- 久しぶりに巡回に来たついでに小話を
高校3年生の夏のことでした。
その日も勉強に手が着かず、ドラクエをダラダラとやっていました。
十字路を正しい順に行かないとふりだしに戻るところで行き詰まってしまいました。
気が付けば深夜一時を回っていて、もういい加減やめようかと思った丁度その時
テレビの右上1mほどのなにもないところで、「パアーン」と何かが弾ける音がしたのです
「これがラップ音か!」と、初の怪奇現象に喜ぶ反面、死んだ祖父が「いい加減にしろ」と
勉強を促しているのだと勝手に解釈して、素直に勉強することにしました。
- >>632 続き
勉強を始めて間も無く、自室で飼っていたオカメインコが騒ぎ始めたのです
地震が起こる直前に騒いだりするので、その日も警戒したのですが
今まで経験したことの無いほどの揺れが襲ってきたのです。
机にしがみついて椅子に座っているにも関わらず体勢を維持するのがやっと。
窓硝子は激しい揺れのせいか、「バンバンバンバン」とすごい音をたてていました。
時間にして1分程度で揺れは収まり、オカメインコも落ち着きました。
家族が起きてこないことに若干違和感を感じつつ、そのあとは集中して勉強に励みました。
翌朝、起きてきた家族に「あんな地震でよく起きなかったねw」と言うと、
家族全員が不思議そうな顔をして、「地震なんてなかったよ?」、と言うのです。
- >>632 続き2
確かに、新聞には地震について何一つとして書かれていませんでした。 家族の言う通り、勉強しているうちに寝てしまい夢でも見たのかと思いましたが、
あまりにも現実感があり、納得しきれずもやもやとしながらドラクエを始めたのです。
またしても迷いつつ、丁度昨晩、ラップ音がしたところまで来て閃いたのです
安直ですが、右上で音が鳴ったのは「右上に行け」、という指示だったのかな?
疑心暗鬼に試すとすんなりクリア出来てしまい、地震のことも理解出来ました。
孫のゲームに横槍入れて、無視されて部屋で暴れる祖父。
自分が生まれた時には他界されていたので、思い込みですが少し嬉しかったです。
雨戸してたことを思い出し、自分の目の前で暴れていたと思うと…
携帯からの駄文、失礼しました。