- 34 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/04/10(日) 04:22:15.97 ID:HglyeQPEO
- もう20年以上前の話だが
小学生の頃に行ってた駄菓子屋にまた行ってみよう、って話になって、高校の同級生3人とチャリを走らせた
だけど、覚えのある場所に着いても駄菓子屋がない
「あれ?この辺じゃなかったっけ?」「潰れた?」とか言いながらウロウロしてたら、いつの間にか一人が居ない
「あいつドコ行ったんだよ!」「つかもう帰るか」と言って引き返した途端に目当ての駄菓子屋を見付けた
「えっ!さっきココ通ったよな?」駄菓子屋にはデカい看板が出ているので見過ごすとも考えづらい
でも現実には素通りしてしまっていたようだ
「まあいっか」と駄菓子屋に向かうと、はぐれたはずの友人が店から飛び出して来た
「お前ら何やってんだよ!」
そいつが言うには、店を見付けて自転車を止めたのに、俺らはそのまま素通りして、その後何回も店の前を通っていたらしい
しかも、いくら声をかけても全く聞こえていない感じだったそうだ
そう言えば、駄菓子屋を見付けられずに自転車を走らせていた時は、住宅街なのに誰一人として人には会わなかった
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。