私とそっくりの

792 :本当にあった怖い名無し[sage]:2009/12/08(火) 19:12:16 ID:wSruKEGsO
あんま面白い話じゃないけど。
小5くらいの時、当時の私は塾と家庭教師とお稽古漬けの日々で
その日も学校が終わったら塾の予定が入っていた。
放課後にダベってるヒマなんてなかったんだけど、
その時は友達が鉱石のカケラを持ってきてて
(岩塩だったかな?いろんな欠片がひとつづつ木箱に入ってた)
私はそれに夢中で、早く帰らなきゃ!と思いつつ教室を出れなかった。

もう時間ギリギリで、ヤバイなあと思ってた時、別の友人が教室に入ってきた。
「あれ?○ちゃん(私)帰ったんじゃなかったの?」
私はずっと石の持ち主の子と教室にいて話していたのでそう言うと
「うそ!だって私を追い越してた帰ったじゃん」と譲らない。
話を聞いてみると

私とそっくりの髪型で(当時ポニーテール)
私とそっくりの背格好をして
私とそっくりの服装をした子が
友人の横を追い抜き階段をもの凄い勢いで駆け下りていったんだそうだ。

その友人とは凄く仲がいいからどんなに急いでても「バイバイ」と
挨拶をしないはずがないし
(その子も声をかけようとしてくれたけど猛スピードで出来なかった)
階段を降りる時に顔半分見えたけど、間違いなく私だったという。

塾の時間がせまってたから幽体離脱でもしちゃったか
ドッペルでも作っちゃったのかなーてことで落ち着いた。
そういうの大好きなお年頃だったし。
まあ友達の見間違いかなと思うのが自然だけど、放課後で校内に
生徒ってあんま残ってなかったし、都内のオフィス街にある小学校で
生徒数も少なかったから、自分とソックリな子がいたら知ってたと思う。
あれから長い月日がたったけど、たまに思い出す不思議体験。

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