- 893 :本当にあった怖い名無し:2010/09/14(火) 22:29:10 ID:fm+DHS9Z0
- 長文スマソ。
4年くらい前の話。
私は当時すごくチャットにハマっていて、その日もいつものチャットサイトに入り浸っていました。
いつものメンバー。まぁ、パスつきの部屋を使っていたので当然ですが。
いつものようにくだらないお喋りに興じてみたり、オカルト話をしてみたり。
当時の私には微弱な霊感(あ。なんかいるなーってぐらいですが)があったので、此処が気持ち悪かった!とか、あそこ絶対何かいるよね。。。とか。
周りのみんなもそんな感じの子ばかりで、話は盛り上がっていました。
それで、メンバーの一人…A子が、言ったんです。
「ねぇ、(私)。ちょっと協力して欲しいことがあるの!」
A子がいうには、今ここにいる私以外のメンバーはみんな霊感があって、
死者を無事に冥界に送り届ける死神的な仕事をしているのだとか。
そして今まさに、世界の危機が迫っているのだとか。
冥界が現世と接触しそうだとか。
- 894 :本当にあった怖い名無し:2010/09/14(火) 22:31:27 ID:fm+DHS9Z0
- >>893続きです。
普通に信じられるわけないですよね。私はそうでした。
でもA子が、周りのみんながあまりに必死なので、ちょっとぐらいは信じてあげてもいいかなって思ったんです。
そして、信じる旨を伝えると、
「(私)には特別な力がある!だから一緒にこの世界の危機を救って!」
とか言われて、ワケワカランと思いつつもおkって返事をしたところ、
「じゃぁ(私)の精神だけつれていくね!」
ってA子が打ったであろう文字が見えて、気づいたら一時間後でした。
私にとってはたった瞬き一回の時間だったのに、家中のどの時計を確かめても確かに一時間が経っていたのです。
その文字を見たときはまだ夕焼けで空が赤かったのに、もう暗くなっていました。
そして、その一時間の間にA子たちはみんな退室したあとでした。
次の日、いつものように部屋に入ったら、いつもどおりのA子たちが集まってきて。
何気なく前日のことを聞くと、「なにそれw?夢でもみたのw?」と笑われました…。
その後、受験だなんだで忙しくなってA子たちとはもう連絡が取れなくなってしまいました。
あの日のA子たちはみんな揃って私をからかったのでしょうか。でも、私の空白の一時間はいったい…。
と、いうより、特別な力って何…!?オカルト好きとして一番気になるのはそこですが、
もう彼女たちに聞くことは出来ないので、永遠に謎のままになってしまいました。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。