- 483 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/09/21(土) 10:17:24.28 ID:uyKdCd6Q0 Be:
- 少し前のまだ暑い日の夕方、カブトムシと取ろうと近所の山に原付で行ったんだけど
いい感じのスポットを見つけてしばらく林の中をうろうろしてたんよ
そしたら、自分のななめ後から「カサカサ」音が聞こえるのね
で、ここらへんはよくクマが出るから「クマだったらやべぇ!」と、すぐに原付の方へ歩いてった
するとまぁ、迷いましたわ
逆の方向か、そうでなくても原付とは別の方向に走っちゃったんだろうと思う
クマかどうかはわからんけど、慣れてるとはいえ誰もいない林で一人、カサカサ音が聞こえたら怖いし。
それで、戻ろうとしてるうちに、小さい井戸っぽい縦穴を見つけた。直径がだいたい1m無いくらいで、かなり深い
コンクリートの土管?に木枠がはめられてる、たぶん井戸なんだろうけど。
その場所一帯が木の生えてない広場みたいな感じで、なんとなく幻想的な雰囲気だった。
夕方の山ってけっこう暗いんだよね 木が生い茂ってると日光が来ないから。
でもその場所一帯はなんだか眩しいというか、その井戸自体が光ってるように見えるくらい明るい場所だった。
結局、その井戸を目印に元来た方向へ戻っていったら、自分が踏んだ草が見えて戻れたわけ。
それから2~3日後くらいに、また同じ場所へカブトムシ採りに行った。
今度は迷わないように圏外でも使える地図をスマホに入れて散策したから、多少奥をうろうろできたけど
その井戸っぽい穴は見つけられなかった。
自分が踏んだ草の後はまだあったし、そこまで原付を止めてる道路から遠い場所でもなかったはずなのに
今になって、もしかしたら山の神様が迷わないよう助けてくれたんじゃないかとか思ってる。
ただ、山の中にある井戸なんかちょっと不気味だしもう同じ場所に行くのはやめようかと思う。
不思議でもなんでもない話ですまん 実体験なのでちょっと書いてみたかった。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。