- 243 :本当にあった怖い名無し[sage]:2011/04/22(金) 21:42:12.13 ID:VRTKJhmU0
- 小学校五年生の林間学校の時の話。
林間学校は山の中にある青年の家のような宿泊施設に五年生の一学年全員が3泊4日ぐらい寝泊りするもの。
ある夜に、先生やボーイスカウトの人たちとキャンプファイヤーを囲み、歌を歌ったりしていた。
輪の中心で先生や生徒が出し物なんかをして、みんながそこに注目している中、
ふと前方の斜め上空を見上げたら、ものすごく大きな白く光る球体みたいなものが
ヒョッと暗い森の中から浮かんできて中空で止まった。
物体はまさに球体という感じで、UFOのような円盤型では無かった。
「えっ?」とびっくりして慌てて隣にいた友達の顔を見ると、
友達も目撃していたようで驚いた顔で私を見ていた。
もう一度前方の空を見たら、光る物体は姿を消していた。
「今の見た?」
「うん、何?」
「UFO?」
「わかんない!」
二人とも興奮したが、その時はキャンプファイアーの楽しさもあって白い発光体についてはスルーした。
後になって他の子たちにも聞きまわったけど、結局それを見たのは私とその子二人だけだった。
あれがいったい何だったのか、今でもわからない。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。