
どうやってそのどてかい車は車の前後を入れ替えたのか・・・。
まさかバックで入っていったなんて考えられないし・・・。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。