年賀状

164 :本当にあった怖い名無し:2008/12/21(日) 01:50:06 ID:Xo30AX/I0
この時期になると想い出すことがある。
私が小学校高学年の頃、冬休みに入り家で年賀状を書いていた。
従兄弟や友人宛てに十数枚ほど書き上げた翌朝、それらは忽然と消えた。
部屋中くまなく探したが見つからない。何かの拍子に過ってゴミと一緒に
捨ててしまったのだろうと、当時はあまり深く考えなかった。
親に小言を言われながらも新しい葉書を分けて貰い、書き直して投函した。
それで全てが終わったはずだった。
冬休みが明けた新学期の登校初日、葉書消失のことなどすっかり忘れていた
私はそこで信じられない体験をすることになる。
普段体操着や給食着などを収納する私物の用具入れの中にそれら無くなった
はずの年賀葉書を見つけた。しかもぐしゃぐしゃに丸められた状態で。
ワケが解らず、すっかり頭が混乱した。
冬休み中に学校へ行ったことなどは一度も無いし、まして施錠されて誰も
居ないはずの校舎,教室に入れるわけもなく。。
誰かのイタズラ?イジメ?あらゆる可能性を考えたが、私の自宅から夜中
にそれらをこっそり持ち出し、用具入れに丸めて放り込むことは大人でも
不可能に思える。第一そんなことをするメリットが無い。
気持ち悪くて友人にも相談できなかった。
あれは一体何だったのだろう。。

関連エピソード: