障子を開けて右側に

179 :本当にあった怖い名無し[sage] :2007/10/08(月) 19:48:13 ID:0FCvAIfa0
俺が体験した実話。
大分県の湯布院に宿泊した時の話。もう4年くらい前になるんだけど、1泊で行ってきた訳。
湯布院では結構高級な宿で名前は伏せるけど、1泊2二名様6万くらいの所。本館と離れ部屋があって離れ部屋に泊まった。
仲居さんに案内されて離れ部屋に到着。建物は純和風で中は3DK露天風呂付。露天風呂はその宿の敷地に沢山あるんだけど、離れ部屋にも付いていた。
引き戸の玄関を開けると横に廊下が走っていて、右と左の部屋に通じる障子があった。玄関で簡単な説明を受けて仲居さんは居なくなった。
結構綺麗でいい部屋にあたったねーって話しながらまずは右の部屋に。右の部屋は大広間で約12畳の和室。更に奥に台所でその先が露天風呂だった。
大広間に荷物を置いて離れに付いてる露天風呂を見に。簡単な垣根があったがちっさいなりに露天風呂。眺めは最高で他の大きめの露天風呂も一望出来た。
他の部屋も見ようって事で玄関の方に戻り左の部屋に。
障子を開けると薄暗い。
・・・・・ん?なにか居る・・・・人の気配がする・・・・・・・・
もう一度違和感のあった方を見る。そこには背丈が1Mくらいの壺があった。・・・・壺か。
部屋の電気のスイッチを点ける。部屋は12畳の広さの中華風な部屋だった。似たような壺が6個くらいあった。更に奥にドアがありその部屋が寝室になってるとの事だったので奥の部屋に入った。
奥の部屋は6畳の和室で布団が2組敷いてあった。ここで寝るんだねーと話した後、最初の大広間に向かう為に中華風部屋に入った。
嫌な予感がしたが壺しかない。ホッとして最初の大広間に戻る。お茶を飲みながら部屋綺麗だねーとか大きいねーとか話をするが、俺は中華風部屋の人の気配が気になって仕方なかった。
~続く

180 :本当にあった怖い名無し[sage] :2007/10/08(月) 19:56:17 ID:0FCvAIfa0
~続き
夕食前に温泉に入ろうって事で準備をして敷地内の露天風呂を物色しに向かった。宿の敷地内には大小の露天風呂が12くらいあってどれも堪能出来た。
食事は本館でしか出来ないって事で本館に。食事をしながら旅の話で盛り上がっていたが、やっぱり例の部屋の事が気になって仕方ない。彼女にふと聞いてみた。
「左のさ、中華風部屋あるじゃん、障子を開けて右側にさ、誰か座っていなかった?後ろ向きで」
彼女の顔が曇る・・・・・
「見えたの?」
「・・・・見えた」
霊感が全くなく今までそんなモノを1回も見た事ない俺だったが、どうやら見てしまったらしい。
「・・・・見えたのかあ。黙っていたけど居たね。確かに座っていたよ、後ろ向きで」
彼女は霊感が強くよくそういう得体の知れないモノに遭遇するって何回か聞いていた。
「大丈夫だよ。アレ。悪さしないみたい。折角の旅行だし話すと気分悪くなるでしょ?黙っていたけど見えたなら仕方ないね。大丈夫だから気にしないで」
と彼女が微笑みながら話すが俺はカクブルだった。
本館での食事が終わり、離れ部屋へと帰る。まだいるかなーって彼女は笑いながら話すが、俺は震えまくっていた。
玄関を開けて、左の中華風部屋の入り口の障子を見ながら彼女が言う。
「行ってみる?大丈夫だから」
部屋は全部電灯は消してあって暗い。大丈夫と言われたが怖いのと興味があるのとで複雑だったが中華風部屋に入る事に。
障子を開ける。視線は真っ直ぐ。左を見ないように・・・・・・
!!!!!!座ってる。視界にはハッキリと映らないけど居る!!!!!!
彼女が電灯を点けた。部屋を見渡す。壺しかない。障子を閉めて、右の大広間に行く。
~続く

181 :本当にあった怖い名無し[sage] :2007/10/08(月) 20:03:13 ID:0FCvAIfa0
~続き
大広間に入り、腰を落ち着ける。
「居たね~。座ってたw」
彼女は笑いながら話す。俺は確信したように彼女に話した。
「やっぱり座ってるんだ。初めてだけど怖いね。ハッキリと見てないけどあれは座ってるよ。後ろ向きで」
「なんなのかなあ?悪い霊じゃないみたいだけど」
彼女は首を傾げる。彼女の話だと人だが決して悪い霊ではないとの事。霊には色々種類があるらしいから大丈夫って説明受けた。
結局夜の間、中華風部屋の電灯を点けっぱなしで寝る事にして夜を過ごしたけど、朝は何も気配は感じなかった。
今考えると良い霊だったのかな?と思う。貴重な体験をした旅行でした。
~終わり

福岡の自縛霊の住んでるアパートの話があるけれで後日にて。でわでわ

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