- 976 :本当にあった怖い名無し:2009/01/29(木) 23:44:25 ID:m6dr56Sg0
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中学生の頃のこと。いじめやいろんなことで何もかもに行き詰っていた自分はふと死にに行くことを決めた。
場所は一年くらい前に父といった、もうつぶれて廃墟になってるテーマパーク。
自宅から30キロくらいあるその場所へ朝6時にこっそり家を出て向かった。
15キロ地点くらいまで順調に走っていた。
しかし、途中で寄ったコンビニで鍵が壊れ自転車が動かなくなってしまった。
手ぶらで出かけてきたので金も持っていない。
どうすることもできずに座り込んだ自分の目の前に、見覚えのある車が止まった。
パジャマ姿の父と、化粧もしていなければ髪もといていない母。
朝姿を消した自分があのテーマパークに向かっている、というイメージが頭に浮かんで
いてもたってもいられなくなって父をたたき起こしてここまで走ってきたらしい。
何が起こってるのかわからないまま家に強制送還。
帰った後母は糸が切れたように眠り1週間起きなかった。
そしてその後は死ぬ気も失せて今に至る。
思い出すたびに申し訳なく思うと同時に不思議に思う。
そして母に感謝。