真っ黒い影

638 :本当にあった怖い名無し :2005/08/31(水) 05:47:17 ID:JMofSdZm0
五年ぐらい前の話だが。
当時、いわゆる遠距離恋愛って状態だったんだが、ある朝、五時ぐらい
だったかなあ、彼女から電話があって、すぐ来てくれって言うんだ。
訊くと「さっき部屋の中に男が入ってきた、怖い」って。
泣いてるし、声とか震えてるしさ、すぐに支度して朝イチの新幹線で
飛んでったわけだ。着いたのは昼頃だったかな。

「夜中本当にふいに目が覚めて、ふっと布団の中から足元のベランダの方を
見たら、真っ黒い影が廊下に立ってた。最初はカーテンかと思った。
(居間兼寝室~廊下~その廊下の向こうがベランダって間取りで、
ベランダのサッシにはカーテンがあったのだが、暑い日でサッシも
カーテンも開けっ放しだった)
だが、よく見たら影は人間のもので、しかも両手を真上に挙げて、
今にも(彼女に)襲い掛かろうとしているところだった。
自分を見つめる両目をはっきりと見た」

そういう話だった。
で、その次の瞬間、自分でも信じられないような大声で
うわああああああ!って叫んだんだそうだ。そしたら影は慌てて
ベランダから逃げた、と。

話を聞いたとき、ヘンタイ野郎が彼女を犯しに侵入してきたんだと思った。
で、その後、おれはボディガードってことで数日彼女のマンションに泊まった
んだが、結局それ以上何も起らず、おれは家に帰った。

639 :638 :2005/08/31(水) 05:48:28 ID:JMofSdZm0
と、そういう出来事を、さっきふいに思い出したんだが、
●彼女の部屋はマンションの六階。
(だからこそ彼女はベランダのサッシを開けっ放しで寝ていた)
●そいつはどうやって六階まで上がってきたんだろう。
で、どうやって下りたんだろうか。
(ベランダの排水管かなんかは壁についてて、それは一階までつながってる
が、スパイダーマンじゃない限り昇り降りするのは無理だ。隣近所に高いビルは
なく、おれの記憶でも、隣の民家の屋根はずいぶん下にある)
●逆光で影になって見えたのに、なんで両目だけはしっかり見えたんだろうか。
●襲い掛かろうとする男が両手を挙げるなんていう、マンガみたいなポーズ、
取るものだろうか。だいたい彼女は「寝ていた」んだし。寝ている相手を襲うのに…?

最後の疑問が思い浮かんだとき鳥肌たった。
ちなみに彼女とは別れたので今事実関係確認できず。

女の子

617 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/29(月) 21:27:14 ID:v+i7a1Yl0
子供の頃、夏休みに父方の祖母の家に行くのが恒例だった。
ある年、近所の氏神さんに遊びに行く途中の農道で、同年代の子供と出くわした。
ずっと一人で遊んでいたので、連れができたのがうれしくて、一緒に氏神さんの
裏の林で虫取りしたりして遊んでた。
あたりが暗くなってきたのと、疲れたので、そろそろ帰るとその子に言うと、
まだ時間が早いよって何度も引きとめられた。
何度目か引き止められた時、お腹もすいたしと思って
「今日おばあちゃんがカレー作ってくれる、早く帰りたい」
と言うと、その子はあきらめたような顔をして
「明日また遊んで。どこの家にいるの」
って聞かれた。
祖母の家を教えて、分かれてしばらく歩いていると、氏神さんのうらで遊んでたは
ずなのに、ぜんぜん知らないところへ出た。
しかも、さっきまで夕日が差してたのに真っ暗。
慌てて夜道を走り回って見知った道まで出たら、近所のおばさんがこわばった
顔で声を掛けてきた。
なかなか帰らないので、近所の人が総出で私のことを探してた。
時間を聞くと、夜の11時。
家に帰って顛末を話すると、真っ青になった祖母が、お守りみたいなのを
私の首からさげ、手のひらとか背中とかに墨汁で字を書いた。
それから、家に帰るまで、一人で外出はさせてもらえなかった。
あの女の子はいったいなんだったんだろうな、と今になって思う。

河に怒られた

604 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/29(月) 16:30:40 ID:ODdYxf+E0
小学校3年の頃の話。
遠足で河原に行った。御弁当も食べ終わって、みんな思い思い遊んでた。
私は仲良し3人と河べりから河に向かって石を投げて遊んでた。
最初は水切り(平べったい石を投げて川面で跳ねさせる遊び)とかして、
何回跳ねたかを競い有ったりしてたんだけど、その内手当たり次第に石を投げて、
どこまで遠く飛ぶか?見たいな遊びに変わっていった。
ふと手にとった石が、自分の握りこぶしより一回りくらい小さく、楕円で握り心地も良かったので、
なんか凄く飛びそうな気がして思いっきり投げた。
石は…思った程飛ばなかったんだけど、ポチャンと水面に落ちた瞬間
ドスッと私の下腹部に何か当たった。鈍い痛みと重さを感じたんだ。
??何今の??って思って足元を見ると、今さっき自分が投げたはずの楕円の石が転がってた。
河に投げ返された??とか思って子供ながら凄く混乱したけど、
なんとなく河に怒られちゃったような気がした。
それ以来、無闇に河に石を投げたりするのをやめた。

584 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/28(日) 20:00:08 ID:czTPgf8VO
これは20位前にあったマジ話
俺が5歳位の時、兄弟3人で家の前にある庭でゲートボールのような事をして遊んでいたんだ。
すごく天気が良かったのに
暫くして突然あたりが暗くなり大雨、雷も鳴ってたな…
兄と姉はすぐ家の中に避難したが、俺は何故かボーっと空を見てたんだ
そしたら見ちゃった
雲と雲の間の僅かに残った青空を見てたら
隙間から
鬼がこっちを見ていた…
絵本なんかに描かれてる雷様みたいな鬼だったよ
その当時、誰に話しても信じてもらえなかったなぁ…
最近まで忘れてたよ

ボールペン

471 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/24(水) 13:40:44 ID:LpP9gog00
前バイト先でボールペンをなくした。別に安いボールペンだから気にせず次から
新しいのを使ってたんだけど、ある日新しい方のボールペンを落とした。
その瞬間に「あっ!」と思って手を伸ばしたらペンが落ちる瞬間もう一つのペンも
落ちてきた。二つ同時に床に落ちて「あれ?」っと思ったらだいぶ前になくしたペンだった。
バイトの制服に引っかかっていたのを今まで気がつかなかったのなかと疑ったけど
ペンをなくした後に制服を新しい奴をもらって使っていたのでペンが引っかかっていた
と言う事はない。
古い方のペンは落ちるところは見ていなくて、新しい方が床に落ちた瞬間にもうひとつ急に
現れた。自分の頭上には何もなかったし、床にペンが転がっていたらペンを落とす前に気づくはず
しかもその時その場所には私意外誰もいなかった。

寝坊

447 :本当にあった怖い名無し :2005/08/22(月) 17:07:28 ID:ZYeL7XuX0
先週の土曜日に大阪のホテルに泊まった。
さすがに疲れすぐに轟沈、そうそう何故かその部屋には目覚まし時計が無く、電話のモーニングコールで6時にセットしていた。
2時ごろ目が覚め、部屋に会話のように「ぼそぼそ」の音が響いていた。
なんだろうな?内容を聞こうと思っても聞き取れず。
まぁいいやと思い、眠くなるまでTVをかけみていた。
相変わらず「ぼそぼそ」と聞こえる。
3時半ごろ寝る番組も無くなったし寝るが、相変わらず「ぼそぼそ」聞こえる。 奇妙な夢を見た、部屋に20代の姉妹と思われる女が二人、
「目覚ましを妨害してやった。あーあ寝坊したよ、飛行機を乗り遅れた。」「やったね。ざまミロ」など寝坊をさすように動き、
成功を喜ぶ発言をしていた。
おきたのは8時すぎ、確かに寝坊した。
電話式のモーニングコールは仕掛けたが・・・・ならなかったのか・鳴って自分が消したのか・・
それはわからない。
ただ真夜中に聞こえていた「ぼそぼそ」は消えていた。

