- 516 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/12/01(金) 22:37:56 ID:3WDSwSrZ0
- 昨年の夏、友達とキャンプに行った時のことです。
みんなでワイワイ騒いで夕食も終わり、お酒もたらふく飲んで、
“そろそろ寝ようか”ということになりました。
みんな、お酒が入っていたので直ぐに就寝しました。
何時間かして、気持ちよく寝ていると、
「ピピピピピッー♪」と自分の携帯電話が鳴りました。
みんな、ぐっすり寝ているので小声で、「もしもし」と言うと、
相手「・・・・・・。」
私 「もしもし。誰?」
相手「あのぉ、佐藤さんですか?」
私 「違いますよ」
「プツッ」
間違い電話でした。なんか疲れ切ったおじさんの声でした。
「こんな夜中に間違い電話かよ。さあ、寝よ寝よ」
気を取り直して、再び、眠りにつきました。 - 517 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/12/01(金) 22:38:56 ID:3WDSwSrZ0
- 「ピピピピピッー♪」
また携帯電話が鳴り、再び起こされました。
私 「もしもし」
相手「あのぉ、佐藤さんですか?」
私 「違いますよ。」
「プツッ」
「また、あのおやじだよ。いい加減にしてもらいたいよな!」
多少腹が立ちましたが、眠いのですぐに寝ました。
しかしその後も、何度も同じ間違い電話があり、最後には本当に
頭に来て、携帯の電源を切って寝ました。
翌朝・・・、
「昨日、おやじの間違い電話が何回もあって寝れなかったよ」と朝食を食べながら
愚痴を言いましたが、みんなは“あっそ”て感じで取り合ってくれませんでした。
- 518 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/12/01(金) 22:39:37 ID:3WDSwSrZ0
- 友達との会話の中、“今回のキャンプはとても楽しかったので、もう1泊しよう”
と言うことになり、一言、家に連絡しておこうと携帯電話で家に電話しました。
しかし、電話は通じません。なぜなら“圏外”だったからです。
「あれ、圏外だよ。夕べ、間違い電話があんなに掛かってきたのに」
「お前寝ぼけてたんじゃないの?」
「そんなはずないよ。じゃあ、着信履歴見てみようか」
着信履歴を見ました。そこには・・・、
【18日 03:00 しにん 00000000000】
と入っていました。
みんな朝食を取った後、急いで撤収作業を行い、明るいうちに帰りました。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。