- 202 :本当にあった怖い名無し[sage] :04/08/18 15:37 ID:TvOlYnNX
- 昨日、UN街のDr.内村診療所をねっ転がって見ていた時。
ドアがドンドン叩かれた。もう12時過ぎてるし、泥棒か宗教だと思ってそろーっと玄関まで行った。
「どちらさん?」というと「オレオレ! オレだよ!」と男の声。
オレオレ詐欺の真似するのは一人しかいない。俺がドアを開けると、案の定友達が立っていた。
俺が文句言ってるとニヤニヤ笑って、手話で『ごめんごめん』って繰り返してる。
いつもみたいに髪を立ててなくて、まるで坊ちゃんヘアだった。 とりあえず部屋に入れてぺプシをだしてやった。それから俺はUN街の続きを見てた。
すると、友達がテレビのまん前にやってきた。
俺「邪魔だよ」
友「わかってるっつーの」
何怒ってんのかわからん。ともかくもUN街がつまらない終り方を見せ始めたので、そのままでバイトの話なんかしてた。
そうしてる間、友達の様子が何か変だ。
喋りながら視線がキョロキョロしてたり、俺の腕にぶら下がるみたいにねっ転がったり。
気持悪いなあ、と思いつつ、家庭環境複雑な奴だしそのままにしてた。
10分ぐらして、突然俺の肩に頭を乗せて下を向いて「あーーーーーー」とやりだした。
ゾクッとして固まる俺。なんだか二重に聴こえたからだ。
友「じゃあ帰るし」
俺「お…おう」
何をしにきたか分からない友達は、1時になる前に帰っていった。
で、今日。朝シフトの俺はバイト仲間と喋って血の気が退いた。
そいつは夜と朝2つの仕事をしてて、夜は友達と同じ仕事をしてる。
昨日UN街がやってたその時間、友達はホストの仕事真っ最中だったことだ。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。