お客

412 :本当にあった怖い名無し :2005/08/20(土) 01:28:21 ID:bwHRY/c80
先週の土曜日の職場にて。
職場は小さな店である。
入り口は右と左、2つあるんだけど、私達店員のいるカウンター・作業場から2mくらいしか離れていないし
呼び鈴が鳴るのでお客さんが来たらすぐに分かる。
左側の入り口は小さな商品棚、右側の入り口にはカウンターにそれぞれ面している。
カウンターから商品棚は置いてある機材と角度の関係で、丁度死角になってる。
その日、左の入り口からお客が入ってきた。小学校高学年くらいの女の子だった。
その時、店にいたのは私と同僚の2人。
お客さんが来たので「いらっしゃいませー」と2人で声をかけた。
その間に入り口の自動ドアは閉まり、彼女は商品棚に向かった。
あぁ商品欲しいんだな、って思って、彼女が商品を持ってくるのをカウンターで待っていた私。
同僚はカウンターの後ろの作業場で作業をしている。
ところが、待てども待てども彼女はやって来ない。
っていうか、人がいるような気配が感じられない。
気配のことは気のせいだろうと思ったが、いかんせん遅い…でももう少し待ってみることにした。
商品を長いこと選んでるお客さんってのは結構いるから。
でも、もう5分以上彼女は商品棚の前に陣取っていることになる。
30秒ほどで見渡せてしまうような商品棚なんだから、これは遅すぎると思い
カウンターを抜けて見に行ったら…商品棚の前、誰もいなかったんだ。
目の前の光景が信じられなくて同僚に言った。
「今お客さん来てたよね?女の子、来たよね?」
「うん、来た来た。どうしたの?」
「…誰もいないんだけど」
「え…」
店に入って来たんだから、いないってことは出て行ったんだろう。
店は狭い。お客さんの入るスペースは商品棚とカウンターの前しかない。
店の入り口はカウンターから見渡せる。
私はカウンターにずっと立っていた。彼女が出て行ったらすぐに分かるはずなのだ。
だけど私が立っていた間、入り口は開いていない。誰も出入りしていない。
あれは一体何だったんだろう。

ジャンボジェット

409 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/19(金) 23:50:57 ID:TyE3q7/40
小学生の頃、授業を受けているところで
窓際の席だった自分は、ふと校庭に目を向けました。
驚いた事に、翼が虫食い状態で半透明な
ジャンボジェットが校庭に降りてきました。
直角に着陸するのではなく、グライダーが降りる時
みたいにふわっと。
流石に、誰に話しても信じて貰えない話なので
誰にも話してません。

スイカの種

285 :本当にあった怖い名無し :2005/08/15(月) 17:43:55 ID:o/nTwMIn0
ある夏の日、1個の大きなスイカを買ってきて食べた。
とても甘くて美味かった。
食べ終わってから、イタズラ心でこのスイカの種を庭に植えてみた。
季節は暑い夏。1週間もすると、次々とスイカが芽を出し始めた。
そうなると、だんだん面白くなってきて、毎日水をやったり、雑草をとってやったり
いろいろ世話をしていた。 しかしある日、長期間家を留守にしなければならない事情ができ、帰宅したのは
木枯らしが吹く季節になってからだった。

スイカがどうなったか気がかりでもあったので、帰宅後すぐに庭を見に行った。
案の定、スイカはほとんどが枯れていた。
がしかし、一本だけ枯れずに残っているものがある。
しかも、それにはゴルフボール大の、スイカの実が生っていた。

俺をそれを手にとってみて、ふと思った。
「コイツは俺にこれを見せるために、この寒空の中、ずっと耐えていたんだ」
そう考えたら涙が出た。
スイカは次の日、安心したように枯れていった。

「17だぞ…17…」

244 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/13(土) 18:05:57 ID:UO3CNPGG0
高校生のころの話。
ふと目が覚めて枕元の時計を見ると午前1時を回ったぐらいだった。
一瞬目を閉じてふと目を開けると、俺の体の上にネコが二本足で立っていた。
幽霊体験したこと無かったからマジびびった。体を動かそうとオモっても動かなかった。
そしたらその変なネコは俺の体にまたがって顔を覗き込んで来た。そして
「お前のこといつも見てるからな。」って言うんだ。
「お前には俺がいつもみえないんだね」みたいなことも言ってた。
その後しばらくネコは俺の顔をじっと覗き込んでいて、俺が黙ってる(てかしゃべれない)と
「お前死にたくないよね?」と言った。俺が当たり前だと思った。そしたらネコが
「17、17、17…」って繰り返しつぶやきだした。俺はそのとき16歳だったから
俺は17歳で死ぬのか、と思ったら「お前が死んだら俺はどうなるんだよ?」って声がした。
そして俺の頭を触ると「17だぞ…17…」といって消えた。
未だに何も起きてないがこの17って何なんだろう?そしてあのネコはなんだったんだろう?

眼鏡

230 :本当にあった怖い名無し :2005/08/13(土) 01:07:24 ID:4KTNyHfX0
俺の唯一の不思議体験を。
大学生のとき、朝起きたらTVをつけるのが日課のようになってた。
で、その日もTVをつけて眼鏡をかけようと机の上の眼鏡を取ろうとしたら…
眼鏡が分解されていた。
フレームの右耳にかける部分がはずされ、ネジとゼンマイが横に置かれていた。
「えっ、なんだこれ!?」と軽くパニック。
寝る前には普通に眼鏡はずして机の上に置いただけなのに…。
しかもフレームを外すには小型のマイナスドライバーがいるが俺は持ってない。
だからフレームをとりつけることもできず、
仕方ないから横に置かれていたネジとゼンマイを持って眼鏡屋に行きとりつけてもらった。
いまだに謎。
ちなみにその時の眼鏡を今でも使ってる。

待ち合わせ

224 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/08/12(金) 12:13:16 ID:OBdohL7W0
数年前、友人と地元の駅で待ち合わせをした。
改札前のとこで待ってるから、とあらかじめ具体的な場所を指定しておいた(当時は俺も友人も携帯を持ってなかった)。
で、その時になってもいっこうに友人があらわれない。小さな駅なので、来ていればすぐ分かるはずである。
彼は時間にルーズなほうだったので、いつものことか、と割りきって、しばらく待ってみることにした。
ところが、1時間待ってもあらわれない。場所も時間もきちんと伝えたはずなのに。
腹が立った俺は、仕方なく帰る事にした。後で友人に、どんなメンチの切り方をしてやろうかなどと考えながら自転車をこいだ。
次の日、自宅に友人が来た。謝るのか?上等だ。などと考えていた。
が、友人もなんか不機嫌そうだった。
(なんでお前が怒ってるんだよ!)と思いながら部屋に招いた。
昨日のことを切り出そうとした時、友人は言った。
「なんで昨日来なかったんだよ。」
「は?」
「何分待ったと思ってんだ。」
「・・・?? 意味わかんねーし。お前こそ(ry」

勘の良い人ならわかると思うが、友人は、定刻にその駅のその場所に来ていたというのだ。
友人の話し方・怒り方から、嘘を吐いている風には見えなかった。
単に、二人が二人ともお互いを見つけられなかっただけなのだろうが、そんなに大きな駅ではないのだ。

全然怖くないし意味わかんないと思うけど、これは不思議だった。
あまりにも不可解なので、俺は、友人の壮大な釣りだった、と思うようにしている(実際そうかも知れない)。

五人

198 :本当にあった怖い名無し :2005/08/09(火) 22:01:34 ID:w9AU875SO
子供の頃の変な記憶にも書いた話だが
小一の時、興味本意で学校のプールの下の空間に友達と一緒に入ったことがある。
メンバーは、俺を合わせて五人いた。
出てからちょっと後に、危険だからと校長が入り口を封鎖してて、それを見たときうっかり俺らそこに入った、と言ったがために探検がばれて担任に呼び出されたんだが、何かおかしい。
呼び出されたのが、六人居る。
さっきも言ったとおり五人のはずだから、俺が「A君はいませんでした」と言うと、
AはBがいなかったといい、BはCがいなかったといい…
俺がいなかったとすら言う奴が出てくる混乱っぷりで、先生は嘘ついてる子は言いなさいと言うんだが、誰も名乗りでない。
結局全員自分はプールの下に入ったと言ってるから全員怒られたんだが、今でも俺の記憶の中の「プールの下探検隊」のメンバーに、Aの姿は無い。

「・・・戻せ」

183 :1 :2005/08/08(月) 22:27:04 ID:Q9TlGBtu0
私が友達から聞いた話を紹介します。とりあえず、A君(学生)としておきます。
私の実家は田舎の方で、田んぼが多い地域を想像していただければわかると思います。A君の家の近くもそのような感じです。
私とA君が通っていた学校の授業が終わり、A君が学校から帰るとき、いつもと同じ道で帰るのはつまらないと思ったようで、少し違う道を歩いてみたそうです。
いつもとは違う景色を見ながら歩いている時、50センチ くらいのお地蔵さんを見つけたそうです。
近寄ってよく見ると、その隣に狐のような、猫のような形をした、なんとも言えない10センチくらいの石が立ててあったそうです。
A君はいたずら心が働き、その石を倒したそうです。それほど強い力で倒したわけではないのに、その石が真っ二つに割れたそうです。

そして、A君はそのまま帰宅し、石を倒したことなど気に止めず眠ろうとしたそうです。
電気を消し、布団に入った直後、金縛りにあったそうです。
ゆっくりと白い塊がA君の目の前に現れ、A君の耳元で「・・・戻せ」「・・・戻せ」「・・・戻せ」という声がしていたそうです。
その状態が1分くらい続いた後、白い塊がだんだん白い着物を着た女性の姿に変わったいったそうです。
その女性の顔は凄い形相だったようで、A君がその女性の顔を見た瞬間、さっきまで聞こえていた「・・・戻せ」という声は止まり、
その女性がゆっくりとA君に近づいて、A君の顔から5cm ぐらい手前まで近づいてきたそうです。
そして、ものすごい大きな声で「戻せ!!!」と言われたそうです。
A君はそこで気絶してしまったようで、起きたときには女性の姿もなかったそうです。

184 : :2005/08/08(月) 22:28:17 ID:Q9TlGBtu0
学校へ登校したとき、私に、上記の体験談を話してきました。
私 「それは、まずいよ。マジで。その石、どうにかして元に戻さないと...とりあえず、接着剤でも使ってさぁ」
A君「いや、俺は、闘う!」

普通の人間ならば、ここで石を戻そうとするはずなのですが、A君はなんと、闘うと言いはじめたのです。
私はその日、休み時間中説得を続けたのですが、私の説得もむなしく、彼は「闘う!」の一点張りでした。
なぜ闘うのか聞いてみると、

A君は「気絶させられたのがむかついた」と言い放ちました。

ある意味凄い人だとも思いましたが、彼の異様とも思える意思は変えられそうになかったので、私は普通に帰宅しました。

次の日、私はA君を心配しながら登校したのですが、A君は学校へ登校していました。
顔が明らかに青ざめ、目が腫れていて、疲労困憊といった感じだったのをしっかりと覚えています。
「A、昨日どうだった?」と尋ねました。A君はゆっくりと話してくれました。

A君は昨日、木刀を用意し、サバイバルナイフを腰に身につけ、自分を奮い立たせるため、夜12時くらいから酒を飲みはじめたそうです。
そして、2時くらいになった時、「・・・戻せ」の音が聞こえ、白い塊が出現したそうです。
部屋の電気がついているにも関わらず、訳のわからない超常現象が発生したため、かなり怖かったそうです。
A君は恐怖を振り払うため、とにかく、その白い塊に向かって木刀を振り回したそうです。
当たる寸前でその白い塊は消え、消えたと思った瞬間、背後に回っていたそうです。振り回しても振り回しても当たりそうになく、
また、「・・・戻せ」という声とともに、ひどい耳鳴りがして、耳の奥がひどく痛かったそうです。
木刀を振り回している最中、自分の部屋にあったステレオを殴ってしまったため、外へ出て闘おうと考えたそうです。

185 : :2005/08/08(月) 22:28:51 ID:Q9TlGBtu0
裸足のまま玄関を出て、とにかく走りつづけたそうです。
そして、闘いやすそうな草むらに着いて、300 メートルくらい離れているA君の家の方へ向かって A君「かかってこい!」

と大きな声で怒鳴ったそうです。
(ちなみに、田舎の方であるため、周りにはほとんど家もなく、田んぼが広がっているだけです。)

