倉庫の3階

14:本当にあった怖い名無し:2009/01/31(土) 02:11:24 ID:7POpv4Ck0
俺は一時期「倉庫」で働いていたことがあるんだけれど、
リーチと言う「立ったまま乗るリフト」の操作をしていた。

大きな倉庫の一階が主な仕事場なんだけれど、
3階のある部屋でも作業しなくてはいけない。

俺たちの時間帯は深夜で、本来3階で働いている人達は既に帰っていて無人。
たいした仕事量ではないので、
誰かがひとりで3階に行って明かりをつけ、小一時間の作業をしなくてはいけない。


割と無法者?っぽい奴が多い職場だったけど、
ひとりでそこに行くのは皆嫌がった。
「怖い」のだそうだ。笑っちゃう。

なので俺がよくその作業を回されたのだけれど、
3階の一部屋で作業していると、無人で真っ暗の廊下というかフロアをリーチで走る音と警告音が聞こえた
(バックするときに「ピ、ピ、ピ」と音が鳴る)。


あら?誰か来たのかな?と思って部屋から出てみても誰もいない。
真っ暗のフロア(廊下)が見えるだけ。

リーチというのは、そんなに早く走るものではない。
そもそもフロアもリーチが隠れる凹凸などない。単なる直線コース。


何度か「今の何だったんだろ?」頭を捻ったことがある。

関連エピソード: