- 290 :本当にあった怖い名無し[sage] :04/10/31 11:31:23 ID:W8J+rOjS
- 幽霊なのかどうかも分からんけど、不思議な話し。
今年の初夏の頃、会社で研修の講師補佐をやってた。
翌日の研修内容を見直しして、色々やってる内に、気づくと夜の10時頃。
講師やってた先輩と別れ、駐輪場まで歩いていた俺は、何となく気になる光景を見た。
細い道路に1つの街灯、そんな暗い路地にヨタヨタ歩きの黒い影。
酔っぱらいか、妖しい人かな?とも思ったが、暗がりなのに、その黒い人影がやけにはっきりと見える。
俺は、気になり始めると道路標識の裏側とか、目に見えない部分が気になって仕方のない人なので、
じっと見つめていた。
ちなみに血液型はA型。
よく見ていると、その人物の動きがおかしい事に気づいた。
ヨタヨタ歩きではなく、住宅の塀に沿ってゆらゆらと揺れるような歩き方。
怪我でもしているんじゃないのか?と思っていると、その人は本当に物陰にもたれかかるようにして、
闇に溶け込むように消えてしまった。
倒れたか?と驚いて走り寄ると、そこは空き屋の玄関口。
門は固くベニヤ板で封印されていて、どこにも隠れる場所もない。
その時、後ろでガサゴソ音がして、びっくりして振り返ると、異様にデカい茶トラの猫がゴミ袋を漁っていた。
黒い人影は、俺の見間違いかもしれないし、もしかしたら、お化けだったのかもしれない。
しかし、俺の中では「猫又」説が最も有力だ。
…というだけの話し。長い割りには怖くなくてスマソ
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。