すると、A君の家から白い塊がゆっくりと上空へ浮遊し、30 メートルくらいの上空で、フワフワと浮いていたそうです。
あちこちをフラフラと漂った後、まるで鷹が獲物を狩る瞬間のように、急降下でA君 のそばに近づいてきたそうです。
A君もさすがに怖くなったのか、とにかく大きな声を叫びながらその白い塊を待ち構えたそうです。
急降下する白い塊が段々と近づくにつれ、その白い塊が昨日の女性になっていたことに気が付いたそうです。
昨日と同じ凄い形相で、A君へと近づいてきたそうです。
A君との距離が2メートルくらい手前まで近づいたとき、木刀を懇親の力で振ったそうです。
やはり、当たる寸前で女性は背後に回ったそうです。
そして、耳元で、「戻せ・・・、さもないと・・・」とささやいてきたそうです。
A君はあまりの恐怖に狂乱状態になり、とにかく、泣きながら木刀を振ったそうです。
振っている最中も、「戻せ・・・」という大きな声がし、頭痛が酷かったそうです。
A君も体力が尽きてきたそうで、木刀を振るのはやめて、その女性から距離を保つために走りました。
そして、ゆっくりと近づいてくる女性に向かって、腰にあったサバイバルナイフを投げたつけたそうです。
その瞬間、なんと前へと投げたはずのナイフが自分の方へと向かって飛んできたそうです。
それから記憶がないそうです。

186 : :2005/08/08(月) 22:31:21 ID:Q9TlGBtu0
A君は目がさめたとき、自分の部屋で寝ていたそうです。
A君の母親が言うには、A君が草むらの上で眠っているのを近所の人が見つけ、A君の家まで運んでくれたそうです。
私は酔って幻覚でも見たんだろう、そんな風に考えながらA君の話を片付けようとしたのですが、次の話を聞いて固まりました。
なんと、彼の両手には、あの時割った石が握られていたそうです。
近所の人が、がっちりと握り締めていたものだから持ってきたと言ったそうです。

A君は疲れ果てていましたが、とにかく石を元に戻さなければいけないと感じ、できる限り慎重に、接着剤でその石をくっつけたそうです。
そして、お地蔵さんのところへその石を戻し、手を合わせ、何度も何度も謝り、
高いおまんじゅうをお供え物として出しておき、登校してきたそうです。

お地蔵さんや、その周辺にあるものを粗末に扱うととんでもない目にあうらしいので、みなさん気をつけましょう。

授業中に

114 :本当にあった怖い名無し :2005/08/02(火) 14:03:37 ID:pLqw8Tu3O
厨房のころのはなし。授業中に一人消えた。(K君とする) たしかに授業始まる前にはいたんだよね。
(何人も目撃し、K君と会話をかわした奴も多い) 授業中にトイレなどで席を外した者はなく、(これは先生がはっきり記憶している) しかもK君の席は窓際の前から2番目。
出ていったとしたら誰かが気付くはず。 K君の後ろの席の奴は
「まったく記憶にない。いつからいないのか分からない。」 点呼の時は間違いなくいた。(
先生が全員点呼をとり、出席を確認している) ちなみにK君は友達も多く、決して地味な存在ではない。 その後クラスみんなでK君を捜索。
…K君は風邪で学校に登校していなかった。 これはわが母校の七不思議の一つになっている。
先輩のはなしによると過去にも同様の事件があったようだ。 長文スマソ

白い霧の様な物

111 :その1[sage] :2005/08/02(火) 11:01:58 ID:HUCHXpfaO
ビデオカメラ越しでなら見た事あったかな。
今から10数年前、当時仲良かった奴等と海水浴に行った時の話。
現場に着くや否や砂浜の雰囲気が何かおかしい。遊泳客が皆、50m程
離れた岩場の方を見ている。
どうやら子供が1人溺れている様で、俺等は丁度その救出現場に出
くわした形になった。
そして今思うと非常に不謹慎なのだが、救出劇を納めようと手にし
てたビデオカメラを咄嗟に溺れている子に向け撮影したのだが、その子
が浮き上がる度にその子の頭から肩に掛けて白い霧の様な物も浮か
び上がる。

112 :その2[sage] :2005/08/02(火) 11:04:54 ID:HUCHXpfaO
溺れ方も妙で、真下に沈むのではなく上半身を何かに引っ張られる
かの様に仰け反りながら沈む感じ。
最初、肉眼では霧が見えないから光の反射か何かか?とも思ったが、
ファインダー越しに良く見るとその霧……顔があるんだよね…。
それが見えた瞬間から溺れてるその子に何かがおぶさってる風にし
か見えなくなり、直ぐ様そこで撮影を止めた。
まぁ助かったのは良かったのだが俺はそれ以来、ビデオカメラに若干の
抵抗がある。

…っえ? そのビデオカメラとテープはどうしたかって??
友人に4000円で売っちゃいますたw