バス停にいた親子

441 :本当にあった怖い名無し[sage] :2007/12/25(火) 07:14:32 ID:INg5CmxI0
昔の話なんだけど、真夏の真昼間、母さんと二人で近所の道を歩いてた。
多分買い物帰りだったんだと思う。
道路をはさんで向かい側にバス停があったんだが、母さんがふと足を止めた。
見るとバス停の方を凝視している。
何かと思ってそちらを自分も見た。
三人の親子がならんで立ってバスを待っていた。母一人、子供二人。
それだけなら全然おかしくないんだが、その三人、そろって目鼻口がなかった。つまりのっぺらぼう。
「え!?」と思ったその時、車が通り過ぎて一瞬三人が見えなくなった。
次の瞬間にはバス停には誰もいなくなっていた。
白昼堂々、それも二人揃って幻覚なんてまず見ないだろう。
今では狸に化かされたんじゃないかと笑い話になってます。

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