- 謎というほどのことでもないが、最近ふと気づいて不思議に思った話。
うちの祖母は仏壇を大事にする人で、いつもお経や御詠歌をあげていた。
祖父の命日には毎年浄土真宗のお坊様に来て頂いていた。我が家の菩提寺も当然浄土真宗。
しかし仏壇には祖母の両親の位牌もあり、曾祖父母の命日には祖母は法華経を詠んでいた。
私が小さい頃祖母から貰ったお守り袋には普賢菩薩の真言が記された高野山のお札。
何かあったら「オンサンマヤサトバン」と唱えなさいと教わっていた。
祖母が亡くなった後、仏壇の小引き出しから大量の高野山のお札ﾊｹｰﾝ。
さらには親族ですら知らない誰かの位牌まで紛れ込んでいた事が発覚。ばーちゃん、誰この人。
仏壇ってこんなに宗派ごちゃまぜにしていいもんだっけ？しかも明らかに身内以外の人混じってるし。
まあ単なる無知で実家も婚家も一緒くたにしてただけかも知れないけど、明治生まれで礼儀や慣習にうるさい人だったので、宗教に疎かったとも思えない。
祖母自身も出自その他いろいろと謎の多い人で、亡くなった今はもうそれらの事を尋ねることもできない。
もしかしたら宗教オタクだったんじゃ？と思っている罰当たりな孫でゴメンｗ
