大きな姿見

320 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/08/17(火) 21:52:49 ID:P9PLIsd70
携帯電波で思い出した。

高校で働いていたときの話。
文化祭が近く深夜まで準備に追われる生徒の相手をしていた。
いつもは年配の先生と私の2人で生徒の居残りに付き合い、
その後の学校の施錠点検も2人でやっていたが、
その日は年配の先生の都合が悪く、私1人で生徒の面倒をみることになった。
施錠点検には、最後に残った生徒3人を連れて見回りにでかけた。
校舎は東棟(教室棟)と西棟(教科棟)に分かれており、私達は東棟から見回りを始めた。
「下校時には必ず電気を消し、窓の施錠を確認すること」と
言いつけてあったせいか、東棟は全ての教室の消電施錠がなされていた。
続けて西棟も点検し、問題がなかったのでそのまま3人と共に西棟の出口へ。
出口を施錠後警備装置を入れ、生徒3人を下校させてから私は駐車場に向かった。

321 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/08/17(火) 21:55:58 ID:P9PLIsd70
駐車場から車を出そうとしたときポツンと光る教室があるのに気付いた。
「東棟の電気は全て消えていたのに…」
私は誰か不審者がいるのではないかと怖くなって、主任の携帯に電話をした。
「一つ電気のついたままの教室があるのですが、1人じゃ
怖いので主任来てくれませんか?それか、このまま見なかったことにして帰っていいですか?」
すると、主任は「んー今寝るところだから行かれない。明日休みだし消しておいて」と一言。
仕方ないので、来た道を戻り、怖いので彼氏に電話をしながら消灯にでかけることにした。
彼には事情を話し、「私に何かあったら警察に電話して」とまで話した。
ところが、西棟から東棟への通路にかかるところで、携帯が切れた。
よく見ると携帯の電波が一本も立っていない。
それまで一度も学校で携帯が使えなかったことなんてなかったのに。
その通路には壁に大きな姿見がある。ちょうどその手前で切れた。
その時なぜか「絶対今鏡を見てはいけない」という気持ちになって、全力疾走で通路を走りぬけた。
電気のついていた3階の教室についたときには携帯の電波はまた元に戻っていた。
彼の携帯に電話して聞くと、彼側の携帯は普通につながっていたらしい。
「話しかけても返事が全然ないから、心配したぞ」と言われた。
帰りは別の通路から西棟に回り、そのまま施錠をして帰宅した。

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